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日経平均は3日ぶり反落 任天堂が急伸【2017年5月26日】

2017年5月26日東証相場概況

日経平均は3日ぶり反落。為替が111円台の円高基調で推移し買いが入りにくい中、週末カレンダー事情から利益確定売りが先行した。米国が3連休に入ることも買い手控え要因に働いた。後場に入ると一段と売り物が広がり下げ幅を広げる形となった。メガバンクが安く、円高傾向を嫌気してトヨタ(7203)など自動車株、原油安を敬遠した三菱商事(8058)など大手商社が下げた。コマツ(6301)、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)といった優良株も軟調。反面、ソフトバンク(9984)、ソニー(6758)は高く、材料株のエムアップ(3661)は3連騰。中小型株中心に個別株物色が高まる中で、ゲーム関連株が人気化して値を飛ばしていることに刺激を受けて任天堂(7974)が急伸して高値引け、売買代金トップに立っている。

マザーズ指数は6日続伸。3月高値1097・78ポイントに迫った。ジャスダック平均は6日ぶりに一服。マザーズではドリコム(9793)、リミックスポイント(3825)、ジャスダックではフィスコ(3807)が人気化している。

注目銘柄動向

フュートレック(2468)

東証2部
1035円+75円

フュートレック(2468)が後場に入りマイナス圏からプラス圏に大きく切り返す急騰を演じた。「グーグルが今月、アメリカで開いた大規模なイベントで日本語に対応した音声アシスタント製品を年内にも日本で発売する方針を明らかにしたほか、アマゾンも参入すると見られているなか、NTTドコモ(9437)が対抗して参入」と午後のNHKニュースが伝えた。フュートレックは音声認識ソフトを手掛けNTTドコモが第2位大株主であることから思惑がストレートに働いている。

ソルクシーズ(4284)

東証1部
863円+150円

ソルクシーズ(4284)が連続ストップ高と急騰中。東証1部値上がり率第2位で、昨年来高値を更新している。24日大引け後、SBIホールディングス(8473) グループが進めるフィンテック分野におけるシステム構築に技術協力をすることで合意と発表したことが手掛かり。SBIグループはブロックチェーンなどの新技術送金インフラの構築を目指しており、これにソルクシーズが貢献する。ソルクシーズはSBIホールディングスの持ち分法適用会社。フィンテック、ビットコイン関連テーマが物色面で盛り上がっていることも追い風となった。

ドリコム(3793)

マザーズ
2073円+104円

ドリコム(3793)3日続伸しマザーズの売買代金トップに立った。25日大引け後に、同社がバンダイナムコエンターテインメントと合弁で8月にも設立する新会社BXDが、スマートフォン対応ブラウザゲーム「ドラゴンボールZ新作」「ファミスタ新作」「アイドルマスター新作」の3タイトルを2018年春にリリースすると発表したことが手掛かり。3作品とも人気が高いことからヒットが確実視される。株価は今年3月末割り当ての1対2株の株式分割権利落ちから初めて2000円を回復。実質2015年以降の最高値水準にある。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,686.84 -126.29
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,569.42 -9.00
マザーズ(ポイント) 1,094.45 +3.76
ジャスダック平均(円) 3,146.62 -0.82

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 サイバーリンクス 3683 1,422 +300 139.2
2 ソルクシーズ 4284 863 +150 272.7
3 エムアップ 3661 2,337 +227 10,112.8
4 片倉コープアグリ 4031 284 +23 1,116.0
5 大阪有機化学 4187 1,342 +440 301.2

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 日本アジアグループ 3751 445 -38 5,437.4
2 ランド 16 16 -1 8,268.3
3 KOA 6999 1,974 -123 300.4
4 キューブシステム 2335 941 -54 578.1
5 MonotaRO 3064 3680 -205 1,244.3

東証1部売買代金トップ5(売買代金:単位1000円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 155,228
2 ソフトバンクグループ 9984 89,060
3 トヨタ自動車 7203 25,947
4 三菱UFJFG 8306 25,832
5 エムアップ 3661 24,031

おわりに:任天堂がリードするゲーム関連

前日はRIZAP関連株の躍動が目立ったが、今日は前場にリミックスポイント(3825)、フィスコ(3807)などビットコイン関連、後場はAiming(3911)、ASJ(2351)、ドリコム(3793)などゲーム関連株の人気が突出した。その象徴的存在が、東証1部で売買代金トップの任天堂(7974)で3万3000円台に買い上げられた。「ポケモンGO」人気でつけた昨年高値3万2700円をこの日更新した。昨年高値を更新し、直近の信用残も売り残像、買い残減で信用倍率1.8倍と需給面で妙味が膨らんでいる。米国現地時間6月13日から世界最大のゲーム見本市「E3」が開催されるスケジュールも刺激材料。

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