株の教科書.com

配当金で生活するための株式投資とライフスタイル

配当金で生活するための株式投資とライフスタイル

株の知識レベル:

長引く低金利により、銀行預金だけでは資産形成を担えません。読者の中には、配当金だけで生活しようと考える人も居るでしょう。配当金のみで生活するにはそれなりの資金が必要ですが、不可能かと言えばその限りではありません。ここからは配当狙いで投資するときの株式投資法やセオリーについてみなさんとシェアできればと思います。

高配当銘柄投資の鉄則は「バリュー株投資」

配当金目当ての投資をするにあたって、高配当銘柄を購入することはセオリーです。では、具体的にどのような銘柄を選べばよいのでしょうか。結論から言うと、バリュー株をメインに投資をするべきです。配当金狙いの投資では、長期投資が基本になります。よって、リスク回避の観点からも、できるだけ値動きが安定している銘柄を選定するべきなのです。バリュー株とは、長期にわたり割安に放置されている銘柄を指します。購入時点では商いも少なく、安値圏で放置されている可能性が高いので、将来的な値上がり要素も内包しています。リスクを最小化する上でも、配当狙いの株式投資ではバリュー株の長期保有は鉄則です。

海外の高配当銘柄への投資も視野に入れる

海外の高配当銘柄への投資も視野に入れる

配当金狙いの投資をするときには海外株に目を向けることも重要です。米国には割安で高配当の優良銘柄がごろごろ眠っています。ダウ平均指数に採用されるような超有名企業でも、利回りが5%を超えるものも存在します。比較的値動きが安定している先進国株式の中から投資先を選ぶことも有効な手段の一つと言えるでしょう。投資初心者にはあまりなじみがないかもしれませんが、オーストラリア株式も比較的利回りが高いことで有名です。大手通信株等、魅力的な利回り水準の銘柄が多数存在します。こちらも合わせて確認してみると良いでしょう。

利回りを追い求めるか、投資資金を増やし続けるか

配当金狙いの投資において、そのアプローチの手法は大きく分けて二つ存在します。利回りを追求するアプローチと、投資額を増やし続けるアプローチです。両者共に重要ですが、どちらに重きを置くかはそれぞれの投資方針次第。例えば、年間500万円の配当金を得るためには1億円の投資金で、利回り5%の運用をする必要があります。一方で、利回りを向上させれば、元手は少なくて済みます。両側の側面から、効果的にアプローチすることが重要と言えるのです。

利回りよりも重要な優待利回りという考え方

年間500万円の収入を得るためには、上述したように多額の資金が必要になることが想定されます。しかし、優待利回りを高めれば、その投資額を効果的に削減することができます。優待利回りとは、配当利回りに優待で獲得した商品の価値を合算した利回りです。例えば、100万円投資してその配当利回りは3%だったとします。それにプラスして、株主優待として1万円分のクオカードを獲得すると、優待利回りは4%となります。配当目的の投資においては、優待利回りの視点が非常に重要なのです。

株主優待が充実している銘柄を選べば投資額も削減できる

上述したように、配当重視の投資においては、優待利回りが非常に重要です。ここからは、その効果について具体的に確認して行きましょう。優待利回りが充実していることのメリットは、投資額を削減できることです。例えば、食品関連の優待はいかがでしょう。多少配当金によるインカム収入が減ったとしても、食費代を浮かせることができます。また、航空会社の優待も売ることで手持ち資金を増やすことができます。配当で生活したいのであれば、こういったアプローチも積極的にする必要があります。配当メインの投資では、とにかく優待利回りと、優待を充実させることを重視するなど、通常の株式投資とは異なる投資アプローチが求められます。

ミニマリスト的ライフスタイルが求められる

ミニマリスト的ライフスタイルが求められる

あなたが相当な資産家でもない限り、株主優待だけで裕福な生活を送ることは不可能です。庶民が株主優待や配当金だけで生活するためには、必然的にミニマリスト的なライフスタイルが要求されます。配当金収入も限られていれば、優待で獲得できる食料品も限られています。よって、必要最小限のものだけの暮らしで幸せを感じられる人(ミニマリスト)であることが求められるのです。豊かさを感じる物差しは人それぞれ。ミニマルなライフスタイルを好むかたには適した投資手法と言えるかもしれません。

まとめ

基本的に、配当金のみで生活をしようと考えたら、まとまった投資資金は必要不可欠です。一方で、優待利回りを高めることで、投資額を大幅に減額することも可能です。自身のライフスタイルに照らし合わせて、ミニマルな生活を送れる場合にはチャレンジする価値はありだと思います。

札幌で働く元証券マンのファイナンシャルプランナー。専門分野は株や投資信託を用いた中長期での資産形成。
趣味はスポーツ全般で小、中、高と野球部に所属。また、米国への留学経験があり、海外スタートアップ事情にも精通。
総合評価
(0)
Pocket