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投資初心者が知っておくべき対面証券のメリット・デメリット

投資初心者が知っておくべき対面証券のメリット・デメリット

横山研太郎
横山研太郎
記事の難易度:★☆☆☆☆

これから株式投資をはじめようと考えている人の多くは、「ネット証券で口座開設するから、対面証券の口座開設は必要ない」と感じているでしょう。それでも、対面証券で口座開設をして取引するメリット・デメリットを知っておくに越したことはありません。

今回は、対面証券で口座開設をするメリット・デメリットについて見てみましょう。

対面証券のメリット:預かり資産残高に応じて担当者がつく

対面証券では、口座開設した人に顧客の投資家に金融商品の紹介や情報提供をする担当者が付くことがあります。大手証券会社なら担当者も業界に精通しているので情報も非常に豊富であり、情報収集の手間が省けるのはメリットと言えます。

対面証券のメリット:魅力的な商品を紹介してくれる

担当者は金融商品も紹介してくれますが、その中には高確率で利益が期待できる商品が含まれていることもあります。よく知られているところでは、新規公開株(IPO)の優先配分があります。

口座開設をしている証券会社がIPOの主幹事証券を務めていれば、割当数が多くなるのでIPOの当選確率は高くなります。そのため、当選確率を高めるために、対面証券にも口座開設している個人投資家もいます。

対面証券のデメリット:担当者の営業がある

対面証券のデメリットは、担当者がつくことで営業があることです。担当者も重点的に販売するべき商品やノルマがあり、会社の方針で商品をすすめてくることがほとんどです。

最終的にその商品に投資するかを判断するのは投資家本人であるため、損失も自己責任です。担当者が営業する商品は話をうのみにするのではなく、良いものかどうかを自分の目で客観的に判断できるようになっておく必要があります。

対面証券のデメリット:担当者のレベル差がある

担当者が付くことのもう一つのデメリットは、「担当者によってレベルの差がある」ことです。証券会社の営業担当者によっては、業務に追われるあまり、担当している投資家よりも知識が乏しいこともあります。

また、知識を「自分の成績をあげるため」にフル活用している担当者も珍しくないので、担当のレベルにかかわらず、適切な取引ができるように気を付ける必要があります。

対面証券のデメリット:手数料が高い

対面証券は対面型サービスを提供するために、店舗や店舗を運営する人など、少なくないコストをかけています。各種コストをまかなうため、ネット証券と比べると取引手数料は高止まりしています。

個人投資家にとって、高い手数料はデメリットでしかなく、少額で株式投資するには対面証券は適していないと言えます。

対面証券のデメリット:すぐに注文できない

対面取引やコールセンター取引では、店舗やコールセンターの営業時間内でないと注文を受け付けてくれません。そのため、素早い取引には向かない取引方法と言えます。

対面証券の中には、オンライン取引を提供しているところもあるので、すぐに注文をしたいなら、口座開設を検討してもよいかもしれません。

まとめ

投資初心者にはメリットに乏しい対面証券ですが、魅力的な商品の紹介を期待したりIPOの成功率を高めるなどの明確な目的があるなら、対面証券の口座開設が必要になることがあります。

投資で失敗しないためにも、対面証券のメリット・デメリットを踏まえて、必要な取引ができる対面証券での口座開設を考えましょう。

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