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投資で生き残る必要条件「ポジションサイジング」を知ろう

投資で生き残る必要条件「ポジションサイジング」を知ろう

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横山研太郎
横山研太郎
記事の難易度:★★★★☆

株式投資をしていると見聞きする言葉の一つに「ポジションサイジング」があります。安定した成績を残している投資家は、取引時に無意識にポジションサイジングに注目しているといわれています。

今回は、投資で失敗する前に知っておきたい、ポジションサイジングの考え方と投資への活用方法を見てみましょう。

ポジションサイジングとは何か?

ポジションサイジングとは、「取引量」であり、投資資金に占める実際に投資している資金の割合です。

資金の割合を意識することがそれほど重要なのかと不思議に思う人も多いでしょう。逆に言えば、「どのくらいの取引量が一番いいか」まで考える投資家は少数派であり、生き残る投資家が限られる理由と言えるでしょう。

リスク管理に欠かせないポジションサイジング

実際に投資をしていると、急落局面で慌てて損切りをした直後に反転・値上がりしたり、ある銘柄を利益確定をして乗り換えたら手放した銘柄がさらに大きく上昇することは珍しくありません。

こうした失敗を振りかえれば、「冷静な判断ができていれば、避けることができた」かもしれないポイントはいくつも見つかるはずです。冷静な判断ができない背景には、冷静さを失わせる原因があるのです。

最大損失額を想定しながら取引をする

冷静な判断には、損失が発生する悪いシナリオを事前にどこまで想定しているかが重要です。悪いシナリオを前提に、どれだけ損失を許容できるかを決めて、損失がその範囲内に収まる取引をすることが冷静な判断につながります。

ポジションサイジングを意識しない投資だと余裕資金を全て投資しがちとなり、含み損が許容範囲を超えた途端に冷静な判断ができなくなります。含み損の許容範囲を慎重に見極めながら、投資金額を決定しましょう。

買い方の工夫で利益を大きくできる

買い方によってはポジションサイジングを管理しながら利益を追求することもできます。代表的な方法が、時間と資金を分割する「打診買い」です。

打診買いを使いこなせば、想定通りに動いた銘柄にはまとまった金額、想定外の値動きをした銘柄には少額の投資になり、「損小利大」という投資の理想形を実現できます。

確実に利益確定をする

利益確定も分割して売却することで、冷静な判断につながります。ある程度値上がりした時点で一部を売却すれば、その後値下がりしても利益を確保できます。

売却後も値上がりが続くなら、上がりきったタイミングで一括売却するほうが利益は大きくなりますが、分割して売却するメリットは「確実に利益確定できること」です。「これだけの利益は確保した」と頭の片隅にあれば、その後の動きにも冷静に対応することが期待できます。

ポジションサイジングは定期的な見直しが大切

ポジションサイジングで重要なのが、定期的な見直しです。ポジションサイジングの考え方を理解しても、いざ実践するとなるとより効率の良い方法に気づくこともあるでしょう。

取引の不断な見直で小さくても改善を積み重ねて、より高い精度で確実に利益を狙えるポジションサイジングの確立を目指しましょう

まとめ

ポジションサイジングは堅実な投資に不可欠な考え方です。外部要因が悪いときでも確実に利益が得られるように、適時売買ルールを見直すだけではなく、その時の相場に合った取引ができるように、ポジションサイジングを重視して冷静な判断ができることが大切なのです。

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