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日経平均は続落も、TOPIXは反発【2017年6月13日】

2017年6月13日東証相場概況

13日の東京市場では日経平均が続落となった一方で、東証株価指数(TOPIX)は反発した。週明け12日の米国市場がアップルやフェイスブック、マイクロソフトといったハイテク企業が引き続き売られ軟調な展開で、昨日に比べやや円高方向で推移している為替も警戒されたものの、比較的底堅く推移した。東証1部の値上がり銘柄数は1,106銘柄と値下がりの748銘柄を大きく上回った。

業種別では石油石炭や不動産、建設、鉱業、海運などが堅調で、鉄鋼は反落、精密機器や電気機器、情報通信などがさえない。

個別銘柄では、売買代金トップのソフトバンクグループ(9984)が2日続落で、工作機械のファナック(6954)や半導体の東京エレクトロン(8035)、ソニー(6758)などもさえず。パンダ関連として前日急騰した東天紅(8181)も利食い売り優勢。半面、売買代金2位の任天堂(7974)がプラス浮上し、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)も持ち直し、1対2の株式分割を発表したRS Technologies(3445)が大幅高。欧州で事業拡大と伝わった三菱地所(8802)は寄り付きから堅調な展開となった。

一方、マザーズ指数、日経ジャスダック平均は方向感に乏しく小幅な動きも、ともに反発。記念配当の実施からジャスダックのセーラー広告(2156)がストップ高。マザーズのアプリックス(3727)もストップ高となり、ホットリンク(3680)やアカツキ(3932)、サンバイオ(4592)などが年初来高値を更新した。

注目銘柄動向

シーズ・ホールディングス(4924)

東証1部
3,880円 +230円

「ドクターシーラボ」のシーズ・ホールディングス(4924)が大幅反発、再び年初来高値を更新した。12日取引終了後に発表された2017年7月期第3四半期決算が好感された。売上高は前年同期比16.1%増の307億8,700万円、営業利益は同41.6%増の61億3,000万円と2ケタの増収・増益で着地している。エステティックサロン運営のシーズ・ラボが連結対象に加わったことや、ラボラボブランドの売り上げ拡大が貢献したという。

ソフトクリエイトホールディングス(3371)

東証1部
1,447円 +89円

ソフトクリエイトホールディングス(3371)が8営業日ぶりの反発となり、5月高値を更新、一時1,500円台に買われた。システムインテグレータの同社、12日に自己株式の取得を行うことを発表しており、株主還元、需給改善といった点が評価された。5月に発表された自己株式の取得に続くもので、133,000株、2億円を上限に、6月13日から7月31日まで取得を行うとのこと。なお、取得株数の上限は発行済み株式総数の1.0%に相当する。

TDK(6762)

東証1部
7,410円 +160円

電子部品のTDK(6762)が寄り付きから買い優勢の展開で、反発した。株価支援材料となったのはSMBC日興証券が同社投資評価を2(中立)から1(最上位)へ引き上げたこと。目標株価も8,200円から11,000円へ大きく増額、本日の終値からは5割近い乖離(かいり)となる。「受動部品の収益性改善」「MEMSセンサーの成長性が過小評価」との認識を示し、高評価を付与している。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,898.75 -9.83
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,593.51 +1.96
マザーズ(ポイント) 1,127.41 +2.23
ジャスダック平均(円) 3,218.79 +5.22

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 トーセ 4728 2,103 +400 782.6
2 キムラタン 8107 7 +1 46,126.0
3 フォーカスシステムズ 4662 1,087 +150 2,288.3
4 スターティア 3393 643 +73 2,195.3
5 エムアップ 3661 2,422 +251 5,911.1

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 オルトプラス 3672 1,371 -217 4,012.0
2 オンリー 3376 831 -86 293.5
3 東天紅 8181 205 -19 2,060.0
4 イーブックイニシアティブジャパン 3658 1,155 -75 80.3
5 ビューティガレージ 3180 1,730.0 -91.0 92.8

東証1部売買代金トップ5(売買代金:単位1000円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 ソフトバンクグループ 9984 85,076
2 任天堂 7974 72,106
3 東芝 6502 54,925
4 トヨタ自動車 7203 30,757
5 三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306 30,022

おわりに:25日移動平均線がサポート

米国株の上昇をけん引してきたハイテク株の軟調推移が不安視される中、日経平均が底堅い動き。為替もやや円高方向で推移していたものの、寄り安後は12日終値を挟んでの小動きとなった。13-14日に利上げが確実視されている連邦公開市場委員会(FOMC)が、15-16日には日銀金融政策決定会合が予定されるなど、積極的には動きにくいものの、25日移動平均線がうまくサポートとして働いている。2日の日経平均2万円乗せに際してもサポートとなっており、当面一つのポイントとなりそうだ。

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