
月足・週足・日足とは?株価の推移から投資判断をしよう
前回の株価チャートの王道「ローソク足」の基本をマスターしようでは、株価チャートの重要な構成要素であり、テクニカル分析の基本となるローソク足を見てきました。ローソク足は重要な投資判断の材料になる基本的なテクニカル分析の手法です。
今回は、ローソク足で構成される株価チャートである「ローソク足チャート」について見ていきましょう。
この記事のもくじ
株価チャートにはいろいろな種類がある
一般に株価チャートでもっとも使われるのは、月単位の値動きを示す「月足(つきあし)チャート」と週単位の値動きを示す「週足(しゅうあし)チャート」、毎日の値動きを示す「日足(ひあし)チャート」の3つです。
投資家によって重視するチャートは異なり、短期間で売買する投資家(デイトレーダー)は、より短い5分や10分といった短いスパンのチャートを活用しています。逆に「年」の期間で日経平均などを見ることも“重要なヒントを得られる”と重視する投資家もいるようです。
投資スタンスに合わせた使い分けが肝心
年単位の長期投資なら月足、半年から1年程度の中期投資では週足、1カ月以内の短期投資には日足のように、それぞれの投資スタンスにあわせてチャートを使い分けている人が多いようです。
複数のチャートを比較して総合的に分析する
日足チャートでは下降トレンドで避けたい銘柄でも、週足チャートや月足チャートといった長期のチャートを見ると上昇トレンドの真っ最中であり、実際には"押し目買い"のチャンスであることは少なくありません。逆に、日足チャートでは"買い"と判断できても、週足や月足チャートでは単なる"戻り"に過ぎないとこともあります。
長期投資でも日足チャートや週足チャートに注目して、安値を狙うことも重要です。取引数量が大きいと、1株では数円の違いでも、最終的な利益には大きな差が出ることになるからです。
チャートは期間によって異なる様相を見せる
チャートを取る期間の設定によって、同じ銘柄とは思えないほど異なる軌跡を描いていることは珍しくありません。この点を踏まえると、全ての期間のチャートが同じトレンドを示唆していれば、大きな利益が期待できます。
複数チャートを使いわけることで、より高い精度での投資判断が可能になります。売買の判断を下すときには、複数のチャートを見て総合的に判断するべきでしょう。
まとめ
株式投資では短期の値動きで判断しがちですが。複数の株価チャートから総合的に判断することで、思い込みに基づく取引のリスクを排除することが期待できます。
テクニカル分析の基本であるチャート使いこなすことは、取引成績の改善にも直結するので積極的に改善したい部分といえそうです。
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