初心者でも株の買い方がわかる!株の教科書.com

資産株とは?長期保有に適した安定銘柄の見つけ方

資産株とは?長期保有に適した安定銘柄の見つけ方

横山研太郎
横山研太郎
記事の難易度:★★★☆☆

長期的に安定した利益を得られる可能性が高く、長期保有に適している銘柄を「資産株」と呼びます。値上がり益(キャピタルゲイン)配当益(インカムゲイン)が期待できる資産株では、低いリスクで安定した利益が期待できます。

そう多くはない資産株ですが、持っておくだけで安定した資産形成効果が見込める資産株の魅力を見てみましょう。

資産株とはどういった株なのか

資産株とは「業績が安定」していて「財務内容が良好」であり、「配当も期待できる」銘柄であり、一言でいえば「長期保有に適している銘柄」と言えます。このような銘柄は値動きも安定していて、緩やかな右肩上がりのチャートを形成しやすいという特徴があります。

短期では市場動向などの影響を受けて下落することもありますが、長い目で見れば、安心して保有していられる銘柄です。

利益が少ない株は資産株にはならない

財務内容が良好で配当も定期的にしている会社であっても、利益率が低い会社の株は資産株とは言えません。

業態にもよりますが、人件費などの固定費が多くかかる事業は、売り上げが5%程度減少しただけで、利益率が2~3ポイント悪化することも少なくありません。ということは、少しの業績悪化で赤字転落し、それが長期化すれば、自己資本比率が低下して財務内容が悪化して、配当金を支払うのも難しくなるでしょう。

こういった会社を除外するためには、営業利益率の推移や営業キャッシュフローが良好かどうかを確認しましょう。

目立たない業界の中に資産株が隠れている

資産株と呼ばれる会社は、比較的、地味な業界に多く見られます。急成長している業界では、勝ち組・負け組がはっきりして業績の浮き沈みが激しく、資産株とはなりえません。人気株のように、いきなり株価が乱高下する銘柄も、不安定な値動きをするため資産株とは言えません。また、時価総額が大きい銘柄は、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)といったインデックス指標に連動した動きになりやすく、株価が上がりにくいので資産株とは言えないことがほとんど。

資産株は「派手ではない業界」の「仕手化しない銘柄」の中に隠れていると考えられます。その中で、不況に強いディフェンシブ銘柄や、企業向け取引(BtoB)で圧倒的な技術力を持つ企業などが、資産株の候補となるでしょう。

資産株は株主還元を重視している会社が多い

安定した配当が期待できることも重要なポイントです。「配当がなくても資産株と言える」と考える人もいるかもしれませんが、無配の会社は資産株から除外すべきです。配当がないのには、二つの理由が考えられます。

一つは「配当できるほどの利益を稼げていない」場合です。これでは、少し業績が悪化すれば赤字になってしまうかもしれませんから、資産株とは言えません。もう一つは「配当よりも成長投資に資金を使いたい」場合です。成長に向けて投資をしても、その投資が必ず成功するわけではありません。その成否により将来の利益が大きく上下するので、「安定した業績が見込めないかもしれない」という意味で資産株とは言えないのです。

資産株に投資することで得られるメリット

資産株を保有していると、長期にわたって安定したキャピタルゲインとインカムゲインが期待できます。キャピタルゲインとインカムゲインを合わせて年8%の利益を得られると仮定すると、配当金再投資によりわずか9年で資産は2倍になります。資産株を保有することは、将来の資産形成には最適です。

また、投資資金の一部を資産株に回すことで安定収益が期待できるだけではなく、ポートフォリオの安全性を高めて、投資資金が一気に失われる可能性も抑えることができます。

資産株投資で注意しておきたいポイント

安定した利益が得られる資産株ですが、永続的に資産株であり続けるとは限りません。技術革新や市場環境の変化により、資産株の条件から外れることもあるため、業績や株価は定期的にチェックしましょう。

また、資産株は短期間で株価が急上昇することがないため、資産株を手放して値動きの激しい銘柄に乗り換えたくなることもあるでしょう。資産運用で大切なのは着実に資産を増やすことであることを念頭に、無理のない運用を心がけてください。

まとめ

資産株はそう簡単に見つけられるものではありませんし、保有している間も忍耐力が必要です。しかし、長期的な資産形成に大きく貢献してくれる存在です。

資産株と上手に付きあうことができれば、長い間、投資家として成功し続けることができるでしょう。

» 初心者にもわかる株の買い方
総合評価
(0)

証券会社を選んで口座を作ろう!

免責事項

株の教科書.com(以下、当サイト)で提供している文章、画像、動画等のコンテンツ(以下、コンテンツ)は、作成時点で得られた情報を元に作成しております。その内容について作成時および未来において正確性、安全性は保証しておりません。

当サイトは投資に関する知識、技術情報の提供を目的としており、特定の銘柄、投資対象、投資行動、運用手法を奨励するものではありません。お客様ご自身の投資に関わる一切の行動につきましては、ご自身の責任の下でご判断ください。投資、資産運用によって発生した損益はお客様ご自身に帰属するものとし、当サイト掲載の情報に基いて発生した損害について一切の責任を負うものではありません。