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初心者にも投資しやすい?内需関連銘柄の魅力

初心者にも投資しやすい?内需関連銘柄の魅力

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横山研太郎
横山研太郎
記事の難易度:★★☆☆☆

事業基盤が日本国内にある内需関連銘柄は円高に強く、為替レートが円高に向かうと「円高で内需関連銘柄が物色された」というニュースを見聞きします。一概に「円高=内需関連銘柄が上昇」とは言い切れません。

今回は、内需関連銘柄の特徴や、メリット・デメリットを見てみましょう。

国内事業が収益基盤である「内需関連銘柄」

内需関連銘柄は、「収益基盤を国内事業に置いている会社」と定義されます。内需関連銘柄には国内事業だけではなく、ある程度の海外事業を展開している会社も多く含まれています。

具体的には、建設・不動産、電力・鉄道などのインフラや小売り・百貨店などの流通、通信などが挙げられます。ただし、個別企業の地域別売り上げ・損益の内容によっては、内需関連銘柄とはみなされないケースもあります。

景気動向の強い影響を受ける内需関連銘柄

内需関連銘柄は景気動向が業績に大きく反映されるため、国内の景気動向に影響を受けやすいという特徴があります。ただし、すべての内需関連銘柄が影響を受けるわけでなく、業種や銘柄によってどれだけ影響を受けるかには違いがあります。

例えば、外食や不動産などは影響を受けやすい反面、電力・ガスなどのインフラや食品メーカー・スーパーなどの小売りは、好不況にかかわりなく一定の需要が見込まれるため、影響を受けにくいと言われています。

内需関連銘柄と為替の関係

内需関連銘柄といっても、製品・サービスに必要な原材料や燃料の調達は輸入に頼るため、円高局面では仕入れが有利になるのでコスト削減が期待できるので、株価が上がりやすい傾向があります。反対に、仕入れコストがアップする円安局面は、内需関連銘柄にマイナスに働きます。

為替動向の影響は製品・サービスの海外依存度に左右されるため、時代によって変わります。以前は内需関連銘柄とされていた観光も、近年では海外旅行客のインバウンド消費に注力しているため、内需関連銘柄とは言いにくくなっています。

内需関連銘柄には資産株になりえるものもある

内需関連銘柄でも、競合が少なかったり高いシェアを確保していれば安定経営が期待できるので、長期保有に適する資産株として期待できます。

安定経営が続いていて、配当も十分に出していれば、資産株として長期保有に向く銘柄と言えるでしょう。国内景気や為替の影響をあまり受けない業種であれば、非常に堅実な投資先になります。

内需関連銘柄に投資するメリット

収益の柱が国内にある内需関連銘柄は、海外依存度が高い銘柄と比べて先行きを判断しやすいのがメリットです。景気動向を肌で感じられるので、投資するべきかを多角的に判断できるからです。

もちろん、国内の情報だけに注目すればいいのではありません。国内景気に悪影響を与えるほどの大きなニュースであれば、海外発でも内需関連銘柄にも影響をすることがあるので、大まかな動向程度は知っておきたいところです。

長期的には少子高齢化を意識

内需関連銘柄は日本経済と密接な関係があり、長期的には少子高齢化の影響を避けることはできません。教育関連企業や玩具メーカーは、少子化が進む中で顧客ターゲットを広げることができなければ、衰退せざるを得なくなるでしょう。

逆に、高齢者向け製品やサービスを提供している企業には、少子高齢化社会は追い風です。とはいえ、競合企業が増えれば安泰とは言えないかもしれません。

まとめ

内需関連銘柄は、日本国内の動向で業績が左右される傾向にあるため、初心者にも投資しやすい企業と言うことができます。

近い将来に日本経済がどうなるかを予測できれば、成長期待が大きい内需関連銘柄をいち早く見つけることができるかもしれません。

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