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ヘッジファンドってどういう存在?

ヘッジファンドってどういう存在?

株の知識レベル:★★★☆☆

ヘッジファンドという言葉を聞いたことがありますか? どんな存在かはわかりにくく、個人投資家がヘッジファンドに投資することもなかなかできません。しかし、だからといって、株式投資をするときにヘッジファンドのことを知らないでは済まされません。ヘッジファンドは相場の動向に大きな影響を与えられる存在だからです。今回は、ヘッジファンドがどういうものなのかを簡単に説明します。

ヘッジファンドはどんな投資をするグループか

ヘッジファンドは機関投資家の一種で、どんな状況でも利益を出すことができるよう、積極的に運用しようとするファンドです。「ヘッジ」とは「回避」という意味で、投資の世界では「想定していたシナリオ通りにいかなかったとしても損失を限定できるようにすること」を言います。ヘッジファンドは、想定外の値動きをした場合でも、その状況で利益が出るような金融商品にも投資して、損失を限定させられるようにしています。

ヘッジファンドの投資対象にはどのような商品があるか

想定外の場合でも損失を限定し、どんな状況でも利益を出すことができるようにするため、ヘッジファンドはさまざまな金融商品に投資します。ヘッジファンドが投資できる金融商品は定められていないことが多く、株式や債券だけにしか投資できないように決められている通常の投資信託とは大きな違いがあります。
ヘッジファンドが投資する金融商品には、先物やオプションなど、かなりハイリスク・ハイリターンなものも含まれます。これらの取引は、少額の証拠金を預けて多額の取引をするレバレッジを利かせたものであるため、実際に運用している資金の何倍ものトレードをすることができます。それだけ積極的に利益を追求しているあらわれだと言うことができるでしょう。

個人投資家がヘッジファンドに投資するには?

通常、個人投資家はヘッジファンドに投資することはできません。ヘッジファンドは、少数の投資家から数千万、億単位の資金を集めて運営しているからです。多くの投資家から資金を集めると、規制にかかり、どんな状況でも利益を出すための自由な取引ができなくなってしまいます。そのため、個人投資家には参加しにくい仕組みとなってしまっています。
ただ、最近では、「ヘッジファンドに資金の一部を投資する投資信託」も出ているので、こうした投資信託を購入すれば、個人投資家でも間接的にヘッジファンドに投資できる環境ができました。

ヘッジファンドだから多額の利益をあげられるわけではない

ヘッジファンドは、アルゴリズム取引や裁定取引など、非常に高度な投資手法を駆使して資産を運用しています。手法がハイレベルでも、常に多額の利益をあげているわけではなく、もうかる可能性が非常に高い運用システムを構築しているわけでもありません。多額の利益をあげたときのことばかりがクローズアップされることがありますが、その一方で、大きな損失を出しているケースも少なくないようです。

ヘッジファンドは市場への影響力がある

ヘッジファンドってどういう存在?

ヘッジファンドは、私たち個人投資家からは姿が見えにくい存在です。しかし、その存在は無視することはできません。なぜなら、ヘッジファンドは市場全体への影響力を少なからず持っているからです。株価に関するニュースで、「日経平均株価は、先物主導で買われ、○円高」といった表現を聞いたことがあるはずです。先物で大きな取引をするプレーヤーにはヘッジファンドも含まれます。ヘッジファンドの採用する投資戦略によって、個人投資家が売買している株式市場の株価変動にも動きが出てくるのです。個人投資家でもヘッジファンドとはどのような存在で、どのような投資戦略を採るのかを知っておかなければなりません。

批判が少なくないヘッジファンド

一方でヘッジファンドには、批判の声も向けられています。どんな局面でも利益を出すことを目標としているため、相場が下落しそうだと予想した場合には、先物や空売りを駆使して積極的に売りを入れてきます。このような動きがきっかけとなって、相場が下落するのを助長することもあるためです。実際、ヘッジファンドのトレードがきっかけで、1992年のポンド危機や1997年アジア通貨危機などが起きたとされています。
ただ、相場が大きく下げている局面で、反転時の利益を狙って積極的に買ってくる場合もあるため、一概に悪い存在とも決められません。ヘッジファンドがあることで、相場に一定の流動性が存在していると考えることもできるのです。

まとめ

個人投資家には直接的な関係はないと思われるヘッジファンドですが、こうして見てみると、金融市場の中で大きな存在感を持っていることがわかります。自分には関係ないからと考えるのではなく、どのように動いてくるのかを理解して、投資戦略を考えるようになっておきたいものですね。

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