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東京証券取引所・マザーズ午後相場概況【2016年12月19日】

米国は地政学リスクを警戒 IPOスケジュールも懸念

先週16日のNYダウは8ドル安の19,843ドルと小幅反落となった。中国海軍が南シナ海で米潜水無人機を接収したとの報道を受け、金融株などに売りが出た。地政学リスクが意識されてドルが売られ円高に向かったため、週明けの東京株式市場も利益確定の売りが先行する可能性がある。日銀によるETF買い期待が下支え要因となり大きな相場の崩れは想定されにくい。こうしたなか、今週は新規公開株が8銘柄登場予定と多く、個人投資家の資金が値動きの良いIPO銘柄に向かう可能性がある。

東証寄り付き

日経平均は55円安スタート 金融株安くディフェンシブ株上昇

寄り付きの日経平均は55円安の19,345円の始まり。米国株安と円高を受けてトヨタ(7203)やコマツ(6301)が値下がりとなり、商船三井(9104)やJFE(5411)、東邦亜鉛(5707)といった市況関連も安くなっている。そのほか、東京海上(8766)や野村HD(8604)も下落し、メガバンクは小幅安と金融株がさえない。一方、JR九州(9142)が買われ、ソニー(6758)が反発、アステラス製薬(4503)や武田薬品(4502)といった医薬品株が堅調とディフェンシブ株に資金が向かっている。

東証10時

日経平均は52円安 メガバンクが反落

日経平均は52円安の19,348円と小幅安の水準でもみ合い。押し目買いが入っているものの、海外投資家がクリスマス休暇入りし始めて、買いエネルギーが減退するとの見方から模様眺めムードが強まっている。任天堂(7974)が売買代金トップで5日続落となり、提携先のDeNA(2432)も安い。三菱UFJFG(8306)などメガバンクが反落し、野村HD(8604)は続落となっている。時価総額上位陣に安い銘柄が多い中、医薬品株と食品株が堅調、ソニー(6758)やキーエンス(6861)がプラス圏を維持し、コマツ(6301)が買い戻されている。マザーズ指数は4日続落、ジャスダック平均は3日続伸で推移。

東証前引け

米国株安と円安一服で模様眺め、IPOは明暗

日経平均 前日比43.48円安の19,357.67円

TOPIX  前日比4.26ポイント安の1,546.41ポイント

日経平均は安寄りで始まった後、前場は前週末比マイナス圏で推移した。米国株の小反落と日米間の外交緊張懸念、円安のブレーキと買い材料が見当たらない中で、小口の売りに押された形。ただ、寄付き後の日経平均の高安は80円にも満たず、売り込む動きもなく模様眺めのムード。売買代金上位はメガバンク、任天堂(7974)、DeNA(2432)をはじめに安い銘柄が多く、自動車は軟調。反面、医薬品株と食品株が上昇し、キーエンス(6861)やソニー(6758)などが個別に上げている。ジャスダック平均は3日続伸、マザーズ指数は4日続落。この日新規上場(IPO)の船場(6540)は初値が公開価格割れ、日本モーゲージ(7192)は公開価格を大幅に上回る初値で登場と明暗を分ける。

東証後場寄り

日経平均の下げは小幅 輸出関連の一角に押し目買い

日経平均は33円安の19,367円と反落しているものの、押し目買いや日銀によるETF買い期待で下げ幅が小幅にとどまっている。引き続き任天堂(7974)とDeNA(2432)は大きく売られ、メガバンクも反落し、JFE(5411)や古河電工(5801)など鉄鋼株と非鉄株も安い。一方、トヨタ(7203)や日産(7201)に押し目買いが入り、東京エレクトロン(8035)や日立国際電気(6756)といった半導体製造装置の一角も小幅高となっている。ポーラオルビス(4927)や日本ペイント(4612)の上昇により化学株も小幅高となっている。

東証2時

銀行株が反落し内需株の一角が堅調

後場中盤の日経平均は26円安と下げ幅を縮め、前週末終値に肉薄する場面があった。前週末の9連騰で買い疲れムードがあり、売買代金上位銘柄は、任天堂(7974)やメガバンク、自動車株を中心に安い銘柄があるものの、NTT(9432)、ソニー(6758)、JR九州(9142)などは高く、高安マチマチの展開。そのほか、海運株と鉄鋼株と非鉄株など市況変動の激しい景気敏感セクターが下落し、医薬品と食品といったディフェンシブセクターは堅調となっている。

東証大引け

日経平均の連騰ストップ 出来高は大きく減少

日経平均は10営業日ぶりに一服。TOPIXは3営業日ぶりに反落した。前週末の米国株安と円安一服を受けて反落となったが、押し目買いや日銀によるETF買い入れ期待により下げ幅を縮小した。東証1部の出来高は前週末から約5億株減少し、11月8日以来の低水準となる17億株台にとどまった。任天堂(7974)は売買代金トップで大幅続落となり、メガバンクが反落し、海運株と鉄鋼株も軟調だった。一方、医薬品株と食品株が買われ、電力ガス株や小売株、陸運株も上昇した。加えて、ソニー(6758)やファナック(6954)など主力株の一角を買う動きも見られた。ジャスダック平均は3日続伸、マザーズ指数は4日続落。

おわりに

日経平均は10日ぶり一服 ジャスダック平均3連騰

日経平均 前日比9.55円安の19,391.60円

TOPIX  前日比1.61ポイント安の1,549.06ポイント

日経平均は10営業日ぶりに小反落となった。とはいえ、前日比9円安と調整は小幅で、9連騰による「連騰疲れ・買い疲れ」といった側面が強い。17億株台に大きく減少した東証1部の出来高がそれを表している。こうしたなか、日経ジャスダック平均が3日続伸と主要指数の中では唯一、気を吐いている。「内需系銘柄が多い」という相場解説が多い。しかし、よくよく調べると14日に東証が日経と共同開発した新指数「JPX日経中小型株指数」の算出開始要綱を発表した翌日から連騰がはじまっている。指数算出の対象200銘柄は東証1部が中心だが、ジャスダックは15銘柄も選ばれている。マザーズと東証2部の各3銘柄と比べると格段に多い。マザーズ指数先物が今年7月に取り扱いがスタートしたが、それを前にマザーズ市場が注目され、同指数が急騰したのと似ているフシがある。

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