
少額からはじめて投資スキルを磨ける?「ミニ株」の魅力
日本の株式市場には単元株が設定されているので、上場投資信託(ETF)など一部の商品を除いて単元株(100株単位)からの取引となります。
個別株投資をはじめるにはまとまった資金が必要となります。そこで注目したいのが、株式ミニ投資(ミニ株)です。今回は、ミニ株でできること・できないことをおさらいしてみましょう。
この記事のもくじ
単元株未満で取引できる「ミニ株」の魅力
株式ミニ投資(ミニ株)とは、一部証券会社で提供されている単元株の10分の1から株式を購入できる仕組みです。ミニ株制度を活用すれば、誰もが知っている大企業でも比較的少額で投資できるようになります。
積極的にリスクを取れない投資初心者にとって、ミニ株投資は魅力的な投資方法です。
保有株数に応じて株主の権利を得られる
ミニ株の魅力はいくつかありますが、通常の単元株と同様に株主の権利を行使できる点があります。
例えば、保有株数に応じた配当の受け取りや、株式分割があれば保有株数に応じた割り当てがあるなど、通常の単元株と同様に株主の権利を行使できるのです。
約定のタイミングは単元株と異なる
単元株と同様に株主の権利を行使できるミニ株ですが、リアルタイムの注文ではないことに注意が必要です。
上場株式の取引は時価取引が基本ですが、ミニ株では注文日の翌営業日の始値で注文が成立するので、注文のタイミングによっては思わぬ値段で約定することもあります。
証券会社によっては取り扱いがないことも珍しくない
証券会社によってはミニ株は手数料水準や売買受付時間など、取引条件に違いがあり、また取り扱いそのものがないことも珍しくありません。
ミニ株を利用する投資を考えているなら、口座開設をしたり検討している証券会社での取り扱いの有無や、どのような取引条件なのかの事前リサーチは必須です。
少額からでも株主になれる
単元株には足りない資金しか用意できなくても、ミニ株を活用すれば実際に売買に参加できるだけではなく、配当金の受け取りなどの株主の権利を行使することができます。
少額の資金でも実際に株主としての経験ができるのは、投資のステップアップに役立つことが期待できます。
投資経験を積むのに役立つミニ株投資
株式取引に慣れるためには、実際に株式取引をするのが近道です。少額から実際に投資をはじめられるミニ株は、投資初心者にとってうってつけの投資方法といえるでしょう。
まとめ
少額の資金でも投資できるミニ株は、配当金や株式分割時の割り当てなど、株主の権利も担保されているので、投資初心者こそ積極的に利用したい仕組みです。
株式投資がどのようなものかを実体験で知るためにも、ミニ株は有力な選択肢の一つと言えるでしょう。
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