
株式を買う、株式を売るってどういうこと?
ある会社が発行している株券を購入してその会社に投資するのが株式投資です。株式投資にはどのようなメリット・デメリットがあり、社会的にはどのような意味があるのでしょうか。
今回は、株式投資のメリット・デメリットやその意味や、そのメリット・デメリットについて見てみましょう。
この記事のもくじ
株主になることは会社経営に関与すること
株式投資で株式を購入することは、会社の株主になることを意味しています。株主になれば配当や株主優待を受け取れるだけではなく、株主総会に出席したり会社経営に対して発言する権利を得られます。
経営陣は株主に対して会社経営や業績を説明する義務があります。業績低迷・悪化が顕著なら株主が離れて株価下落を招き、経営陣の入れ替えにもつながります。このように、経営者には利益を出すことが求められているのです。
株価は市場での人気投票の結果
株式投資にはある企業の株式を買いたい人と売りたい人が参加していて、購入したい人が多ければ株価は上がり、少なければ株価は下がります。
経営者は株価上昇のため、市場参加者に株式価値を認めてもらう必要があり、業績向上に日々努力する使命を負っているのです。
株主になることのメリットとデメリット
株主の最大のメリットは、株価の値上がりによる値上がり益(キャピタル・ゲイン)を得られることであり、株主は成長性を期待している人がほとんどです。
また、株主になることで受け取れる配当や株主優待の有無や金額は、健全経営をしているかの指針にもなります。
株主になるデメリット
株主になることのもっとも大きなデメリットが、株価下落による資産へのダメージです。家の金庫に100円を入れておけば、その額面は100円のままですが、100円で買った株式が80円に下がれば、20円を失ったことになります。これが預金との大きな違いです。
また、所持している株式を発行している会社が倒産してしまえば、投資したお金は0になります。株式は救済処置がないため、資産運用の対象としては大きなリスクがあるとも言えます。
株式を売却する意味
株式を持ち続けていれば、その会社の株主であり続けます。株式を売却するという行為は、売ることで売却益を得るだけではなく、その会社に対する株主としての権利も放棄するということになります。そのため、株主であることで受け取れる配当や株主優待が手に入らなくなってしまいます。
株式の売却タイミングはいつなのか
株式の売却タイミングは、株価が値上がりして利益確定できるときが理想ですが、予想外に株価下落したときでも、損失を一定程度におさめるために売却することもあります。
大きな損失を出す前に売却することを損切りと言います。株式投資を続けるためには、この損切りが重要になるのです。
まとめ
株式を購入するということは、会社の株主になることであり、その会社のビジネスに参加することでもあり、経営や業績の見方を知ることが必要です。
また、株価が上昇した時に売却すれば、売却益を得ることができますが、値下がりすることで損失をこうむるリスクもあります。株式投資をするときにはメリットとデメリットを十分に検討してからはじめることが欠かせません。
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