株の教科書.com

0

日経平均 2万円大台に迫る【2017年5月11日】

2017年5月11日東証相場概況

昨晩の米国市場が高安まちまちで、円安進行も一服となったことで前場小動きとなったものの、後場に入り日経平均は一段高、東証株価指数(TOPIX)はプラス圏に浮上した。日経平均は2日続伸で、2015年12月以来となる2万円大台にあと10円あまりに一時迫った。個別企業の決算や明日のSQを意識した動きに。業種別指数では非鉄や情報通信、銀行などが選好され、2017年3月期決算で純利益が初の1兆円乗せとなったソフトバンク(9984)が寄り付きから買われ指数をけん引。同じく前日決算を発表したテルモ(4543)も高く、今期二桁増益見通しの横河電機(6841)は5%を超える上昇。計画を上回る決算を発表したウィルグループ(6089)、高い進捗(しんちょく)率のコロプラ(3668)などが上昇率上位に顔を出した。自己株式の取得を発表した東鉄工業(1835)は後場に入りプラス浮上となり、横ばいに終始したものの任天堂(7974)は連日の高値更新。

一方、新興市場はややさえない展開で、日経ジャスダック平均は10営業日ぶり、マザーズ指数は6営業日ぶりの反落。日経平均の2万円を意識した動きの中、連日の上昇で物色の圏外となった。

注目銘柄動向

KIMOTO(7908)

東証1部
262円 +29円

262円 +29円
スマートフォンのタッチパネル用ハードコートフィルム最大手のKIMOTO(7908)が急伸し、東証1部株価上昇率上位に登場した。10日発表の3月期決算発表で営業利益は前期2億1,100万円(2016年3月期は5億800万円の赤字)と黒字転換、今期営業利益も前期比2.8倍の6億円と拡大、配当も1円増の5円とすることが手掛かりに。日本、東アジアで高付加価値品販売の増加が寄与。200円台の株価は売買単位100株でPBRは1倍割れ。好業績低位株として人気化しそうだ。

アイフィスジャパン(7833)

東証1部
520円 +66円

アイフィスジャパン(7833)が80円高の534円と一時ストップ高。10日大引け後に発表した今12月期第1四半期(1-3月)決算は、前年同期比で25.2%増収、46.7%営業増益。営業利益は2億3,500万円と、据え置かれた今第2四半期累計営業利益予想3億3,000万円に対して70.9%の高進捗(しんちょく)率となったことが好感されている。投資情報サービスや金融機関向けソリューションサービス、資本市場関係者向けリアルタイムニュースが着実に業績を伸ばし、昨年8月にグループ化した「金融データソリューションズ」社の提供する機関投資家向け業務支援アプリケーション、ドキュメントソリューション事業の保険会社向け印刷物なども好調だったとしている。

シチズン時計(7762)

東証1部
779円 +2円

シチズン時計(7762)が3月の年初来高値781円を一時更新し浮揚力を高めている。決算発表を12日に控えているものの、先行して決算を発表したカシオ計算機(6952)、セイコーHD(8050)が今期増益見通しを発表したことで、先回り的な買いが流入し始めている。前2017年3月期は36%経常減益予想となっていることから相場的には見送られてきた背景がある。今期予想の変化率が大きければ買い戻しが強まりそうだ。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,961.55 +61.46
TOPIX(ポイント) 1,586.86 +1.67
マザーズ(ポイント) 1,069.15 -5.72
ジャスダック平均(円) 3,081.78 -1.72

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 アイフィスジャパン 7833 520 +66 404.7
2 大林道路 1896 794 +100 52.0
3 新日本電工 5563 405 +51 10,702.4
4 キムラタン 8107 8 +1 30,236.6
5 ウィルグループ 6089 960 +113 1,718.1

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 ワコム 6727 366 -72 5,977.1
2 日本商業開発 3252 1,622 -285 1,023.8
3 サンケン電気 6707 478 -76 5,890.0
4 UKCホールディングス 3156 2,009 -259 285.6
5 ジャパンディスプレイ 6740 212.0 -27.0 30,087.7

東証1部売買代金トップ5  (売買代金:単位千円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 ソフトバンクグループ 9984 83,252
2 トヨタ自動車 7203 81,704
3 東芝 6502 58,830
4 任天堂 7974 55,509
5 三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306 50,861

おわりに:ソフトバンク上昇、トヨタ下落

10日の決算発表で大きなヤマ場と見られていたトヨタ(7203)とソフトバンク(9984)。ひとまずソフトバンクは好感、トヨタはショックを回避といったところ。トヨタを筆頭に自動車株はアベノミクス相場初期段階の2013年から2015年前半相場の立役者だったことを考えると調整がもう少しあってもおかしくない。一方、11日はもう一つ注目されたのがメガバンクのボリュームダウン。こちらはトランプ相場の立役者だったが、約半年を経過したことで日柄的には一巡感が台頭してきてもおかしくない。対照的に値がさ材料株のブイ・テクノロジー(7717)の出来高が膨らみ始めていることから、材料株・テーマ株の浮上もそろそろありそうだ。

株式投資に関する情報サイトです。コラム、企業発表、東証有望銘柄、株のきほん、株価チャート入門、株価材料、株式市場の話題、株式週間展望、相場格言などの情報を掲載しています。
総合評価
(0)
Pocket