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日経平均続伸 ヤマハなど好業績株に買い継続【2017年5月2日】

2017年5月2日東証相場概況

日経平均は続伸。NYダウは下げたものの、アップルなどハイテク株は高く、為替も円安に触れたことを好感。北朝鮮問題も小康状態に入っていることで薄商いの中で、好決算銘柄が買われる地合いが日経平均を押し上げた。水産、海運を除いた業種が値上がりし、大引け段階で東証1部値上がり銘柄数は1487銘柄、値下がり銘柄は436銘柄で、値上がり銘柄優勢。ただし、後場は連休をにらんだ薄商いのもち合い商状となり、東証1部の出来高は16億株台にとどまった。メガバンク、東芝(6502)、トヨタ(7203)が高く、後場に入りソフトバンク(9984)、東京エレクトロン(8035)がプラス圏で買い物を呼び込んだ。ヤマハ(7951)、島精機(7951)が好決算を好感されて急伸した。一方、前日急落のペプチドリーム(4587)が続落、ソニー(6758)とホンダ(7267)が軟調に推移した。

一方、日経平均の上昇を受けてジャスダック平均は6日続伸、マザーズ指数は小幅続伸ながらこの日の高値引け。ジャスダックでは介護のケアサービス(2425)が5連騰で売買代金上位と人気持続。マザーズではバイオベンチャーのソレイジア・ファーマ(4597)が大引けにかけて買われてプラス転換、ドリコム(3793)も一段高の人気。

注目銘柄動向

島精機製作所(6222)

東証1部
4805円+700円

島精機製作所(6222)が急騰スタート。前場中盤からほぼストップ高に貼り付いた。1日の大引け後に発表した前2017年3月期業績は25.9%増収、経常利益は2.2倍。今3月期も売上高730億円(前期比16.9%増)、経常利益150億円(同49.4%増)と高い変化率を見込んでいることが好感された。配当も5円増配の年50円計画。大規模アパレルの生産拠点となっているバングラデシュや東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国で、生産効率の高いコンピューター横編機の需要継続が追い風となっている。業績予想の前提条件為替レートは、1ドル110円、1ユーロ=120円。島精機は、ユニクロ向け高付加価値品の製造機械を手掛けている。

ドリコム(3793)

マザーズ
1645円+146円

ドリコム(3793)が急伸した。1日にスマホ向けRPG「フルボッコヒーローズX」が600万ダウンロードを突破と発表したことが直接の材料。今後の業績貢献が期待されている。しかし、底流ではソニー(6758)のグループ会社が昨年4月に設立したフォワードワークスを通じて、今春投入予定のスマホ向けゴルフゲーム「みんゴル」登場の期待感のほうが大きい。株価は連日の昨年来高値更新(分割権利落ち修正後)で、1600円越えは2014年3月以来の水準に上昇している。5月10日に決算発表予定。

カヤック(3904)

マザーズ
1255円+90円

後場に入り、ネット広告、ソーシャルゲーム制作のカヤック(3904)が急伸した。ソニー・インタラクティブエンターテインメント、アニプレックスとの3社共同で「傷物語VR」の開発を1日に発表したことが材料視されている。映像はVRプロジェクションマッピングでの演出で、8日、9日に開催される国内最大のUnity開発者イベント「UNITE 2017」で「最新 PSVRコンテンツ制作事例紹介」として講演されることが注目されている。5月11日に決算発表予定。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,445.70 +135.18
TOPIX(ポイント) 1,550.30 +10.53
マザーズ(ポイント) 1,041.54 +3.65
ジャスダック平均(円) 3,012.42 +15.18

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 ヤマハ 7951 3,630 +535 3,516.6
2 島精機製作所 6222 4,805 +700 883.2
3 GMOペイメント 3769 5,620 +700 741.5
4 澁谷工業 6340 3,380 +370 365.8
5 enish 3667 1,165 +115 7,714.1

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 ダイキアクシス 4245 2,010 -168 105.8
2 日揮 1963 1,804 -140 5,641.8
3 アイティフォー 4743 584 -45 497.4
4 ジャパンディスプレイ 6740 229 -15 20,870.0
5 ペプチドリーム 4587 5,770 -360 4,136.2

東証1部売買代金トップ5  (売買代金:単位千円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 東芝 6502 47,144
2 任天堂 7974 38,454
3 三菱UFJFG 8306 28,893
4 東京エレクトロン 8035 28,318
5 トヨタ自動車 7203 28,139

おわりに:アップル違い

「アップルといすゞ自動車(7202)が提携」という1日のニュースに、自動運転に意欲を見せるとはいえ「iPhoneの米アップル社がなぜ、いすゞと…」と早合点した向きも多いはず。アップルと言っても日本の中古車販売会社のアップルインターナショナル(2788)だった。アップルはいすゞを割当予定先とする第三者割当増資(発行価格291円)による新株式発行を実施し、国内外における中古車事業の展開、特に中古商用車ビジネスの開拓を進めるという。アップルの株価は1日に80円高の379円でストップ高比例配分。2日も一時80円高の459円と連日のストップ高をマークした。「中古商用車買取・流通、海外での中古車輸出路拡大は意外と勝算が高そうなビジネス」と見られているようだ。

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