
投資信託とは?投信運用のメリットとデメリット
株式投資のだいご味は自分で銘柄を選んで投資することですが、投資初心者にはハードルが高いのは事実。そこで活用したいのが、株価指数や特定のテーマに連動するように運用する投資信託です。投資初心者ほど活用したい投資信託ですが、投資信託選びではどのような注意が必要になるのでしょうか。
今回は、投資信託の仕組みと、メリット・デメリットを見てみましょう。
この記事のもくじ
投資信託では個別銘柄を選ぶ必要がない
投資信託では投資家から集めた資金を特定の株価指数やテーマに沿う銘柄に投資することで利益を狙う金融商品です。指数に連動することを目指す投資信託をインデックスファンド、指数を上回ることやテーマに沿った運用をする投資信託をアクティブファンドと呼びます。
投資信託の運用は運用担当者(ファンドマネージャー)が担うため、アクティブファンドではファンドマネージャーの手腕が成績を左右します。
投資信託を選ぶ際は運用方針を見る
投資信託はそれぞれ運用方針を定めていて、その運用方針に沿って運用されています。投資信託に投資をするときには、目論見書という形で公開されている投資方針や過去の実績を見て投資対象を選ぶようにしましょう。
個人投資家でも簡単に分散投資ができる
投資資金が限られる個人投資家は、個別株投資では数銘柄程度しか買付けができません。投資信託は少額でも多くの銘柄に投資する分散投資を実現できるので、リスク分散に効果を発揮します。
また、個人投資家ではなかなか手が出ない値がさ株や比較的安定した収益が期待できる債券、成長期待の大きい外国株式にも手軽に投資できるようになります。
銘柄選定の手間を省ける
ファンドマネージャーが運用する投資信託では、個別株投資の魅力である銘柄選定の手間を大きく省くことができるのも魅力です。目論見書でどのような運用を目指しているかさえ把握しておけば、あとはほったらかしにできるのが投資信託の魅力といえるでしょう。
投資信託への投資はさまざまなコストが発生する
投資信託ではファンドマネージャーが運用することで株式投資にかかわるさまざまな手間を省くことができる反面、その分費用を負担する必要があります。
投資信託を購入すると発生する主な費用には、購入時に発生する購入時手数料と売却時に発生する信託財産留保額、そして保有期間中に発生する信託報酬があげられます。
インデックスファンドのほうが低コスト
購入時手数料や信託財産留保額、信託報酬などの費用は投資信託を保有していると必ず発生しますが、基本的に運用の手間がかからないインデックスファンドの費用は安く、手間のかかるアクティブファンドの費用は高くなる傾向があります。
まとめ
資金に乏しい個人投資家でも手軽に分散投資を実現できる投資信託は、仕組みとコストを把握していれば資産形成に役立つ魅力的な金融商品の一つです。特にインデックスファンドは低コスト化も進んでいるので、長期での資産形成を考えているのであれば積極的に投資したい金融商品といえるでしょう。
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