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日経平均は小反落 任天堂とTOPIXはプラス引け【2017年5月29日】

2017年5月29日東証相場概況

日経平均は小反落。主要7カ国首脳会議(G7サミット)で目立った経済政策もなく為替も小動きだったことから、朝方の売り物一巡後に日経平均は切り返す場面もあった。29日早朝の北朝鮮によるミサイル発射の影響は限定的。ただ、本日は米国、英国、中国市場が休場となることから市場参加者も少なく様子見ムードが強まるなか、大引けにかけて日経平均はマイナスに、TOPIXはプラスで終えた。売買代金上位は高い銘柄が多く、自動車、ソニー(6758)など優良株が上昇。東芝(6502)の買い戻しも目立った。任天堂(7974)は朝安から盛り返し、大引けにかけても買い戻された。メガバンクは高安マチマチ。一方、新日鉄住金(5401)など鉄鋼株が下げ、ソフトバンク(9984)、日本電産(6594)、富士通(6702)が一服。大引けにかけてエムアップ(3661)は4日ぶり反落、ブイ・テクノロジー(7717)が反落と値を消したことが目立った。2部では中期計画と今期業績予想を発表したシャープ(6753)が大商いだが、株価は伸び悩んだ。

マザーズ指数、ジャスダック平均は堅調。マザーズではリミックスポイント(3825)が3日連続ストップ高を記録。うるる(3979)が最高値に買い進まれている。マザーズではベクター(2656)がストップ高、日本一ソフトウェア(3851)が後場一段高とゲーム関連が人気を持続している。

注目銘柄動向

エイチ・アイ・エス(9603)

東証1部
3200円+389円

エイチ・アイ・エス(9603)が急反発し、1月高値3170円を更新した。26日大引け後に360万株(発行済株式総数の5.82%に当たる360万株、100億円を上限とする自社株買い(買い付け期間は5月30日から7月24日)を発表したことに加え、野村証券が目標株価を3400円から3600円に引き上げたことなどが手掛かりとなった。また、26日には2017年10月期第2四半期業績を発表しており、営業利益が前年同期比26.8%減の62億4600万円と、会社計画の87億円を下回って着地したものの、自社株買い材料がポジティブ視された。

ローツェ(6323)

東証1部
2706円+187円

日経新聞が、米半導体大手のマイクロン・テクノロジーが日本でスマホ向けの最先端の半導体投資に踏み切ると報道したことが刺激材料。マイクロン社は今後2、3年で広島工場に2200億円を投じるとされ、広島本社で半導体ウエハーの搬送装置大手の同社に期待買いが流入した。後場に入り、他の小型半導体製造装置関連のタツモ(6266)やアドテックプラズマ(6668)などに買いの輪が広がった。

日本一ソフトウェア(3851)

ジャスダック
1571円+241円

日本一ソフトウェア(3851)が急騰し、ジャスダックの値上がり率第2位に。任天堂の新型ゲーム機「Switch」にゲームソフト「魔界戦記ディスガイア5」を発売しており、「Switch」の販売好調が刺激になると期待される。既に全世界でシリーズ300万本、新作5で10万本を突破している。任天堂「Switch」向けの有力ソフトの登場が一時的に途絶えており、同社ソフトの販売拡大の思惑が働いている。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,682.57 -4.27
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,570.21 +0.79
マザーズ(ポイント) 1,097.01 +2.56
ジャスダック平均(円) 3,152.46 +5.84

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 GMOクラウド 3788 3,850 +535 669.5
2 アイ・エス・ビー 9702 1,782 +244 2,889.3
3 エイチ・アイ・エス 9603 3,200 +389 2,914.7
4 CDS 2169 1,330 +115 239.0
5 クレスコ 4674 3,915 +305 69.0

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 キムラタン 3788 6 -1 56,188.0
2 新日本無線 6911 662 -67 996.8
3 オオバ 9765 504 -34 468.1
4 M&Aキャピタル 8080 5,280 -330 399.9
5 エムアップ 3661 2,221 -126 6,481.7

東証1部売買代金トップ5(売買代金:単位1000円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 195,458
2 ソフトバンクグループ 9984 43,392
3 三菱UFJFG 8306 19,938
4 東芝 6502 19,426
5 ソニー 6758 16,370

おわりに:時価総額トップ企業の株高競演

東証マザーズの時価総額トップ企業であるミクシィ(2121)が小幅続伸し、連日の昨年来高値更新。6990円まで買い進まれた株価は過去の株式分割を考慮した2014年11月6日高値6970円を更新し過去最高値を更新した。実は、ジャスダックの時価総額トップ企業である日本マクドナルド(2702)も、株式分割考慮後の2016年7月21日高値3875円を先週25日の4000円乗せで奪回している。日本マクドナルドは一時の業績低迷期から立ち直りが鮮明で、ミクシィは会社側の業績予想が厳しいものの自社株買いを実施するなどグループ健全化を推進中。物色人気の側面からは、さほど目立っていない2銘柄だが、新興市場銘柄の堅調ぶりをアピールする動きとして今後注目されそうだ。

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