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日経平均3日ぶり反発 東京エレクと富士通が急伸【2017年5月1日】

2017年5月1日東証相場概況

米政府機関の閉鎖懸念は5日までの短期つなぎ予算で先送りされ、北朝鮮情勢もにらみ合いとなり、外部環境に大きな変化は回避された。連休の谷間とあって買い物薄から日経平均は小安くスタートしたものの、好決算銘柄の商いが盛り上がったのに刺激されプラスに転じた。前場中盤から円安傾向となったことも支援材料。前週末発表の決算を好感した東京エレクトロン(8035)、富士通(6702)が大幅高に買われてソニー(6758)、村田製作所(6981)も高い。任天堂(7974)、東芝(6502)も続伸。前週人気化したキヤノン(7751)は寄り付き安から切り返したものの、出来高は大きく減少した。一方、エンジン燃料の上昇を見込む日本航空(9201)は連続減益見込みの決算を前週末に発表し急反落。ファナック(6954)、TOTO(5332)も安い。全般は企業の決算発表を手掛かりとした個別株物色が中心となっている。決算発表銘柄の商いが膨らんだ結果、ソフトバンク(9984)の値動きと出来高は後退した。

日経平均の上昇を受けて、ジャスダック平均は5日続伸、マザーズ指数は小反発だが、出来高は減少している。東証2部指数も反発したが、シャープ(6753)とJMACS(5817)の人気が突出している。

注目銘柄動向

ソニー(6758)

東証1部
3873円+114円

ソニー(6758)が4月27日の年初来高値3797円を更新し急反発。株価3800円台回復は2015年6月下旬以来の約2年ぶりの水準。前2017年3月期は1.9%営業減益と減益幅が想定よりも縮小し、今3月期営業利益見込みは5000億円の前期比73.2%増益を打ち出してきた。この営業利益予想水準は市場の想定範囲内だったが買い安心感につながるとともに、半導体部門の損益改善などが好感された。同社株ほか、富士通(6702)、東京エレクトロン(8035)、村田製作所(6981)など前週末発表の決算が好感される主力大型が出来高を伴って上げている。

シャープ(6753)

東証1部
417円+15円

シャープ(6753)が前週4月28日の決算発表を受けて反発。寄り付き後にジリジリと上値を慕う展開となった。前2017年3月期経常利益は事前予想の99億円から250億7000万円(2016年3月期は1924億円の赤字)に上ブレ。決算短信上で今2018年3月期業績予想は開示していないが、ひとまず収益の改善方向が見られていることで買い戻しが働いているようだ。シャープは、これまでの「家電メーカー」から2017年から2019年の「トランスフォーメーション」期を受けて「人に寄り添うIoT企業」を掲げている。

オプトホールディング(2389)

東証1部
1362円+300円

ネット広告専業代理店大手のオプトホールディング(2389)が寄り付き語にストップ高に買い進まれた。7連騰で連日の年初来高値更新、東証1部値上がり率トップとなった。4月28日大引け後に発表した2017年12月期第1四半期(1月-3月)営業利益は前年同期比23%増の10億9300万円となり、通期の営業利益計画24億円に対する進捗率が45.5%と高進捗率となったことが材料。アドネットワークやインフィード広告の売り上げが拡大し、主力のマーケティング事業も順調。首都圏に加え政令指定都市を中心に顧客数が増加するなど、前期から取り組んでいる新規顧客開拓が進展した。通期業績予想は据え置いたが、増額期待が高まった。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,310.52 +113.78
TOPIX(ポイント) 1,539.77 +7.97
マザーズ(ポイント) 1,034.11 +3.65
ジャスダック平均(円) 2,997.24 +18.69

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 オプトホールディング 2389 1,362 +300 2,396.0
2 日本ライフライン 7575 2,737 +500 4,331.5
3 enish 3667 1,050 +150 2,608.1
4 富士機工 7260 700 +100 66.9
5 ショーワ 7274 1,100 +150 2,096.9

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 ウェルネット 2428 1,431 -154 723.1
2 セーレン 3569 1,505 -149 865.2
3 山陽特殊製鋼 5481 563 -50 2,792.0
4 ペプチドリーム 4587 6,130 -540 3,372.8
5 レーザーテック 6920 1,342 -109 1,431.8

東証1部売買代金トップ5  (売買代金:単位千円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 59,493
2 東京エレクトロン 8335 43,825
3 ソニー 6758 39,723
4 三菱UFJFG 8306 33,444
5 東芝 6502 31,030

おわりに:「脱・独身」効果

4月28日に結婚を発表した番組内で「脱・独身」の垂れ幕が話題を呼んだ、女優でタレントの菊川怜さんの結婚相手は、みんなのウェディング(3685)現会長の穐田誉輝(あきた・よしてる)氏であったことが週末に情報として広まっている。「みんなのウェディングにとっては格好の広告宣伝に繋がった」(市場筋)として一段高でスタートして一時ストップ高。なお、穐田氏は価格比較サイト運営のカカクコム(2371)、料理レシピサイトのクックパッド(2193)の社長経験者で現在も株式の保有者と見られるが、こちらの株価は、同様に株主とみられるぷらっとホーム(6836)とともに小安い。一方、同じく株式を所有している、住宅・不動産情報サイトのオウチーノ(6084)は上場、障害者就労支援のLITALICO(6187)は大引けにかけて下落と高安マチマチの展開。ただ、決算銘柄が物色の中心となる中で、毛色の違った物色人気が話題性を背景に市場の片隅で話題となった。

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