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シャープと東芝の時価総額逆転【2016年12月28日】

クリスマス休暇明け初日となった27日のNYダウは11ドル高の19,945ドルと小幅続伸。シカゴ日経平均先物は大証終値比50円高の19,390円だった。半導体株とアマゾン・ドット・コムの上昇が牽引しナスダックは24ポイント高の5,487ポイントと1週ぶりに最高値を更新し、東京市場でも半導体関連が注目される可能性がある。一方、米国の日本株ADRで目立った動き見られず、主力株は動意薄が予想される。なお、12月の権利落ちの本日は、日経平均の配当落ち分は27円程度と試算される。

東証寄り付き

日経平均は小反落スタート 東芝が売り気配

寄り付きの日経平均は10円安の19,392円で始まった。東芝(6502)に大量の売り物が出て売り気配都なったことが地合いを悪化させた。12月配当権利落ちによりキヤノン(7751)とJT(2914)、ブリヂストン(5108)が安い。前日急伸の小野薬品(4528)も反落し、花王(4452)やキリン(2503)といったディフェンシブ株も買いが見送られた。メガバンクはもみ合いとなり、トヨタ(7203)や富士重工(7270)は小幅高。米国半導体株高を受け日立国際電気(6756)が買われ、アドバンテスト(6857)は6日続伸となっている。総合メディカル(4775)とタカラバイオ(4974)は野村証券のレーティング引き上げで値上がり率上位となっている。

東証10時

値上り銘柄数優勢 東芝がストップ安

日経平均は4円安の19,398円と寄り付き水準を上回ってきた。東芝(6502)が80円安のストップ安に張り付いた。配当落ち分を反映して日経平均は小安いが、東証1部の値上がり銘柄数は1,100超(値下がり銘柄数689)で、幅広い銘柄に小口絵画流入している。売買代金上位銘柄では、任天堂(7974)が前日の終値近辺に持ち直し、新日鉄住金(5401)と三菱電機(6503)は反発している。日立工機(6581)は米KKRによる買収観測で急騰している。

東証前引け

日経平均はプラス圏に 東芝沈みシャープ浮上

日経平均 前日比6.28円高の19,409.34円

TOPIX  前日比0.92ポイント高の1,537.14ポイント

前引けの日経平均は6円高の19,409円と小幅続伸。実質新年度入りのなか、買い手掛かり材料にかけ薄商いが続いた。しかし、クリスマス休暇明け米国株の堅調とNY原油先物高を受け、非鉄株と鉄鋼株が高く、米半導体株高の流れを引き継ぎ、東京エレクトロン(8035)など半導体関連株も物色された。マイナススタートの日経平均はプラスゾーンに引き戻している。反面、東芝(6502)はストップ安で寄り付いた後、ストップ安売り気配に張り付いている。メガバンクが小幅安で自動車株とソフトバンク(9984)はもみ合い。このほか、東証2部のシャープ(6753)が続伸し、12営業日ぶりに年初来高値を更新と買われている。

東証後場寄り

日経平均は軟調展開続く ジャスダック平均が3日続伸

日経平均は5円安の19,397円と、ほぼ前引けの水準で始まった。年末の手控えムードが影響し、主力株は冴えない動きとなっている。鉄鋼株や非鉄株といった市況関連株と半導体関連株は堅調な展開ながら、メガバンクとソフトバンク(9984)は小幅安となり、日経平均の低迷要因となっている。時価総額上位では任天堂(7974)が売られ、自動車株はもみ合いとなっている。全体の商いが細る中で、小口の買いを集める小型株に動意が広がってマザーズ指数、ジャスダック平均は3日続伸。

東証2時

日経平均は35円高 シャープが人気

日経平均は35円高の19,438円とプラスゾーンに切り返している。前場から見られたインデックス買いがファナック(6954)、アドバンテスト(6857)、信越化学(4063)といった優良株に入り日経平均のジリ高につながっている。一方、メガバンクは引き続き小幅安で、東芝(6502)は米原子力事業の巨額損失計上を改めて嫌気してストップ安売り気配。マザーズ指数とジャスダック平均は、後場に入り高値もみ合いとなっている。2部市場では再びシャープ(6753)が一本化ぶりの人気となっている。

東証大引け

出来高13億株台に低迷 シャープは大商い

日経平均は14時以降値を下げ始め1円安の19,401円と小反落した。先物は大引けにかけて上値を慕ったものの、ファーストリテイリング(9983)が安値引けとなるなど、一部の大型株に売りがかさんだ。ただ、TOPIXは小幅ながら反発。配当権利落ちのキヤノン(7721)、JT(2914)なども後場はマイナスゾーンで見送り商状。東証1部の出来高は13億1000万株台と今年8月以来の薄商いに沈んだ。マザーズ指数、ジャスダック平均は3日続伸となったものの、後場は売り買い交錯状況。なかで東証2部指数も3日続伸し、出来高は3営業日連続で増加の2億株台に。それをリードしているのが出来高1億株超で24円高の271円と新値更新のシャープ(6753)だ。

おわりに

シャープと東芝の時価総額逆転

日経平均 前日比1.34円安の19,401.72円

TOPIX  前日比0.58ポイント高の1,536.80ポイント

東証1部の出来高が13億株台に大きく減少する一方で、前日の約2倍に出来高が膨らみ24円高の271円とこの日のほぼ高値圏で大引け、さらに年初来高値を引け値ベースでも大きく更新したのがシャープ(6753)だ。出来高は東証2部全体の半分に当たる1億株超となり、株価も前日比9.7%の上昇と、文字通り「一本化ぶりの人気」。10~12月期連結最終損益が黒字化見込みと伝えられたことが人気化のきっかけだが、基本はリストラ変身期待という夢追い相場。この日、ストップ安売り気配となった東芝(6752)の株価は80円安の311円で、時価総額1兆3200億円強。一方、シャープの時価総額は1兆3500億円とこの日大引けベースで大逆転。株価の大逆転劇も年内生じる可能性も出てきた。

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