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損失を与えている顧客がとれる戦略

損失を与えている顧客がとれる戦略

損失を与えている顧客

もう少し担当の裁量配分での優位性を上げるポイントを掲載します。今回はずばり、「損失を与えている顧客」について掲載します。

これは、大きく二つの戦略になります。一番わかりやすい出来事としては、私が過去の投資歴の取材や講演時には必ず、お話をしているのがリーマンショック時の出来事になります。私自身は、当時はとにかくIPOやPOの申し込みと獲得に励むブックビルダーでありましたから、今のポートフォリオと比較して、株主優待株や高配当株をヘッジなしの現物でひたすら保有するということもなければ、スウィング的なポジションもそれほど保有していないことから、まわりのトレーダーと比較すれば、驚かれるくらいの微損の結果でありました。

もしも、その日以降で大型のIPO銘柄でも保有やら当選していれば、大打撃を喰らうことは、その後の東日本大震災の時に物語っておりますが、その話はまた後日とさせて下さい。しかし、微損と言いながらも、私はそのリーマンショックで、過去最大の損失を被り、数十年近く、年間成績はプラスを維持しておりましたが、それも潰えた年にもなりました。それは、そのリーマンブラザース本体の債券を保有していたのです。私自身は資産の運用の一般的な考え方で、株式と異なり、債券を持つというのは、ある程度の種銭が増えてきた時から、保有しており、今もまだ満期がかなり先の債券を数百万円は保有しております。

ですから、そのリーマンブラザース自体が破綻したのでありますから、約束された利回りやら償還はなく、紙切れになるというのが一般的であります。

もちろん、多少なりともシニア債だったりすることもあり、解散価値からある程度はその後、資金は回収できるのですが、とにかく当時はやられたという感が強かったし、8桁以上の保有でしたから、電話を受けた時には呆然となって、価値がなくなったということしか、後はどのような会話をしたか記憶がありません。

当時の模様がこちらのブログで掲載されており、現在も状況を掲載しております。

そのような失意の中、IPO自体は下表のとおり、少なからずリリースがありましたが、地合いもあり、今年の1月~3月のIPOのように公募価格に対し、初値が2倍、3倍といった爆騰する銘柄は少なかったのですが、結論から言えば、それなりのIPOが獲得できました。もちろん、その経緯については、確認することはしておりませんし、お尋ねしたとしてもこの御時勢、社内での抽選やら検討結果ですとけむに巻かれるのが関の山かと思われます。

なお、損失が莫大でありますから、いくらIPOを数回、貰ったとしても、損失額に比較すれば雀の涙でありますが、当時は10万いや5万でも株式投資で私の手法で稼ぐのは難しいかったこともあり、有難かったのは事実であります。

2008年IPO(リーマンショック後)

上場日 銘柄名 コード 公開値 初値
12/19 paperboy&co. 3633 1900 4000
12/17 リックコーポレーション 3147 330 330
12/17 グリー 3632 3300 5000
12/16 ショーエイコーポレーション 9385 225 236
12/12 ソーバル 2186 600 640
12/10 ホシザキ電機 6465 750 705
12/09 らでぃっしゅぼーや 3146 600 600
12/08 エス・ディー・エス バイオテック 4952 750 693
12/04 シイエム・シイ 2185 1900 1540
11/11 ヒューリック 3265 470 425
11/07 オーウイル 3143 450 418
11/06 アサカ理研 5724 800 750
11/05 内外トランスライン 9384 1200 1116
10/30 電算システム 3630 850 790
10/28 トライウォール 3957 10/17 上場延期
10/28 クロス・マーケティング 3629 590 580
10/27 リニカル 2183 1000 610
10/07 メディサイエンスプランニング 2182 1100 1210
09/19 データホライゾン 3628 1650 1900

2009年IPO

上場日 銘柄名 コード 公開値 初値
12/25 一建設 3268 2300 2300
12/24 ヤーマン 6630 3700 4200
12/17 日本海洋掘削 1606 3800 5000
11/20 エフオーアイ 1606 850 770
10/23 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 4576 290 315
10/23 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 4576 290 315
09/17 キャンバス 4575 2100 3730
09/14 三菱総合研究所 3636 2200 3200
09/11 シーボン 4926 1860 1830
09/11 SHO-BI 7819 380 720
07/17 クックパッド 2193 9500 19100
06/25 八洲電機 3153 250 550
06/23 常和ホールディングス 3258 1720 1760
04/02 ソケッツ 3634 4400 8000
03/26 テラ 2191 310 300
03/18 大幸薬品 4574 2000 2120
03/17 JCLバイオアッセイ 2190 600 630
03/16 小田原機器 7314 1800 1680
03/13 ユビキタスエナジー 3150 950 2000
03/12 大研医器 7775 1150 1150

損失を抱えた顧客に対するアプローチがある

損失を抱えた顧客に対するアプローチがある

もちろん、ここまでの例は考えにくいですが、とにかく自分の顧客が損失、とくに自分の薦める金融商品で損失を被っていれば、とにかく、損失を一気に縮小、あるいはプラスにできるようなIPOを自分自身で配分することができれば、どう考えても優先順位は、すでに利益を獲得している顧客よりは、その損失を計上している顧客に配分をするのが人の常ではないでしょうか。

実際に私自身はこの債券以外にも投資信託や個別銘柄においても結構な損失を被った時には、S級やA級とまでは言いませんが、ある程度、株数が多いB級銘柄、あるいはPO(公募増資銘柄)の配分については、もちろん、それだけが要因ではありませんが、配分を貰った感がありますし、経験者の読者の方であれば、心当たりがあるのではないでしょうか。

ですから、私自身は、その他の手法で、証券マンの裁量の順位が上げるのが難しい方には、証券マンからの金融商品の営業には積極的に応え、損失を計上するスキームは必須ではないかと考えておりますが、投資信託や債券はこりごりという方がほとんどで、私自身もその一人であります。

担当者への切り返しと対処法

担当者への切り返しと対処法

「では、どうすればいいのか?」というところになるのですが、ずばり唯一、使えるのが空売りやら繋ぎ売りができる個別銘柄になります。この個別銘柄であれば、始値、あるいは利益が乗ったタイミングで、手数料の安いネット証券で同じ銘柄を同じ株数の空売りをすれば、株価が下がったとしても自分自身の損失は手数料だけになりますが、店頭証券側の顧客画面においては、いい感じの損失額がアップされる形になります。

また、前回の返報性の法則を鑑みれば、このようなことが数回続いた後に、
「個別銘柄は調子悪いね。たまにはIPOでも応募しようかな?何かない?」
というような台詞をぶつけるのも効果があります。

私も「ここで損失を計上したい」「IPOの利益でリベンジしたい」などなどのフレーズも加えて使っております。

「えっ!株価が上昇して儲かったらどうすればいい?」
答えは簡単です。次の紹介銘柄まで待つのです。もしも、案内する銘柄がいつも上がる、もしくは月間やら年間でプラスであるというようなことがあれば、その営業マンは自社等でディーラをやりますので、長年、営業担当をすることはありませんから、とにかく中期で対応してみて下さい。個別銘柄というころで手数料貢献という意味では、ファンドラップや投資信託、あるいは債券ほどの力はないかもしれませんが、あえて営業マンの推奨銘柄で損失を被るというようなスキームはまだまだ健在ではないかと私自身は考えております。

追伸

厳しい地合いの中、新刊を発売します。
今回も厳選勝負銘柄を掲載しました。

「0円から2億円を稼いだJACKさんのお金の増やし方入門」

個人投資家
バーテンダー、予備校講師、サラリーマンと多彩な職歴を歩む傍ら、IPO(新規公開株)を中心に2億円近くまでの資産を稼ぐ。株式投資を主戦場としつつもFX投資や不動産投資にも参戦している。「日本証券新聞」にて月1コラム連載。

Web
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