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借金をしてまで投資をしてはいけない決定的な理由

借金をしてまで投資をしてはいけない決定的な理由

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横山研太郎
横山研太郎
記事の難易度:★★☆☆☆

投資経験を問わず強く言われることの一つに「借金をしてまで投資をするべきではない」というものがあります。広く知られた投資格言ですが、その理由まで理解している人はあまり多くありません。

借金を元手とする投資がダメな理由を理解することは、投資を成功に導く理由を知ることにもつながります。今回は、借金をしてまで投資をするべきではない理由を見てみましょう。

再確認!借金はどんな意味のあるお金?

借金とは、文字通り「借りたお金」であり、最終的には返済する必要があります。また、多かれ少なかれ金利負担も発生します。

なくなっても構わないと割り切れる余剰資金と違って、期日までに返す必要があるのが借金です。

期日を前提にした取引しかできなくなる

借金には返済期日があるため、借金を原資に投資をすると、期日に返済資金を用意する前提で取引をしなければなりません。返済期日が1カ月後なら、それだけ取引の選択肢が狭くなります。

短期の取引はリスクを取りすぎた強引な取引につながり、結果として損切りや成績の引き下げにつながります。

必ず利益を出す取引をしなければならない

借金は元金に利息を上乗せした金額の返済が必要です。投資のための借金に限れば、返済義務は「貸し手のために投資で利益を上げる義務」と言い換えることもできます。

つまり、借金をして投資をすることは、自分の利益に加えて他人の利益も出さなければならないので、それだけ不利になるのです。

冷静な投資判断ができなくなる

株価は多数の投資家の判断や行動が反映された市場の動きで形成されます。市場がどう動くかを見極めなければ、正しい投資判断はできません。

借金などの外部要因で勝ち続けることに意識が傾くと、投資判断が「自己基準」となり、冷静な投資判断ができなくなります。借金を返済することに気を取られて、自己基準を最優先した投資でうまくいくことはないでしょう。

借り入れをして投資する「信用取引」

借金を元手に投資をするべきではない理由を見てきましたが、手元資金よりも大きな金額を取引できることで人気の信用取引は、空売りのときに株を借りて取引をするので、現物取引よりも厳重な資金管理が重要です。

レバレッジを掛けた取引ができる信用取引は資金効率の良い取引ができますが、それだけ大きなリスクを負っていることを認識して取引する必要があります。

金融派生商品(デリバティブ)も借金と同じこと

信用取引と並んで個人投資家から人気の外国為替証拠金取引(FX)や指数先物取引などの金融派生商品(デリバティブ)は、信用取引よりもはるかに大きいレバレッジをかけた取引ができるので、さらにハイリスクな取引となります。

金融派生商品(デリバティブ)は取引に必要な資金を借りて取引していることを意識して、現物取引や信用取引よりも徹底したリスク管理・資金管理が欠かせません。

まとめ

見方を変えれば自己資金にレバレッジを利かせられる借金ですが、自己資金だけではなくリスクにもレバレッジが効きます。投資をするときにはあくまで余剰資金の範囲で、安全に投資をするように心がけましょう。

» 株式投資の基本をもっと学ぶ
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