株の教科書.com

今週(1/10~1/13)の週間展望

5日の米国市場は、追加防衛的な人民元高にツレ高する形での円高・ドル安。こうなると、空前の水準に積み上がった米国債売りポジション巻き返しによる米国債券安→日米金利差縮小→一段の円高、などにも連想が及ぶところだが、6日の東京市場は意外なほどの耐性を発揮した。その後NYダウは6日反発、9日反落と一進一退となっている。

この記事のもくじ - 項目をクリックで該当箇所へ

日経平均は値固めの時期

「トランプ大統領」就任式まで、あと2週間。このまま“いいとこ取り”の理想買いで、日経平均2万円まで突き進めるのか。それとも、ここから調整色を強めていくのか。カギを握る週と見ることもできようか。
 日本時間6日夜発表の12月の米国雇用統計(非農業部門雇用者増加数)は前月同様、17万人台程度の順調な線が想定されるが、何分にも振れ幅の大きい指標だけに、為替相場の反応なども注視しておきたい。
 11日には、12月15日から延期されていたトランプ氏の初会見が予定される。ツイッターによるトランプ氏の批判のホコ先は、5日にはトヨタ自動車にも及んだだけに日本でも関心が高い。記者の厳しい質問が爆弾発言を誘発するといった展開も。また、9日のアルコアを皮切りに、日本より一足先に主要企業の四半期決算も本格化してくる。グローバル企業にドル高の悪影響が及んでいないか。要チェック項目は少なくない。
 下値での日銀ETF(上場投信)買い入れや自社株買いなど、日本株の需給環境は依然として良好。当面、大崩れする懸念は乏しそうだが、海外発でリスクオフ機運が高まることがなければ、いつ相応の調整局面入りとなっても不思議のないところ。
 チャート上は、2015年12月1日戻り高値20,012.40円が次の上値メドとして意識されるが、まずは19,000円台前半の水準を固める展開を想定される。

おわりに

 週末13日には宮中行事の「歌会始の儀」が開催される。かつて市場筋の間では、ここで発表される「翌年のお題」が今後の相場を暗示する、などと言われたもの。今でもベテラン証券マンには注目する向きが多い。今年のお題は「野」。もう一つイメージが掴みづらいが、著名な相場格言には、「野も山も皆一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし」というものもある。来年のお題は、相場上昇を連想させるものになってもらいたいものだ。

投資カレンダー
1月9日 休場(成人の日)
ユーロ圏11月失業率
米11月消費者信用残高
米12月労働市場情勢指数
米決算発表、アルコア
米ボストン連銀総裁の講演
米アトランタ連銀総裁の講演
1月10日 12月消費動向調査
決算発表、コシダカ、ユニーファミリーマート
米11月卸売在庫・卸売売上高
米3年国債入札
1月11日 11月景気動向調査
30年国債入札
決算発表、ローソン、キユーピー、コスモス薬品
エルニーニョ監視速報
JAXA、新型ミニロケット打ち上げ
OECD11月景気先行指数
トランプ米次期大統領が記者会見
米10年国債入札
米週間石油在庫統計
ブラジル中銀政策金利発表
1月12日 11月国際収支
12月末三鬼商事オフィスビル空室率
12月景気ウォッチャー調査
決算発表、セブン&アイ、ファーストリテイリング
安倍首相、豪、東南アジアを訪問(-17日)
イングランド銀行金融政策委員会
米12月財政収支
米30年国債入札
米失業保険申請件数
米イエレンFRB議長の講演
米フィラデルフィア連銀総裁の講演
1月13日 12月マネーストック
オプションSQ
決算発表、パソナ、リンガーハット、OSG
日銀「生活意識アンケート調査」結果発表
任天堂が次世代ゲーム機「Swich」のイベント開催
歌会始の儀
米12月生産者物価
米12月小売売上高
米1月ミシガン大学消費者信頼感指数
米決算発表、JPモルガンチェース、バンカメ
1月14日 大学入試センター試験(-15日)
1月15日 日本共産党大会(-18日)

以上

日本で最も歴史のある証券・金融の総合専門全国紙です。「株式市況」をはじめ「企業ニュース」、「投資信託」「外国為替」「商品先物」など、幅広い投資情報をカバーしています。そのため、個人投資家、機関投資家のほか、全国の証券会社とその支店、全国の取引所と証券各諸団体、上場企業に幅広く愛読されています。
総合評価
(0)
Pocket