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損失を抑えるサヤ取りのメリット・デメリット

損失を抑えるサヤ取りのメリット・デメリット

たじりひろこ
たじりひろこ
記事の難易度:★★★★★

投資初心者にも知られている信用取引の「空売り」と「信用買い」はよく知られていますが、「サヤ取り」となるとなじみのない言葉かもしれません。

今回は、サヤ取りのやり方やメリット・デメリットについて見てみましょう。

サヤ取りとはどういう取引?

一方、サヤ取りは、似たような値動きの銘柄を組み合わせる取引方法です。2つの銘柄の株価に差(サヤ)が出たところで、値上がりしている銘柄を空売りするのと同時に、値下がりしているもう1つの銘柄を信用買いをして、サヤが縮小したタイミングで反対売買で決済することで、利益を確定します。

サヤ取りをすることで、損失を抑えることが期待できます。

サヤ取りする銘柄の選び方

サヤ取りをする銘柄の選定は、専用のパソコンソフトを活用します。ソフトによって多少の違いはありますが、ペアにする銘柄や取引や反対売買のタイミングまでアドバイスしてくれるのです。

サヤ取りでは何ができる?

サヤ取りの最大のメリットは「リスクヘッジ」です。どうしてリスクヘッジができるのか、簡単な例で順を追って見ていきましょう。

  • 4月1日…銘柄A、Bともに株価は800円
  • 4月5日…銘柄Aの株価が1,000円、銘柄Bの株価が700円に変動(サヤが発生)。同日、Aを空売り、Bを信用買い
  • 4月30日…銘柄A、Bともに株価が800円に戻る(サヤの縮小)。同日、反対売買

損益は、

  • 銘柄A…1,000円で空売り、その後800円で買い→200円の利益
  • 銘柄B…700円で空売り、その後800円で買い戻し→100円の損失

銘柄Bの取引だけならば100円の損失でしたが、銘柄Aをサヤ取りすることで損失を相殺して、100円の利益が出せるのです。

リスクヘッジだけではないサヤ取りのメリット

信用買い・空売りどちらかのみの取引(片張り)では、タイミングよく取引する必要があるので、取引機会を逃さないように張り付いてる必要がありますが、サヤ取りはサヤが縮小した時点で反対売買をすればよいので、値動きをひんぱんに気にする必要がありません。

一日一回程度、株価をチェックし、サヤが縮小していないか確認すればいいので、忙しくて信用取引を諦めた人にもできる投資方法です。

サヤ取りのデメリット

サヤ取りのデメリットとしてあげられるのは、損益を相殺して全体の利益を狙う取引なので、短期間で大きな利益を得ることが難しいことです。

また、制度信用取引では、6か月以内の反対売買が必要となるので、取引期間に制約があることもデメリットと言えます。一部の信用取引では空売り・信用買いから6カ月以内の反対売買が必須となるため、値動きによっては損失を出す可能性もゼロではないことは覚悟しておきましょう。

費用面では不利になるサヤ取り

また、サヤ取りには専用パソコンソフトをはじめとする各種費用がかさむのもデメリットと言えます。費用負担はかなり大きいものとなるので、取引で期待できる利益を上回らないように注意が必要です。

まとめ

サヤ取りは、大きな利益は期待できないものの損失を抑えるのに役立つ取引方法であり、比較的余裕をもって取引できるのが魅力です。

取引のリスクヘッジを考えているのであれば、サヤ取りを取り入れることも検討に値するといえるでしょう。

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