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日経平均小反発 ストップ高が増加【2017年7月3日】

2017年7月3日東証相場概況

日経平均は前週末の欧米株堅調と為替の円安を好感して小反発。ただ、日中の高値と安値の差が70円弱と動意に薄い展開となった。東京都議選での自民党の惨敗による、相場へ直接的な影響は見られなかった。「上値が重い要因」ともされたが、むしろ、4日の米国が独立記念日による休場で3日は取引時間が短縮されることで、主力大型株は見送りムードが強い。売買代金上位銘柄は高安マチマチの展開。トヨタ(7203)、メガバンク、ソフトバンク(9984)、ソニー(6758)は上昇、任天堂(7974)、キヤノン(7751)、東京エレクトロン(8035)は下落だが、いずれも値動きは軽微。東芝(6502)が下げ、エアバッグ関連の芦森工業(3526)が大商いのうちに急騰したことが目立つ。一方、東証1部の値上がり銘柄数は1100銘柄超と値下がり銘柄数760銘柄強を上回り、個別株物色は広がりを見せている。RIZAP関連株を中心に全市場のストップ高銘柄数は取引時間中を含めて25銘柄(6月30日は10銘柄)に達した。うち、東証1部は芦森工業など6銘柄。

個別株物色の高まりを好感してジャスダック平均、マザーズ指数も上昇。マザーズではASJ(2351)、ジャスダックでは日本一ソフト(3851)のゲーム関連が買われて高い。

注目銘柄動向

土木管理総合試験所(6171)

東証1部
1733円+300円

土木管理総合試験所(6171)がストップ高で大引けて4連騰。人工知能(AI)を導入した道路・軌道の路面下ビックデータ共有システム「ロードス」の開発を6月22日に発表してから7営業日で、このうち5営業でストップ高を記録している。「小池都知事の政策に沿う銘柄」「特定資金の介入」など様々な相場解説がみられるが、基本は「ロードス」の高評価にある。前週末に昨年3月末割り当てで実視した1対2株の株式分割権利落ちを埋めきっており、需給は良好。権利落ち修正後の上場来高値更新が続いている。

コンセック(9895)

ジャスダック
244円+50円

特殊工事を得意とするコンセック(9895)が高寄り後に買い上げられてストップ高に貼り付いた。東京都議会議員選挙で小池都知事が率いる「都民ファースト」が圧勝したことから、小池知事の看板政策である電線地中化・無電柱化関連株の一角が期待買いされた。ただ、沖電線(5815)、イトーヨーギョー(5287)は堅調、ゼニス羽田(5289)、虹技(5603)などは動意薄と関連株は高安マチマチとなっている。

ラ・アトレ (8885)

ジャスダック
711円+100円

ラ・アトレ (8885)が100枝化の711円ストップ高比例配分となった。6月30日の大引け後に、独立系のストームハーバー証券(東京都港区)と業務協力に関する覚書を締結したと発表したことが材料。今回の業務協力で、不動産証券化を含む不動産取得、投資スキームの考案、構築や不動産取得のための資金調達スキームなどの事業化を検討する。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,055.80 +22.37
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,614.41 +2.51
マザーズ(ポイント) 1,182.19 +0.45
ジャスダック平均(円) 3,274.47 +22.80

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 エス・サイエンス 5721 188 +50 38,537.1
2 芦森工業 7448 380 +80 62,148.0
3 トーセ 4728 2,829 +500 880.7
4 土木管理総合試験所 6121 1,733 +300 296.8
5 ボルテージ 3639 1,762 +300 1,954.5

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 ユニゾホールディングス 2630 -485 -3 2,722.2
2 キムラタン 8107 6 -1 63,025.0
3 タカタ 7312 31 -4 5,979.3
4 大光 3160 1,431 -119 211.9
5 スギホールディングス 7649 5,600 -420 684.6

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 102,324
2 トヨタ自動車 7203 61,885
3 三菱UFJFG 8306 33,322
4 ソフトバンクグループ 9984 29,585
5 三井住友FG 8316 23,322

おわりに:RIZAPグループ株が乱舞

全般相場が個別株物色に傾斜を強める中、札幌証券取引所のアンビシャス市場に上場するRIZAPグループ(2928)が後場の14時過ぎから急騰し8連騰。6月30日に買収先の1社である夢展望(3185)が債務超過解消の見通しと発表したことで、RIZAPグループの構造改革が改めて評価された。マルコ(9980)、ジーンズメイト(7448)、パスポート(7577)が前場でストップ高、SDエンターテインメント(4650)、堀田丸正(8105)、ぱど(4833)、夢展望が後場にストップ高、イデア(3140)も大幅高 とRIZAP関連株は猛烈な勢いの一斉高。買収企業の合計時価総額は4000億円超となり、RIZAPグループの2600億円と合わせると約6600億円。この6600億円という時価総額は東宝(9602)、東武(9001)、ドンキホーテ(7532)クラスの規模となる。この相場におけるライザップ旋風はどこまで続くのだろうか。

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