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円高嫌気しほぼ全面安 新興市場の下げ厳しい【2017年4月4日】

日経平均は反落し後場に入り下げ幅を拡大させた。テロとみられる露地下鉄爆発の発生を受けて、為替が1ドル110円台と円高が進行。NYダウ続落も重なり、軟調なスタート。後場に入り、円高が進んだことに連動して一段安となった。買い手掛かりに欠ける中、日経平均は終日マイナスゾーンで推移した。インデックス売りからファーストリテイリング(9983)、ソフトバンク(9984)など主力株が安く、ホンダ(7267)など自動車株や輸出関連株全般が下げる。三菱UFJFG(8306)が5日続落となるなどメガバンクも下げた。決算発表の再々延期が懸念される東芝(6502)は24.4円安の203.8円まで売り込まれている。

売買代金上位銘柄が軒並安となるなか、大手薬品株、ニトリ(9843)、セブン&アイ(3382)、JR東海(9022)といった内需高企業の一角が逆行高となった。また、露地下鉄爆発を受けて、ストップ高の石川製作所(6208)をはじめ、豊和工業(6203),東京計器(7721)といった一連の防衛関連株が思惑買いされた。

日経平均の下げを受けて、東証2部指数が大幅安となったほか、マザーズ指数とジャスダック平均も3月15日の下げを上回り今年最大の下げ幅に達した。なかで、EC通販の物流受託を展開するマザーズのファイズ(9325)が6連騰で上場来高値を更新している。

注目銘柄動向

ジャステック(9717)

東証1部
1177円+120円

3日大引け後に今11月期第1四半期(12月-2月)決算を発表し、営業利益が前年同期比68%増益となったことを好感。中間および通期営業利益予想は据え置いたものの、増額修正の可能性が高まった。製造業向けソフトウエア開発が伸長している。現状での年間配当予想は30円で配当利回り2.56%。高配当利回り銘柄の視点からも注目されている。

日本アビオニクス(6946)

東証2部
259円+16円

一時26円高の269円に急伸。この日一斉に動意づいた防衛関連株の一角。防衛省向け表示機器を手掛ける。テロとみられる露の地下鉄爆破事件とともに、米トランプ大統領が北朝鮮に対して「単独行動に出る」と英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで述べたことから、朝鮮半島有事の緊張も加わった。思惑買い先行

フルヤ金属(7826)

ジャスダック
2390円+400円

ストップ高に貼り付いた。常温で有害物質を除去できる「FT-eco触媒」の量産技術確立し、今月から量産体制を構築すると3日に発表。現状のターゲット市場である空気清浄、青果物・花木の鮮度保持に加え、抗菌、排ガス浄化、化学品合成、センサー電極触媒などへの用途拡大を目指すとしている。5日から3日間東京ビッグサイトで開催される「高機能金属展」でサンプルを展示するという。

ファイズ(9325)

マザーズ
7200+1000円

3日連続ストップ高で上場来高値を更新中。3月16日に公開価格1250円、初値4010円で新規上場した企業。EC運営企業の物流センターの管理・梱包から配送までを一貫して請け負う。アマゾンジャパンが大口取引先で、ヤマト運輸問題の浮上以来、同社の活躍余地が広がるとの期待が先行している。値動きの軽さから値幅取りの資金が流入。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 18,810.25 - 172.98
TOPIX(ポイント) 1,504.54 - 12.49
マザーズ(ポイント) 1,029.06 - 34.22
ジャスダック平均(円) 2,978.07 60.37

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 株価 前日比 出来高
1 石川製作所 1012 150 12,771,000
2 ジャステック 1177 120 5,952,000
3 日本フィルコン 610 55 2,996,000
4 豊和工業 711 51 7,966,000
5 あさひ 1388 90 6,427,000

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 株価 前日比 出来高
1 北の達人 834 -123 30,914,000
2 リンク&モチベーション 635 -76 36,588,000
3 gumi 1042 -124 15863,000
4 イーブック 1325 -156 1,349,000
5 イソライト工業 426 -46 9,676,000

東証1部売買代金トップ5  (売買代金:単位千円)

順位 銘柄 株価 前日比 出来高
1 任天堂 26055 -700 63,004,964
2 東芝 206.8 -21.4 54,358,194
3 三菱UFJFG 683.3 -11.0 47,091,915
4 トヨタ自動車 5984 -62 38,795,739
5 ソフトバンク 7751 -132 37,512,287

おわりに:大引け間際に強かった2銘柄

防衛関連株が賑わう相場は、過去の経緯からするとかなり地合いが悪化した時。マザーズの値上がり銘柄数が14にとどまるなど、新興市場の崩れも完全に換金売りに押された結果だ。こうした局面では、需給関係がいい(売りが出にくい)直近IPO銘柄が物色の突破口となりやすい。ただ、それ以上に、大引け間際にソニー(6758)が10円高の3674円、東証2部のシャープ(6753)が3円高の498円とプラスゾーンに巻き返していることは注目点だ。

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