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日経平均は後場に盛り返す/三菱UFJFGが6日ぶり反発【2017年5月19日】

2017年5月19日東証相場概況

日経平均は後場に盛り返す 三菱UFJFGが6日ぶり反発

日経平均は小幅ながら3日ぶり反発。失業保険統計とフィラデルフィア地区連銀業況指数が堅調な米経済を示すものであったことから、NYダウが上昇、為替も円安に戻したことから、寄り付きは3日ぶり反発でスタート。しかし、買い戻しが一巡すると、上値追い材料に乏しい週末とあってマイナスゾーンに転じる場面があったが、後場に入り先物高に連動して持ち直した。米国金融株高の流れを受けて三菱UFJFG(8306)が6日ぶりに反発するなどメガバンクが反発。前日急落の第一生命HD(8750)、野村HD(8604)も切り返す。ソフトバンク(9984),東京エレクトロン(8035)が終日堅調に推移するなか、トヨタ(7203)、ファナック(6954)、日立(6501)など優良株の一角が買い直された。値がさ株のブイ・テクノロジー(7717)は値幅取り資金を集めて5連騰。産業革新機構など大株主の売り出しが伝えられたルネサスエレクトロニクス(6723)は朝方に一時ストップ高の後に値を消すなど乱高下。一方、米グーグルが求人情報サイト事業に進出することを嫌気したリクルートHD(6098)、前日まで14連騰のエムアップ(3661)は利食い売りに沈んだ。

セキュリティーソフトを手掛けるアズジェント(4288)、上場来高値更新中の平田機工(6258)が賑(にぎ)わったジャスダック平均は反発したが、マザーズ指数はもみあい。

注目銘柄動向

MS&ADインシュアランス(8725)

東証1部
3712円+180円

三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保を中核企業に持つMS&ADインシュアランス(8725)が後場に入り買い進まれた。19日の取引時間中に発行済み株式総数の6・3%に相当する4000万株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は6月30日。同じく損保最大手の東京海上HD(8766)も、後場の14時40分に発行済み株式数の0・9%にあたる650万株を自社株買いすると発表して堅調に推移。業種別値上がり率では保険がトップに立った。

東芝(6502)

東証1部
232・5円+7・4円

東芝(6502)が出来高を膨らませて反発。朝高スタート後に一時マイナスゾーンに沈んだが、後場に再び買い戻された。半導体メモリー事業の入札で、米投資ファンド「ベインキャピタル」がMBO(経営陣参加の買収)を提案するとの報道が朝方は材料視。その後、後場に入り本日19日が締め切りとなっている2次入札に、産業革新機構と日本政策投資銀行が参加の意向を表明したと一部メディアが報じたことで、後場に買い上げられた。なお、同じく後場には証券取引等監視委員会が、東芝株式に絡むインサイダー取引の疑いで、男性医師を金融商品取引法違反として強制調査していることが報じられたが、こちらは株価には影響しなかった。

エディア(3935)

マザーズ
3950円+570円

ゲームと生活情報コンテンツ提供を展開するエディア(3935)が一時700円高の4080円をつけ3日連続のストップ高を記録。「位置情報技術」と「スマホゲーム」を融合させた新らたなサービス「MAPLUS+」(仮称)を提供すると発表したことが引き続き材料視されている。キャラクターが道案内をしてくれるスマホアプリ「MAPLUS+」を使ったゲームに進出するというニュース性に加えて、キャラクター原案を「けいおん!」などで知られる堀口悠紀子氏が担当する話題性が注目されている。株価は2016年6月以降低迷を続けていただけに、相場的な新鮮さも追い風となっている。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,590.76 +36.90
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,559.73 +4.72
マザーズ(ポイント) 1,057.45 +0.27
ジャスダック平均(円) 3,095.31 +25.34

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 タカタ 7312 475 +80 4,809.3
2 アトラ 6029 727 +94 203.0
3 アイビーシー 3920 1056 +112 454.0
4 バリューコマース 2491 681 +64 1,787.4
5 ダブル・スコープ 6619 1612 +148 2,117.6

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 ジーンズメイト 7448 348 -43 1,780.9
2 ソルクシーズ 4284 620 -55 526.1
3 リクルートHD 6098 5750 -500 6,952.8
4 テイクアンドギヴ 4331 833 -55 204.0
5 タクマ 6013 1093 -72 6,952.2

東証1部売買代金トップ5(売買代金:単位千円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 三菱UFJFG 8306 48,590
2 ソフトバンクグループ 9984 41,468
3 任天堂 7974 40,699
4 リクルートホールディングス 6098 40,093
5 トヨタ自動車 7203 29,984

おわりに:リクルートvsグーグル

昨年5月以降、上昇波動を一貫して堅持していたリクルートホールディングス(6098)が500円安の5720円と急落した。全体相場に巻き込まれた下げはあったものの、個別事情での下げは珍しい。米国で求人情報を検索できる「GoogleForJobs」のサービスを今後数週間以内にリリースすると伝えられたことがネガティブ材料となった。機械学習を活用して、幅広いスキルレベルの人材と企業をマッチングするシステムとされている。意外だが、リクルートホールディングスは2012年秋に、世界50カ国以上、26言語に対応する世界最大級のユーザー数を誇る求人専門検索エンジン米Indeed社を買収し、日本企業では米国企業買収で成功したパターンとされていた。そのことから、リクルートの海外売上高比率は米国を中心に約40%に達しており、内型企業ではなくなっていた。グーグルを相手にリクルートの手腕が問われる事となってきた。

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