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日経平均は円高嫌気し反落【2017年5月17日】

2017年5月17日東証相場概況

日経平均は反落。朝方の寄り付き直後に155円安があったものの、その後はもみ合った。外為市場で1ドル112円台半に進行した円高とトランプ政権の政策不安を受けて国際優良株とメガバンクを中心に売りが先行した。電通(4324)が続落しファーストリテイリング(9983)、ファナック(6954)、三菱商事(8058)など大手商社が下落。東証1部出来高は6営業日ぶりに20億株割れとなったものの、売買代金が2兆円台を維持するなど物色意欲は強く、安寄りした日産自動車(7201)やキヤノン(7751)など主力輸出株の一角は値を戻している。任天堂(7974)、ブイ・テクノロジー(7717)など値がさ株、東京エレクトロン(8035)、住友化学(4005)が逆行高。ファンサイト運営のエムアップ(3661)の出来高が急増させている。ジーンズメイト(7448)は連日のストップ高。

マザーズ指数は弱含みで推移だが、ジャスダック平均はプラスを維持して3日続伸。ジャスダックではセキュリティーソフトのアズジェント(4288)が5連騰と買い進まれている。

注目銘柄動向

オルトプラス(3672)

東証1部
1046円+137円

グリー向けソーシャルゲーム開発のオルトプラス(3672)が後場に入り急騰。一時150円高のストップ高をマークし、東証1部株価上昇率第2位。VR(仮想現実)、IoT(モノのインターネット)、ブロックチェーンなどを研究する社内技術研究組織「オルトプラスラボ」を設立しており、ビックコイン関連の側面でも注目されている模様。KADOKAWA(9468)と共同開発中のスマートフォンゲームの配信開始も近づいていることも支援材料として働いている。

アズジェント(4288)

東証1部
2151円+400円

セキュリティソフトの輸入販売を手掛けるアズジェント(4288) が2日連続のストップ高を交えて5連騰。ランサムウェアの対策ソフトを手掛けており、世界各地でサイバー攻撃による被害が増加するなかで、関連銘柄の中核として注目度が高まっている。15日発表の決算でも前2017年3月期は経常黒字転換、今期予想は開示していないが、中期経営計画で2021年3月期に経常利益6倍目指すことが掲げられていることも材料。総務省が地方自治体の情報セキュリティ強化対策を実施しており、地方自治体向けファイル無害化ソリューション販売が拡大している。

弁護士ドットコム(6027)

ジャスダック
927円+26円

インターネット上で弁護士向け営業支援と一般会員向け法律相談サイトを運営する弁護士ドットコム(6027)が急動意。秋篠宮家の眞子さまの婚約者の勤務先が総合法律事務所・外国法共同事業ということで思惑買いが働いた。15日に発表した決算では前3月期営業利益が38%増益、今期も22%増益を見込むなど業績も好調であることから、見直しの目が向くきっかけにもなったようだ。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,814.88 -104.94
TOPIX(ポイント) 1,575.82 -8.41
マザーズ(ポイント) 1,066.88 -3.73
ジャスダック平均(円) 3,088.57 +0.66

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 ジーンズメイト 7448 412 +72 7,577.2
2 オルトプラス 3672 1,046 +137 2,125.0
3 エムアップ 3661 1,333 +150 22,810.5
4 ヨコオ 6800 1,459 +148 637.5
5 エスクロー・エージェン 6093 2,238 +177 437.8

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 旭ダイヤモンド工業 6140 791 -99 2,511.0
2 ディー・エル・イー 3686 425 -48 4,634.9
3 ダイコク電機 6430 1,664 -127 167.0
4 コスモエネルギー 5021 1,750 -110 495.5
5 アルコニックス 3036 1,872 -113 122.2

東証1部売買代金トップ5  (売買代金:単位千円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 79,998
2 三菱UFJFG 8306 58,014
3 トヨタ自動車 7203 43,223
4 ソフトバンクグループ 9984 40,981
5 みずほフィナンシャル 8411 35,072

おわりに:株式併合ラッシュが到来

まだ先のことながら、9月末に「株式併合」する企業が200銘柄を突破し300銘柄近くに達している。株式併合とは、併合の割合に応じて複数の株式を1株に統合すること。株式併合を行うことによって、発行済み株式数が減少し、1株当たりの株価が併合の比率に応じて上昇する。17日の大引け後には日本ケミコン(6997)が10株を1株に併合し、これに伴い1株あたり年間配当を3円から30円(実質か変わらない)に変更することをリリースしている。併合する株式数は企業により様々だが、これも来年10月までに売買単位を100株に統一するための措置に呼応したもの。いままで200円台だった株価が突然1000円になったりするので当面は慣れるのに苦労する。

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