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投資信託と株式ってどう違うの?

投資信託と株式ってどう違うの?

株の知識レベル:★☆☆☆☆

投資信託とは、「多くの投資家から資金を集めて、それを専門家が株式や債券などで運用する」という仕組みの金融商品です。株のように、投資する特定の銘柄を探す必要はなく、投資方針を見て投資信託を購入することになります。投資信託は、うまく使えば、投資初心者でも資産を増やしやすい方法になります。株式投資とどのような違いがあるかを理解しておきましょう。

投資信託では、個別銘柄を選ばない

投資信託は、多くの投資家から集めた資金で、専門家が運用をします。その結果、運用で利益が出れば、投資家に分配するという仕組みになっています。利益が出ていなくても、「投資資金の払い戻し」という意味で分配をする投資信託も少なくありません。実際に運用するのは専門家がおこない、少しでも有利な価格で取引できるようにしてくれます。また、どの株や債券を購入するかも判断してくれるため株式投資のように、銘柄分析をする必要はありません。

投資信託は、運用方針を見て選ぶもの

投資信託は単に「資金を出せば、利益が出るように運用してくれる」というものではありません。それぞれの投資信託には、運用方針が定められています。投資先が日本国内か海外も含むか、国債などの債券にのみ投資するのか株式にも投資するのか、さらに「成長性がある株に投資する」、「○○業界に投資する」といったものもあります。投資家は、それぞれの投資方針やこれまでの実績を見て、自分が投資したいと思う投資信託を選ぶ必要があります。

投資信託のメリット:分散投資ができる

投資信託と株式ってどう違うの?

投資信託のメリットは、分散投資ができることです。個人投資家は投資資金が限られるため、株式投資で購入できるものは数銘柄程度にとどまるでしょう。その保有している銘柄の一つが倒産してしまうと、一気に資産を失ってしまいます。投資信託は、多くの投資家から集めた資金で多くの銘柄を購入して保有しているため、1社が倒産してもダメージは限られます。また、個人投資家ではなかなか手が出ない「値がさ株」や、比較的安定した収益が期待できる「債券」、海外の株式に投資することも可能です。

投資信託のメリット:売買の手間が少なくなる

投資信託は、専門家が日々の売買をおこなってくれます。投資家がするのは、投資信託の購入と売却のみで、普段の売買の手間はかかりません。どのような銘柄を購入するかも、あらかじめ決めた投資方針に従って、専門家が決定してくれます。株式投資では、将来性が期待できる業界の中で、どの企業がより大きな成長をしそうかなど、会社の情報や決算説明会の資料などを分析します。しかし、投資信託では、投資方針の良しあしを判断するだけで、それ以上の日々の手間はかかりません。

投資信託のデメリット:株式投資よりもコストが高い

投資信託は、専門家に投資に必要な作業の多くを任せることができます。しかし、それにはコストを支払わなければなりません。投資信託にかかるコストは、主に次の三点です。

  • 購入時手数料
  • 信託報酬:日々の運用作業にかかる経費
  • 信託財産留保額:売却時にかかるコスト

特に、信託報酬は、投資信託を保有している期間中、毎日かかってくる費用で、「年○%」と決められています。高いものでは年2%程度かかりますが、信託報酬を下回る利益しか出せなかった場合には、損失を出してしまうということになります。日本の投資信託は、欧米のものに比べてコストが高いと言われており、その分だけ利益を出しにくいとも言われています。今すぐに安くなるとは考えられませんが、長い目で見れば、徐々にコストが安くなっていく可能性もあるでしょう。

投資信託のデメリット:大きな利益を狙うのは難しい

もう一つのデメリットは、投資信託だけでは多額の利益を出すのが難しいということです。これは、分散投資ができるというメリットの裏返しですが、分散投資でリスクを下げようとした分だけリターンも小さくなってしまいます。ただ、世界での成長産業や安定的に収益を上げられる銘柄に投資する投資信託の中には、年平均で5~10%程度の収益を上げ続けているものもあります。「どのような業界が成長していきそうか」という視点で情報収集して、将来有望なものを見つけることができれば、投資信託でもそれなりに大きなリターンも期待できます。

まとめ

これら以外にも、投資信託は仕組みが理解しにくいことなどのデメリットがあります。「コストがかかるばかりで利益が出ないものだ」という先入観を持っている人も少なくない投資信託ですが、購入するときに自分でしっかりと考えて選択すれば、よいものが見つかるはずです。特に、株式投資をするのは手間がかかりすぎると考えている人には、投資信託は検討すべき金融商品と言えるでしょう。

大阪でファイナンシャルプランナーとして活動。
資産運用に関する記事やビジネス関連の記事を多数執筆。
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