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日経平均はGW控えで小幅続落 任天堂が反発【2017年4月28日】

2017年4月28日東証相場概況

GWを控えて買いが手控えられる中、利益確定および換金売りが先行して日経平均は小幅続落。為替も小動きとなる中、後場は先物安から日経平均はやや下げ幅を広げた。決算への失望からアドバンテスト(6857)とオムロン(6645)が下げ、トヨタ(7203)、ファナック(6954)、信越化学(4063)と国際優良株の一角が軟調。メガバンクも売りが先行した。取引時間中に決算を発表のデンソー(6902)は、今期見通しが小幅営業減益だったことから急落した。前日好人気のキヤノン(7751)も小反落。一方、決算発表を通過し反発した任天堂(7974)が売買代金トップに返り咲いた。今3月期配当を20円増の100円と4期連続の増配を打ち出したドコモ(9437)をはじめ、KDDI(9433),NTT(9432)など通信株は高い。このほか、上期業績を増額修正したアイビーシー(3920)、前期業績が好調だったフタバ産業(7241)、今期業績見込みが好調なアンリツ(6754)などが個別に買われた。

日経平均のジリ貧を受けてマザーズ指数は小幅安、ジャスダック平均は小幅高の小動き。ジャスダックでは介護事業のケアサービス(2425)、ステンレス専門商社のUEX(9888)が買われ、マザーズではソレイジア・ファーマ(4597)が利益確定売りに押された。

注目銘柄動向

イビデン(4062)

東証1部
1965円+180円

イビデン(4062)が急騰し2月の年初来高値1974円を更新した。27日大引け後に発表した
前2017年3月期営業利益は前の期比68.4%減の71億4100万円と大幅減益だったものの、今3月期営業利益予想が前期比約2.2倍の160億円と市場の事前コンセンサスの130億円を上回ったことが好感された。むしろ、同時発表した自動車部品最大手のデンソー(6902)との資本業務提携がサプライズ材料。「自動車機能製品」領域や「将来モビリティ製品」領域などでの共同研究開発を進め、イビデンの第2位大株主にデンソーが着く。

クラボウ(3106)

東証1部
249円+11円

クラボウ(3106)が7連騰。27日大引け後に集計中の2017年3月期業績見込みの修正を発表。売上高は予想に未達だったものの、営業利益は45億円から61億円、経常利益は48億円から65億円、当期利益は30億円から35億円にそれぞれ増額した。営業利益の2016年3月期比較では40%増益と大幅。原糸、ユニホーム、住宅建材、半導体製造装置向け高機能樹脂加工品がそれぞれ順調だったという。

アドバンテスト(6857)

東証1部
2081円-146円

前日まで8連騰し年初来高値を更新していたものの、一転して急落。27日大引け後に発表した前2017年3月期営業利益が前期比10%増の139億500万円にとどまり、従来予想の160億円を下回った。生産能力が追いつかず今期に売上が期ずれしたことなどが計画未達の要因。また、2018年3月期営業利益予想が29.4%増の180億円と市場の事前コンセンサス予想の210億円を下回っていることがネガティブ視された。オムロン(6645)も連続増益予想ながら今期見込みが市場コンセンサス予想を下回っていることから、株価は急落している。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,196.74 -55.13
TOPIX(ポイント) 1,531.80 -4.87
マザーズ(ポイント) 1,030.46 -2.84
ジャスダック平均(円) 2,978.55 +1.28

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 フタバ産業 7241 931 +150 2,502.2
2 アイビーシー 3920 997 +150 78.8
3 アンリツ 6754 901 +94 8,820.9
4 日華化学 4463 1,183 +123 143.3
5 ネットワンシステム 7518 1,017 +103 4,087.4

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 デクセリアルズ 4980 1,002 -151 1,723.0
2 東光高岳 6617 1,691 -246 556.2
3 東邦チタニウム 5727 755 -81 1,865.1
4 オムロン 6645 4665 -395 3,942.4
5 だいこう証券ビジネス 8692 626 -47 43.8

東証1部売買代金トップ5  (売買代金:単位千円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 154,586
2 三菱UFJFG 8306 36,086
3 トヨタ自動車 7203 35,415
4 ソフトバンクグループ 9984 35,039
5 野村ホールディテングス 8604 27,047

おわりに:2日に米アップルの決算

来週は2営業日しか商いは無いものの、決算発表はけっこうあり、日本だけでなく米国では、2日にアップル、3日フェイスブックと日本のマーケットにも影響がある銘柄の決算発表を控えている。ここまで続々と発表されている国内企業決算を見る限り、今期減収減益見通しという結果にはなっておらず、2ケタ増益見通しは難しいながらも、増収増益見通しは現時点で確保している。焦点の一つである企業想定為替レートも1ドル105円の前提条件が多くなる傾向。ちなみに、ファナックは減益の見通しながら1ドル100円設定。円安になれば、増額期待が膨らむことになる。北朝鮮リスクも9日の韓国大統領選挙までは目が離せない状況が続きそうだ。

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