初心者でも株の買い方がわかる!株の教科書.com

上昇トレンド株を狙え!市場注目度の高い株式の魅力とは

上昇トレンド株を狙え!市場注目度の高い株式の魅力とは

徳田陽太
徳田陽太
記事の難易度:★★★☆☆

株式投資の基本は安値買いの高値売りであり、底値圏で意中の銘柄を手に入れたい投資家がほとんどでしょう。しかし、銘柄によっては安値拾いするべきではない銘柄もあるのです。底値で拾っても、一向に株価が上昇しない苦い経験がある人もいるのではないでしょうか。

今回は、底値で拾った銘柄が上昇しないケースと、その対処方法を見てみましょう。

底値での買い付けで株価上昇の恩恵を受けられない?

基本的に株価は出来高や売買代金が伴わないと上昇しないので、長期に渡って割安で放置されている銘柄は、不人気銘柄と判断できます。その銘柄自体にエネルギーがないと、上昇トレンドに乗ることができないのです。

底値で放置されている状態はその銘柄に上昇エネルギーがないことを示唆しているので、割安銘柄でも株価上昇の恩恵を受けられない可能性があるのです。

やみくもに割安株を買うことがバリュー株投資ではない

投資手法は割安株を買うバリュー株投資と成長株を買うグロース株投資に分けられます。バリュー株投資では、バリュエーションが割安だからと言って、やみくもに購入するべきではありません。

割安株でも基本的に業績の悪い銘柄は買われないため、割安株は業績が頭打ちの銘柄の可能性があります。バリュエーションだけを見てやみくもに安い銘柄を買えばよいわけではなく、その銘柄に今後の値上がり期待があるのかを判断して投資をしなければなりません。

最近のマーケットは中小型株投資は縦追いが主流

最近のマーケットでは、中小型株は上昇トレンドが継続する「縦追い相場」の様相を呈しています。中小型株に投資をするなら上昇トレンドで買い付けるのが恩恵を受けやすいと言えるのです。

中小型株が縦追い相場になる理由は、中小型株の時価総額にあります。IPO直後の銘柄や新興市場上場の銘柄の時価総額は小ささから少ない買い圧力でも上昇しやすく、需給面を好感して買いが集まることで縦追いになることが多いのです。

中小型株はグロース株の宝庫

中小型株が上昇トレンドで購入しても利益が出る理由は、成長株(グロース株)が多いことに起因します。中長期的に成長期待の大きい銘柄であれば、多少割高でも購入したいのが投資家心理。直近では、東証マザーズ市場を賑わせたバイオベンチャーの一角であるそーせい(4565)は好例でしょう。テンバガーを達成し、いまや大型株の仲間入りをしています。

バイオ関連銘柄以外では、フィンテック関連や人工知能(AI)関連も同様です。株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)を鑑みても、投資家の期待が相当高いことが見て取れます。このような人気のテーマの株式であれば、上昇トレンドが続いている最中に購入した方が良いケースも少なくないのです。

活況であることが最大の上昇サイン

株式には、個別銘柄それぞれが持つエネルギーがあります。エネルギーとはすなわち活況度合いです。日々の売買代金、出来高共に活況な銘柄は、多少高くても買いが集まります。つまり、活況度合いが何よりの上昇サインと言えます。同じ上昇でも、出来高を伴う上昇は質の良い上昇と言えます。

一方で、商いが少なく板が放れた状況での株価上昇の質は決して良いとは言えません。これらの上昇の質の違いを知ることが重要です。しかし、上昇トレンドの多くは、商いを伴うので、上昇トレンドには、多くの利益獲得チャンスがあると言えるのです。

上昇トレンド入りは注目度の高さの表れ

そもそも、上昇トレンド入りしていると言うことは、市場注目度が高いということとイコールです。今後の業績向上が期待できる新産業や新サービスが多い訳ですから、投資家がこぞって投資をするのです。

市場注目度が高いうちは、上昇トレンドが枯れることは考えにくく、仮に下落しても、上がりすぎた株価調整するための下落がほとんどです。このような観点からも、上昇トレンドに乗る方が恩恵を受けられる可能性が高いと言えるでしょう。

まとめ

株の値動きには必ず理由があります。もちろん、上昇トレンド入りする理由もある訳です。その理由を考えれば、上昇トレンドに乗ることがいかに魅力的かがわかるでしょう。

一方でグロース株投資には、リスクが伴うことも事実です。上昇の質を見極め、縦追い相場に乗りましょう。

総合評価
(0)

証券会社を選んで口座を作ろう!

免責事項

株の教科書.com(以下、当サイト)で提供している文章、画像、動画等のコンテンツ(以下、コンテンツ)は、作成時点で得られた情報を元に作成しております。その内容について作成時および未来において正確性、安全性は保証しておりません。

当サイトは投資に関する知識、技術情報の提供を目的としており、特定の銘柄、投資対象、投資行動、運用手法を奨励するものではありません。お客様ご自身の投資に関わる一切の行動につきましては、ご自身の責任の下でご判断ください。投資、資産運用によって発生した損益はお客様ご自身に帰属するものとし、当サイト掲載の情報に基いて発生した損害について一切の責任を負うものではありません。