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日経平均は4日続落 手掛かり材料難から小動き【2017年5月31日】

2017年5月31日東証相場概況

日経平均は4日続落、東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりの反落。連休明けとなる30日のNYダウが続落となり、111円前後で推移している為替動向も重荷に。手掛かり材料難の中、日経平均の高値と安値の差はわずか84円と小動き。週末に発表予定の米雇用統計待ちの状況だ。東証1部の値上がり銘柄数は622、値下がり銘柄数は1,282。

業種別では米国市場で原油安から石油関連が売られ、金融株も軟調に推移したことで、東京市場でも石油石炭、銀行が業種別指数で下落率上位。パルプ紙や鉄鋼、海運などもさえず、半面、保険や化学、不動産、精密機器などが上昇率上位に。

個別銘柄では、エムアップ(3661)への物色が続き一時ストップ高、農薬のアグロカネショウ(4955)が後場に入り急騰し年初来高値を更新。前日買われたソフトバンクグループ(9984)は小じっかりで、半導体検査装置のアドバンテスト(6857)は3日ぶりの反発。九州旅客鉄道(JR九州、9142)が物色され、出来高は前日13倍に急拡大した。前日買われたブイ・テクノロジー(7717)は小幅ながら反落で、日本航空(9201)はアナリストによる格下げが影響。なお、大引け後にキヤノン(7751)が1,400万株、500億円を上限とする自社株式の取得を発表しており、明日の株価動向が注目される。

一方、マザーズ指数は小幅ながら9日続伸、日経ジャスダック平均は3日続伸で、両指数とも連日の年初来高値更新。マザーズでは年初来安値圏にあったゼネラル・オイスター(3224)がアスラポート・ダイニングからの資金借り入れを材料に急騰。ジャスダックのnmsホールディングス(2162)はベトナム拠点における車載部品製造受託を拡大とのリリースが刺激となった。

注目銘柄動向

JR九州(9142)

東証1部
3,755円 +75円

JR九州(9142)が大引け間際に急騰した。売買代金ランキング第2位。機関投資家の多くがベンチマークとするMSCI指数の定期入れ替えが16日に発表され、JR九州とディスコ(6146)、東ソー(4042)が新規採用。銘柄の指数入れ替えに伴い本日の大引けにかけ、機関投資家のリバランスに伴う売買インパクトが見込まれていた。ディスコ、東ソ一も高く売買代金トップテン入り。一方、除外銘柄の北陸電力(9505)は下げ、三菱倉庫(9301)は上昇と、高安マチマチ。

東京エレクトロン(8035)

東証1部
15,690円 +40円

大引けにかけて売りが先行したものの、東京エレクトロン(8035)が前日比プラスで踏みとどまった。売買代金第5位。31日に外資系UBS証券がレーティングを「Neutral(中立)」から「Buy(買い)」、目標株価を12,000円から22,000円にそれぞれ引き上げたことを好感する買いが流入した。半導体需要が予想以上に強く、米国大企業のデータセンター投資が今後も拡大見込みであることが材料となった。

ガーラ(4777)

ジャスダック
344円 +24円

オンラインゲーム開発のガーラ(4777)が後場に入り急騰。一時351円まで上昇し2月の年初来高値363円に接近した。30日に、子会社の韓国現地法人が開発したスマートフォンゲームアプリ「フリフレガシー)」の英語版をオセアニア地域と東南アジアでダウンロード配信を開始したと発表したことが手掛かり。「フリフレガシー」は、今年1月に韓国語版、今月18日にフィリピンで英語版のダウンロードをスタートしていた。ゲーム関連株は材料浮上に対する株価感応度が高まっている。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,650.57 -27.28
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,568.37 -4.30
マザーズ(ポイント) 1,104.81 +2.83
ジャスダック平均(円) 3,168.54 +12.27

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 エムアップ 3661 3,150 +439 6,970.1
2 アグロ カネショウ 4955 1,650 +180 88.8
3 enish 3667 1,160 +99 1,103.8
4 ベルーナ 9997 1,360 +107 992.6
5 エラン 6099 2,768 +206 128.8

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 プラス 2424 1,060 -57 122.1
2 ランド 8918 16 -1 1244.7
3 UKCホールディングス 3156 1,978 -117 230.7
4 菱洋エレクトロ 8068 1,615 -86 123.8
5 アルビス 7475 4,645.0 -245.0 33.3

東証1部売買代金トップ5(売買代金:単位1000円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 98,719
2 九州旅客鉄道 9142 83,732
3 ソフトバンクグループ 9984 77,718
4 三菱UFJFG 8306 65,090
5 ディスコ 6146 54,164

おわりに:新興市場銘柄人気高まる

ジャスダック平均が3連騰と再び勢いづいてきた。決算発表が本格化する以前の4月17日から5連騰、9連騰、3連騰、5連騰、そして現在と、ジャスダック平均は3連敗を見ていない。結果的にゴールディウイーク前後の「新興市場は強い」という吉兆が生きていたことを実証した。そして、この日はマザーズ指数が今年2度目の9連騰で、1年前の水準にほぼ肩を並べた。マザーズ指数は昨年の最高値が4月21日の1,230ポイントだが、戻り高値1,187ポイントを6月9日に形成している。新興市場銘柄人気が高まってきている。

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