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レーティング材料で株価動意 【2016年12月21日】

NYダウ続伸 金融株が上げを主導

20日のNYダウは91ドル高の19,974ドルと続伸。投資銀行ジェフリーズの大幅増益決算を受けてゴールドマン・サックスなどの金融株が上昇した。トランプ次期政権がインフラ整備を含めた政府市支出に関するタクスフォース結成準備と報じられ、キャタピラーも高い。シカゴ日経平均先物は大証終値比40円高の19,540円と小幅は上げに留まったが、本日の東京市場は一服していた銀行株や建機が物色されそうだ。本日はセグエグループ(3968)、イノベーション(3970)、グレイステクノロジー(6541)の3社が同時に新規上場する。

東証寄り付き

日経平均は52円高スタート 金融関連堅調

寄り付きの日経平均は52円高の19,547円。米国での金融株高を受け、メガバンクが反発し保険株と証券株も高い。ジャパンディスプレイ(6740)は産業革新機構による資金支援計画が報じられたことで買われ、アドバンテスト(6857)は野村証券による投資判断引き上げを好感して上昇。一方、の2子会社を完全子会社化することを発表したパナソニック(6752)は4日続落、一報、完全子会社化されるパナホーム(1924)とパナソニックデバイス(6860)は急騰している。ソフトバンク(9984)と任天堂(7974)は軟調。

東証10時

日経平均は19,600円近辺の強調展開 半導体関連が上昇

日経平均は87円高の19,582円と小動きながら堅調に推移している。ファーストリテイリング(9983)が高く、アドバンテスト(6857)、信越化学(4063)など半導体関連が上昇。1ドル118円台の円安を受け、日産(7201)など自動車株も堅調となっている。自社株買いを発表した日本信号(6741)が買われ、ジャパンディスプレイ(6740)も上昇。反面、みずほFG(8411)が値を消し、ソフトバンク(9984)と任天堂(7974)は引き続き売りが先行している。この日のIPO3銘柄は買い気配でまだ売買が成立していない。

東証前引け

先物安で上げ幅縮小 IPO3銘柄は買い気配

日経平均 前日比28.27円高の19,522.80円

TOPIX  前日比0.01ポイント安の1,552.35ポイント

前引けの日経平均は28円高の19,522円。NYダウ続伸を受け堅調な始まりとなったが、午前11時前に先物が売られて上げ幅を縮めた。TOPIXはマイナス圏に沈んだ。産業再生機構が資金支援を決定すると報じられたジャパンディスプレイ(6740)の上昇が目立ち、野村証券が目標株価を引き上げたアドバンテスト(6857)と日産自動車(7201)に買いが先行した。パナソニック(6752)との統合比率にサヤ寄せする形でパナホーム(1924)とパナソニックデバイス(6860)が急騰、パナソニック(6752)は4日続落。メガバンクは伸び悩み、任天堂(7974)とソフトバンク(9984)は反落。ジャスダック平均は5日続伸、マザーズ指数は反落。本日のIPO銘柄は3社とも買い気配で引き続き売買が成立していない。

東証後場寄り

日経平均は53円高 食品と商社が堅調

機関投資家の参加が乏しく模様眺めムードが強まる中で、日経平均53円高の小幅な上昇にとどまっている。アサヒグループ(2502)など食品株、丸紅(8002)や伊藤忠(8001)といった大手商社株が堅調。前場に続いてファーストリテイリング(9983)、アドバンテスト(6857)、日産(7201)も堅調な始まり。一方、オリンパス(7733)やブイ・テクノロジー(7717)が下落し、化学株も弱含んでいる。全般は売り先行の銘柄が多い。

東証2時

先物主導で日経平均は下落に転じる

日経平均は13時半頃から先物売りをきっかけに下げに転じ、61円安の19,432円。国内外の機関投資家の参加が少なく、薄商いの中、小口の売りで値を消す銘柄が多い。海外投資家の参加は乏しく、国内機関投資家が利益確定の売りを出していると観測されている。ソフトバンク(9984)や任天堂(7974)がマイナスゾーンで推移し、ファナック(6954)もマイナスに転じた。ジャパンディスプレイ(6740)は後場に入り値を崩している。メガバンクは売り買い交錯。日産自動車(7201)とアドバンテスト(6857)の値持ちの良さが目立った。日経ジャスダック平均は5日続伸中。

東証大引け

日経平均小幅反落 出来高は21億株に増加

大引けの日経平均は50円安の19,444円と反落。NYダウの続伸を受けて堅調に始まったものの、先物売りが主導する形で1時半以降は下落に転じた。ソフトバンク(9984)と任天堂(7974)が反落し、ブイ・テクノロジー(7717)とオリンパス(7733)といった精密株も売られた。メガバンクはもみ合い。一方、野村証券が高評価した日産自動車(7201)とアドバンテスト(6857)は上昇。東証1部の出来高は21億株と3日ぶりに20億株台に増加した。一方、マザーズ指数とジャスダック平均も安い。この日新規上場の3銘柄では、グレイステクノロジー(6541)が公開価格を大きく上回って初値を付けたが、セグエグループ(3968)とイノベーション(3970)は買い気配で終了し初値は明日に持ち越し。

おわりに

レーティング材料で株価動意

日経平均 前日比50.04円安の19,444.49円

TOPIX  前日比7.42ポイント安の1,544.94ポイント

23日からの3連休、来週27日の年内最後の権利付最終日商いを控えて短期資金の一部は「換金売りモード」に入り始めている。こうしたなか物色面での特徴は、IPO銘柄の買い先行と、証券会社のレーティング(投資判断)・目標株価の引き上げに反応した銘柄群の軽快な動きだった。特に後者では野村証券によるアドバンテスト(6857)、ユナイテッド・アローズ(7606)、三菱UFJ証券のUTグループ(2146)、みずほ証券のトラスト・テック(2154)、岡三証券の新明和工業(7224)などが上昇。季節的に企業から発信されるリリースが減少し、業績修正なども減ることから、個別株の手掛かり材料として証券会社のレーティング発表による株価感応度が高まる傾向がある。ちなみに、今後では22日にオービス(7827)とジェネレーションパス(3195)のアナリスト向けIRミーティングが東京で開催される。

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