株の教科書.com

東証の見学ツアーに行ってきました!

東証の見学ツアーに行ってきました!

日本の株式マーケットの心臓部である日本取引所グループ傘下の東京証券取引所。その東証は戦前から東京都中央区「兜町」にあります。2017年春、私たちディーエムソリューションズ・インターネット事業部では東証見学会を企画しました。日本取引所グループ広報・IR部のご好意で実現しましたので、その見学記を皆さんにご紹介したいと思います。参加者は事業部のボスWとカメラマンK、エスコートしていただいた情報配信会社メディアストラの天野代表、そして私、紅一点のMの4名です。

東証は西口玄関から

さて、東証はJR東京駅から歩いて20分程度なのですが、もとよりのアクセスは東京メトロ東西線(11番出口)および日比谷線(7番出口)の「茅場町駅」が最も近く徒歩5分程度。

いよいよ東証入場ですが、東証の建物は構造的に「東証アローズ」と「本館」に分かれています。よく東証の外観を示している写真は、実は「東証アローズ」で「東玄関」を示し、ここからは通常は出入りできません。見学者入り口は「東玄関」の真裏にあたる「西玄関」からの入場になります。

メディアストラ代表の天野さんのエスコートで入場です。警備員がガッチリとガードする入り口には金属探知機のゲートが有り必ず通らなければなりません。手荷物チェックもあります。「現在の新館ができて間もない頃に、東証の理事長(今の社長)室に不審者が入り込んでしまった事件がありました。それから東証のセキュリティーは厳しくなりました」と天野さんが教えてくれました。あ、誰か金属探知機を鳴らしました。ベルトでも鳴りました、さすがに東証の探知機、高性能です(苦笑)。

お土産は自動販売機で?!

入場した西エントランスのすぐ右手には「証券資料ホール」があります。今ではなくなった「株券」や証券の貴重な歴史を語る資料が数多く展示されています。くるりと一周すると日本の証券界の歴史を垣間見ることができます。

証券資料ホール

この「証券資料ホール」のある西エントランスには、お姉さんが2、3名常駐されている受付があり、そこには東証の「オリジナルグッズ」の販売もされています。東証のゆるキャラ「あろーずくん」のペン、ロゴ入りポロシャツ、クリアファイル、タオルは綿100%の今治製!そして、土産物販売の大きな自動販売機が…。カメラマンのK隊員はバシバシ、カメラのシャッターを切っている……かなり気に入ったようです(笑)。この東証グッズは「東京都官報販売所サイト」からも通販購入できる裏技もあることを後から知りました。

東証の「お土産屋」

▲意外と取り扱うグッズが多く驚かされる


お土産は自動販売機でも

▲K隊員が夢中になっていたおみやげの自動販売機

エスカレーターで2階に上がると、シアター形式で約300名の収容能力がある「東証ホール」があり、パソコン画面を並べた「株式投資体験コーナー」が設置。仮想の証券市場で配信されるニュースや会社情報を判断材料にして、株式の売買を体験できます。ちなみに、売買するのは架空の銘柄で、キタハマ自動車、かぶと銀行、ドラゴンガス…。少し笑えます。私たちが伺った時は、上場企業の「株主優待の特別展示」が行われていました。

株式投資体験コーナー

▲ここで模擬的な取引体験ができるが、雰囲気はホンモノ!


株主優待の展示コーナー

▲株主優待の特別展示では、各社から出た実際の優待品が紹介されていた。
(※同展示は3/24をもって終了し、現在は行われておりません。)

マーケット・センターを一周

そして、ニュースなどでよく映像が出てくる東証アローズのエリア。2階の見学コースは直径17メートルのガラスシリンダーで覆われたマーケット・センターを眼下に見学することができます。センター内では、マーケット監理業務が行われていています。このシリンダー上の電光掲示板には上場企業の株価が表示されて時計回りに回っていますが、「この回転スピードは売買の活況に応じてスピードアップしています。回転が速いほど取引が活況なのです」(天野)と雑学を一つ入手できました。この見学回廊は壁面に東証のこれまでの歴史の写真が展示されています。「え、この有名人が来館したの?」という発見もあります。ぜひ、見つけてみてください。また、一服できるリフレッシュコーナーも完備されていて飲料など多くの自動販売機があり休憩もできます。

マーケット・センターを一望する

▲世界中の投資家から常に注目される投資の中枢。感慨深い風景だ。


有名人が訪れたときの記念写真など

▲有名人が東証を訪れたときの様子を見ることができる


リフレッシュコーナーの様子

▲リフレッシュコーナーの様子

オープンプラットフォームに降り立った

そして、この2階からマーケット・センターの隣にあるオープンプラットフォームは、上場セレモニーやセミナーを開催する多目的スペースです。年末年始の「大納会」「大発会」もここで行われます。液晶パネルには株価指標などが通常は掲示されていますが、上場セレモニーの時はここに上場企業の社名が大きく映し出されます。

このオープンプラットフォームをさらに降りたフロアには上場会社の提出書類を閲覧できる「インフォメーション・テラス、セミナーや説明会の「プレゼンテーションステージ」、国内外の報道機関がスタジオを構える「メディア・センター」などがあります。

オープンプラットフォーム

▲多目的スペースとしても使われるオープンプラットフォーム。取引所の大きさを感じることができる場所だ。

東証広報を表敬訪問

これで、東証アローズの見学コースは終了なのですが、本館は地上15階、地下3階の建造物です。地下には上場企業が決算などを発表するために、報道機関の記者が待機する「兜クラブ」と「記者会見場」があります。また、社員食堂、喫茶・休憩所などが完備されています。空中庭園もあるのです。最後に、日本取引所グループ広報・IR部の矢田文弘課長を表敬訪問させて頂き、いろいろとお話をお伺いしました。ちなみに、矢田課長さん…NICEなオジサマです。質問はボスのWが中心です。

JPX広報:矢田氏

▲JPX広報である矢田氏にお話を伺った。

特別インタビュー 矢田文弘JPX広報担当

――突然ですが、日本取引所グループ(JPX)の東証に来て俳優のディーン・フジオカさんを思い出しました。
矢田 女優の波留さんがヒロインを演じた朝のNHK連続テレビ小説「朝がきた」ですね。現在の大阪取引所の前身を設立した五代友厚氏をディーン・フジオカさんが演じて一躍、知名度がアップしました。ちなみに東証は渋沢栄一氏が1878年5月に東京株式取引所として設立。来年は140年のメモリアルイヤーとなります。
――東証は世界第3位のマーケット・センターでしたね。
矢田 時価総額ではニューヨーク、ナスダックに次ぐ世界第3位です。アジアで選ばれる取引所としてパンフレットも作成しています。サウジアラビア王国の国営石油会社「サウジアラムコ」の上場準備が話題となっていますが、日本取引所グルーブの清田CEOが昨年サウジアラビアを訪問してトップ営業を行い、NHKでドキュメンタリー取材として放映もされました。今年4月には東証の宮原社長もサウジアラビアを訪問して誘致活動に尽力しています。
――日本の企業の株式上場も活発化していますね。
矢田 昨年はJR九州、LINE,コメダHDなどの有力企業が上場しました。また、マザーズに上場して1、2年の短期間で1部市場や2部市場に指定されるなど、企業のステップアップも活発化しています。上場セレモニーなどを担当しているため、「1年前にお会いましたよね」と企業担当者に声をかけていただくことが増えました。うれしいことです。
――見学コースも整備されており、東証のビルは立派ですね。
矢田 実は4階には中庭(空中庭園)があります。今は行っていませんが、昔はビアガーデンのイベントもあったようです。また、カルガモ親子が住み着いていたこともありました。ちなみに、東証の周辺地域は、「兜町・茅場町プロジェクト」として東京国際金融センターの実現に向けた再開発計画が進んでいます。
――ディーエムソリューションズ・インターネット事業部では「株の教科書ドットコム」サイトを立ち上げています。株価データなどをもっと開放していただければ、株式投資の裾野が広がると考えていますがいかがでしょう。
矢田 JPXの売上高のうち株価情報などの情報関連収益は15%を占めるなど意外と大きいのです。株主との関係もあります。投資の活性化のためにJPXおよび東証では、投資経験者や初心者向けに多才な講師陣による「JPXアカデミー」を開催しているほか、「プラスYOU(ニッポン経済応援プロジェクト)」を全国規模で展開して金融リテラシーの向上のための取組みを積極的に行っています。2月には東京で「東証IRフェスタ」を開催しました。上場会社と投資家が直接触れ合えるマッチングの機会を提供し、参加企業・団体数は72社、来場者数は約1万7100名と盛況でした。なお、来年3月にはこの「東証IRフェスタ」を横浜で開催する予定です。初めての試みですのでご期待ください。
――JPX及び東証のご発展を期待しています。ありがとうございました。

おわりに

短時間ではありましたが、とても有意義な見学とお話でした。見学については東証のホームページなどに詳しく掲載されています。余談ですが、東証のある兜町はオフィス街の顔だけでなく、マンションも多いのです。銀座と上野がほぼ等距離にあり、成田・羽田空港をそれぞれ結ぶリムジンバスの「東京シティエアターミナル」も近くにあるなど利便性が高いことがその理由です。また、築地も近くおいしい食事処がそろっています。ボスは仕事で帰り、会社から留守番担当だったOちゃんが参加して、老舗レストランでエスカルゴなど舌鼓を打ちました。この体験記はご希望があれば、またの機会に。

株式投資に関する情報サイトです。コラム、企業発表、東証有望銘柄、株のきほん、株価チャート入門、株価材料、株式市場の話題、株式週間展望、相場格言などの情報を掲載しています。
Pocket

0

東証の見学ツアーに行ってきました!の口コミ・評判

▼口コミを投稿する

コメントを残す

口コミ投稿に関するガイドライン