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日経平均は小動きならも2日続伸【2017年6月26日】

2017年6月26日東証相場概況

26日の東京株式市場では日経平均、東証株価指数(TOPIX)とも2日続伸となった。前週末23日の海外市場に目立った動きもなく、手掛かり材料難から全般小動きも、終日しっかりした展開が続いた。東証1部の売買代金は2兆円割れ、売買高は前週末からさらに減少した。今晩の米耐久財受注などを見極めたいとの動きも。ドル円相場は111円30銭前後での横ばい。東証1部の上昇銘柄数は1,104、下落銘柄数は775。

業種別では鉱業やその他製品、水産農林、非鉄、食料品などが買われ、半面、証券や保険、空運、銀行などが重荷となった。

個別銘柄では、売買代金トップの任天堂(7974)が3日続伸で、連日の年初来高値更新。ソフトバンクグループ(9984)は引けにかけて持ち直しの動きで、高速劣化診断システムが伝わった土木管理総合試験所(6171)は2日連続のストップ高。イー・ガーディアン(6050)も大きく買われ、enish(3667)は欅坂46公式ゲームアプリの制作でストップ高に貼り付いた。一方、民事再生法の適用申請のタカタ(7312)は終日売買停止で、2部への指定替えが発表された東芝(6502)は一時5%超えの値下がり。大日本住友製薬(4506)も売られ、石川製作所(6208)やエイチ・アイ・エス(9603)なども売り先行となった。

なお、マザーズ指数と日経ジャスダック平均はともに反発。マザーズでは「遠隔診療普及へ動く」との報道から関連銘柄としてMRT(6034)が急騰、ビットコイン関連のリミックスポイント(3825)が5日ぶりに大きく上昇した。

注目銘柄動向

ジーンズメイト(7448)

東証1部
504円 +80円

ジーンズメイト(7448)が4連騰。出来高を伴って値動きが軽くなってきている。23日に発表した6月既存店売上高は、前年同月比9.1%減と今期に入り4カ月連続で前年割れとなった。一見すると悪材料だが24時間店舗の廃止による売り上げ減少の影響があり、むしろ経費の削減が進んでいるとの思惑が台頭。同日に賃料訴訟の和解も成立し悪材料出尽くしの見方が優勢に。RIZAPグループ(2928)グループ関連株がこの日は全面高に。

イー・ガーディアン(6050)

東証1部
2,347円 +206円

イー・ガーディアン(6050)が出来高を伴って連騰。連日の年初来高値の更新。23日に同社が手掛ける人工知能(AI)型画像認識システム「ROKA SOLUTION」が、大手芸能プロダクション「レプロエンタテインメント」が主催する「Miss.AI 人工知能が選ぶ美少女オーディション」の審査システムとして採用されたと発表したことを好感。「ROKA SOLUTION」は東京大学と産学連携で開発された世界トップクラスの画像認識機械学習システムで、広告が不適切な画像などと掲載されることがないように監視するシステムとして需要が高まっている。一方、レプロエンタテインメントは人気女優の新垣結衣さんが所属している。

サイバーステップ(3810)

マザーズ
7,000円 +1,000円

サイバーステップ(3810)が4連騰で値幅取りの動きを強めている。売買代金もマザーズで上位に。オンラインクレーンゲーム「トレバ」の好調が材料として蒸し返されるとともに、ゲーム関連銘柄の循環物色が続いている。オンラインクレーンゲーム「トレバ」の好調を背景とした業績期待が根強いなか、スマホ向けクイズRPGの配信を7月に予定しているというスケジュール面での材料性が短期資金を引きつけている模様。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,153.35 +20.68
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,612.21 +0.87
マザーズ(ポイント) 1,202.40 +26.80
ジャスダック平均(円) 3,259.57 +16.60

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 enish 3667 2,018 +400 205.7
2 ジーンズメイト 7448 504 +80 2,404.4
3 土木管理総合試験所 6171 1,019 +150 599.1
4 芦森工業 3526 263 +31 30,767.0
5 タツタ電線 5809 631 +62 1,856.7

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 シーティーエス 4345 1,070 -78 201.9
2 大日本住友製薬 4506 1,598 -104 4,313.8
3 大光 3160 2,263 -137 91.7
4 サツドラホールディングス 3544 2,049 -109 71.9
5 エス・サイエンス 5721 102.0 -5.0 27,842.2

東証1部売買代金トップ5(売買代金:単位1000円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 141,930
2 三菱UFJFG 8306 38,062
3 ソフトバンクグループ 9984 34,798
4 東芝 6502 33,070
5 KLab 3656 28,346

おわりに:材料は「防弾少年団」!?

前週末につづいて26日の相場で異彩人気を放ったのがジャスダックのデジタルアドベンチャー(4772)だ。22日から出来高は1,000万株に急増し、この日は寄り付き直後に30円高の71円とストップ高。韓国の男性7人グループの人気アーティスト「防弾少年団」と日本での専属マネジメント契約を結んでいるのがデジタルアドベンチャー。今月21日(現地時間)に開催された米国のビルボード・ミュージック・アワードで6年間連続受賞していたジャスティン・ビーバーを抑え“トップ・ソーシャル・アーティスト”を受賞したことがきっかけ。現在、7月2日札幌を千秋楽とする日本ツアーを開催中というタイミングもあり、単なる低位株人気に終わらない勢いが出ている。久々に低位株に強烈な思惑材料を持つ銘柄が出てきた。

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