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投資初心者でもデイトレードはOK?メリットとデメリットは?

投資初心者でもデイトレードはOK?メリットとデメリットは?

徳田陽太
徳田陽太
記事の難易度:★★☆☆☆

一口に株式投資と言っても、利ザヤを狙う短期取引を得意とする投資家から腰を据えた中長期投資をメインにする投資家にするまで、幅広く存在しますが、投資と聞くとデイトレードに代表される短期投資がイメージされることが珍しくありません。

今回は、投資初心者が投資と聞いてイメージされるデイトレードをするメリットとデメリットを見てみましょう。

デイトレードとはどのような投資手法なのか

デイトレードとは、その名の通り最長でも1日単位(単日)の売買で利益の獲得を目指す取引です。

短期間での取引が中心となる以上、市場が開いている間はずっと値動きを追う必要があるので、サラリーマンや日中働いている人には難しい投資法です。

変貌を遂げるデイトレードのスタイル

ひと昔前までは、自宅のパソコンに張り付いて取引をしているデイトレーダーは少なくありませんでした。しかし、スマートフォンの普及で、そんな取引の在り方も変化してきました。

スマートフォンの取引アプリを利用すれば、いつでもどこでもクリック一つで注文できます。また、保有銘柄の値動きもアプリで一元管理できるので、そもそも自宅で取引する必要性はかつてほど大きいものではなくなっています。

デイトレードのメリット

デイトレードの最大のメリットは、短期で利益を獲得できる点にあります。単日での大きく殖やすのは簡単ではありませんが、小さな利益をコツコツと積み重ねることで資産増を狙えます。

どちらかと言えばデイトレードは、日々の小さな利益を積み上げることで、結果的に大きく資産を増やすのが一般的です。

悪材料の影響を受けにくい

日計り商いであるデイトレードは、単日で売買を完結させるため、原油価格の下落や急激な為替変動など、悪材料の影響を受けなくて済むのは、デイトレードにおける大きなメリットです。

ある銘柄の悪材料が出回りはじめても、その情報を素早くキャッチして取引に反映する俊敏さと能力があれば、大損する前に回避することができます。

デイトレードのデメリット

寄付時に売買が集中する銘柄も多く、前場だけで取引を終える銘柄も珍しくありません。それでも、ほかの取引と比べてマーケットと向かい合う時間は他の取引と比べて長くなることは、やはりデメリットの一つでしょう。

その差は、デイトレード以外の投資スタイルを取る投資家と比べると明らかです。為替動向や同業他社の株価動向だけではなく、マーケット環境までチェックして、日々の取引戦略を立てる必要があります。デイトレーダーになるということは、生活の主体を日々の取引に合わせるということなのです。

続けるには強いメンタルが必要

デイトレードのもう一つのデメリットは、連敗したときの心理的なダメージが無視できないことです。取引間隔の短さから、他の投資法と比べると短期的に負けたときのショックが大きくなりやすいのです。

投資家の共通心理として、負けが込むと早く挽回しようという焦りから無謀な取引に走り、さらに損失を背負うケースがあります。リスク管理のためには、ハイリスクローリターンな取引に踏み出したくなるメンタルのコントロールが欠かせません。

必要なのは自分の投資ルールに従うこと

デイトレードでリスクを最小化するためには、メンタルコントロールだけではなく、一定の取引ルールを定めて、そのルールに従った取引が重要です。

デイトレードでは、上にも下にも深追いしすぎないためにも、あらかじめ投資ルールを作成することをおすすめします。

リスクとメンタルコントロールに有効な投資ルール

何パーセント利益が上がったら売却するのか。あるいは、どの程度値下がりしたらロスカットするのか。これらの取引ルールを事前に定めることは非常に重要です。

自身の設定した取引ルールに従えない投資家は勝てません。損失軽減や欲張りすぎないための予防線として、自身の取引ルールをしっかり機能させましょう。

まとめ

デイトレードはメンタルが物を言う取引であり、安定した取引のためにはメンタルコントロールが非常に重要です。ある程度メンタルコントロールに自身があれば、デイトレードにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。

ただし、投資額がそれなりだと、利益もそれなりで終わってしまいます。自身が求める利益水準やどのくらいのスパンでの利益獲得を目指すのかなど、自身の意向に合わせて投資スタイルを決定しましょう。

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