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日経平均は小反落 ジャスダック指数は6連騰【2017年6月5日】

2017年6月5日東証相場概況

日経平均は3日ぶり小反落。円高傾向が嫌気された朝方の寄り付きは軟調な始まり、その後、切り返す場面があったものの、大引けにかけて失速した。ただし、寄り付き直後をこの日の安値として、2万円台を下回ること無く推移した。朝方はたものの、先物高に伴うインデックス売買も活況だった。メガバンク、自動車株、大手商社株が終日軟調で、鉄鋼、非鉄も売りが先行。利益確定売りから、全般は値下がり銘柄が値上がり銘柄を上回る展開。対象的に、キーエンス(6861)、日本電産(6594)、東京エレクトロン(8035)といった値がさハイテク株が値を飛ばし、売買代金上位のソフトバンク(9984)と任天堂(7974)も高い。個別では、新作ゲーム期待のKLab(3656)、月次売上高好感の良品計画(7453)の上昇も目立つ。

全般は、個別株物色は広がりを見せているなか、東証2部ではマルコ(9980)、JMACS(5817)が出来高を伴って5月年初来高値を更新と人気を持続している。

マザーズ指数は反発、ジャスダック平均は6連騰でともに年初来高値を更新。ジャスダックでは株式分割権利付きのノムラシステム(3940)、アエリア(3758)がともにストップ高、日本マクドナルドHD(2702)の7日続伸も目立つ。マザーズではミクシィ(2121)が2014年来の高値更新、サイバーステップ(3810)、モブキャスト(3664)がストップ高とゲーム関連株の急伸が特徴。

注目銘柄動向

良品計画(7453)

東証1部
30500円+1510円

良品計画(7453)が急騰し初の3万円大台乗せ。上場来高値を再び更新している。2日大引け後に発表した5月の月次売上高概況は既存店売上高が前年同月比4.4%増と、3カ月連続で前年実績を上回ったことが材料視されている。気温の上昇とともに衣服・雑貨でカットソー全般が伸びたほか、主力商品であるフレンチリネン素材のシャツなど涼感肌着シリーズが大きく伸長。生活雑貨の夏向けのケット、食品のレトルトカレー、「ごはんにかける」シリーズの調味加工が人気としている。良品計画は非225種銘柄。

フォーカスシステムズ(4662)

東証1部
1025円+150円

フォーカスシステムズ(4662)が3日連続ストップ高と異彩の快進撃。同社は1日に、サイバー犯罪の証拠データ分析の高速処理分野で日本マイクロソフトと連携することをリリース。マイクロソフトのクラウドプラットホーム「Azure」を活用した警察機関向け証拠データ高速処理化ソリューション「サイフォクラウド」を提供することが引き続き材料視されている。ネットセキュリティー関連の材料は株価感応度が高いなか、警察機関向けに提供というより具体性を帯びた材料が好感されている。

川西倉庫(9322)

東証2部
1354円+300円

神戸本社で普通倉庫と冷蔵倉庫を兼営する川西倉庫(9322)がストップ高比例配分となった。2日大引け後に東証1部へ9日付での指定が発表されたことがサプライズとなった。1部指定により東証株価指数(TOPIX)連動型ファンドの買い需要が発生することになり期待が先行。1部指定にあたってファイナンスも実施されないことから買い人気が高まった。倉庫という地味な業態から1部指定には意外感が強く、買いが集中した。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,170.82 -6.46
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,609.97 -2.23
マザーズ(ポイント) 1,122.64 +12.37
ジャスダック平均(円) 3,233.01 +30.71

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 フォーカスシステムズ 4662 875 +150 1,775.1
2 KLab 3656 1,540 +177 13,960.3
3 サンヨー名古屋 8904 1,125 +106 117.1
4 シーティーエス 4345 1,222 +108 232.0
5 ハーツユナイテッド 3676 1,668 +135 1,385.9

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 エムアップ 3661 3,005 -700 1,462.2
2 キムラタン 8107 6 -1 42,300.0
3 enish 3667 1,611 -149 5,256.7
4 田淵電機 6624 300 -23 906.6
5 新日本無線 6911 603 -35 442.3

東証1部売買代金トップ5(売買代金:単位1000円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 104,992
2 ソフトバンクグループ 9984 86,506
3 三菱UFJFG 8306 44,721
4 トヨタ自動車 7203 36,299
5 三井住友FG 8316 22,310

おわりに:巨艦、日本マクドナルドが噴き上げる

全般は利益確定売りを浴びながらも買いニーズもあり、日経平均は2万円の大台を固める動き。日経平均は5月31日あたりから「為替相場離れ」の展開を示し始めている。若干の円高でも日経平均がこわばる様になってきた。6月相場は年間で1月相場に次いで上昇確率が高いという相場の吉兆が今のところ働いている。個別株物色は東証1部だけでなく、2部、ジャスダック、マザーズでも高まっており、むしろジャスダック、マザーズのほうが循環物色はスムーズに展開されているようにも見える。特に注目すべきはジャスダックの時価総額トップである日本マクドナルド(2702)。後場に入り一段高の150円高の4180円。ボラティリディ(変化率)が乏しい性格を持つ同社株が、前日比100円以上の値上がりを終値ベースで見せたのは昨年8月22日以来。5月以降で前日比マイナスとなった日は、わずか1日でしか無い。売り方の買い戻しが強まり始めている。

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