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チャートとローソク足の基本

チャートとローソク足の基本

株の知識レベル:★★★☆☆

テクニカル分析の基本は、チャートとローソク足の見方にあり、普段何気なく眺めているチャートやローソク足にもしっかりと意味があります。ローソク足単体で見てもさまざまな形状があり、その意味もひとつひとつ異なり、ローソク足のまとまりであるチャートにも重要な意味があります。テクニカル指標を知る前に、そもそものローソク足やチャートの仕組みを理解しなければ、有効な指標も使いこなすことができません。
ここからは、チャートとローソク足の基礎知識について確認していきたいと思います。

ローソク足単体にも重要な意味がある。

ローソク足とはみなさんもご存じの通り、チャートを構成するローソク型の指標です。実は、このローソク足単体にも非常に重要な意味が宿されているのです。基本から確認して行くと真ん中の四角い部分は本体や胴体と呼ばれる部分です。その上に延びる線は上ヒゲ。逆に下に延びる線は下ヒゲと呼ばれ、それぞれ取引時間中の高値、安値を表します。また、本体にも重要な意味があります。基本的に、白抜きの本体は陽線と呼ばれ、始値より終値が高かったことを示唆します。逆に陰線は、黒塗りで始値より終値が安かった時に出現します。このように、四本値が一目でわかることがローソク足のポイントと言えるのです。

本体やヒゲの長短から現状のトレンドを読み解く。

ローソク足単体でも、現状のマーケット状況をつかむことができます。例えば、取引時間中の値動きが大きい場合にはローソク足の本体も大きくなります。このような状況下では、比較的商いも多く、その銘柄が市場参加者から注目されていることを意味します。反対に本体が小さいローソク足であれば、商いも少なく、その銘柄が注目されていない証拠です。このように、ローソク足の本体だけを見てもこれだけの情報が隠れています。

また、ヒゲにも重要なヒントが隠されています。例えば、大きく上ヒゲを引っ張っている場合、高値圏から売りを浴び去られている証拠となり、天井にタッチした可能性があり、下ヒゲであれば安値圏からの反発を意味するので、買いエネルギーが強い状況、今後の反発の可能性を示唆するケースが多いのです。

チャートで確認することで、シグナルの信頼度を高める。

このようにローソク足を単体で確認することで、単日の投資家心理を確認することができますが、ローソク足で分かることはあくまで単日のトレンドや値動きです。そのため、今後のトレンドをつかむためには、ローソク足の集合体を確認することが重要であり、チャートを確認することが重要です。ローソク足の集合体を用いることで、そのトレンドの信頼性や確度も格段に高まります。

テクニカル分析では、ローソク足の出現位置が重要。

ローソク足はその出現位置が非常に重要であり、長い上ヒゲを付したローソク足が上昇トレンドで出るときと下落局面で出るときでは、そのローソク足が持つ意味合いも異なります。

例えば、チャートの高値圏で出現した場合には下落トレンドの入り口を示唆するケースが多いことで知られています。今まで順調に買い上がってきたものの、取引時間中に突如下落。つまり、天井にタッチしたと判断されるケースが多いのです。

また、そのローソク足が陽線で終わるか陰線で終わるかも非常に重要な意味合いを持ちます。仮に、陰線で引けたとすればかなり売り圧力が強い証拠。陽線を引っ張った場合に比べて、より強い下落シグナルを意味します。

ローソク足の形状を覚えるだけでもテクニカル分析の確度が向上する。

ローソク足の形状を覚えるだけでもテクニカル分析の確度が向上する。

ゴールデンクロスやデッドクロス等のメジャーな指標はご存じの方も多いと思います。しかし、誰もが知っている指標はダマしが多いことも事実です。大方の予想に反し、逆張りでもうけようとする投資家もいるからです。

“相場は気持ちで動く”という格言もあるくらいです。ローソク足の形状を知り、投資家心理を読み解けるようになるだけでも、投資の確度は格段に向上するのです。

初心者は本体とヒゲの長さに注目する。

上述した通り、本体やヒゲが投資家心理を表すヒントになります。例えば、寄引同時線を引いた場合には、投資家が気迷っている状態の表れです。寄引同時線とはその名の通り、寄り値と引値が一緒で取引を終えること。上にも下にも行かない状況ですから、方向感が出ない状態を表します。また、前日の値動きの範囲内で当日の値動きが収まるはらみ線も同様です。当日の値動きが少ない訳ですから、それほど強いシグナルを表しません。このように、ローソク足やヒゲの長さがトレンドをつかむポイントになると言うことです。

まとめ

チャートとローソク足の基本的な考え方を押さえるだけ、テクニカル指標の信頼度は格段に向上します。投資初心者の方は、まずは、ローソク足とヒゲの基本的な考え方を押さえることがポイントです。投資家心理を分析し、タイムリーな投資判断を心がけましょう。

札幌で働く元証券マンのファイナンシャルプランナー。専門分野は株や投資信託を用いた中長期での資産形成。
趣味はスポーツ全般で小、中、高と野球部に所属。また、米国への留学経験があり、海外スタートアップ事情にも精通。
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