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シャープの3000円効果【2017年3月31日】

NYダウは69ドル高の20,728と反発。NY原油先物が10日以来の50ドル台に続騰したことを好感。金融株が軒並み高となり、ナスダック総合指数は最高値を更新した。為替は円高にブレーキ。シカゴ日経平均先物も大証比110円高の19,070円で、ひとまず買い戻しが先行する相場展開となりそうだ。年度末の本日は日経平均が19,000円台を守って大引けるかが注目されている。ちなみに、昨年3月末の日経平均終値は16758.67円だった。新規上場はジャスダックにネットマーケティング(6175、公開価格1140円)。
前日に初値持ち越しとなったユーザーローカル(3984)の動向、経営統合の検討を打ち切り事実上の破談となった森永製菓(2201)と森永乳業(2264)の動向に関心。

東証寄付き

日経平均反発スタート ソニー4日続伸

日経平均は107円高の19710円と反発のスタート。NY株高と為替の落ち着きを背景にひとまず売り材料が後退。経済産業省が寄り付き前に発表した2月鉱工業生産指数は、前月比2%の上昇と事前予想の1.2%増を上回り2カ月ぶりのプラスとなったことも相場のプラス材料。ソニー(6758)が4日続伸し連日の昨年来高値更新。主力大型株では一際強い動きを持続している。このほか、ソフトバンク(9984)が反発、東京エレクトロン(8035)、武田薬品(4502)が反落と、前日とは逆の物色展開で始まっている。この日新規上場のネットマーケティング(6175)、前日に初値持ち越しだったユーザーローカル(3984)は買い気配スタート。統合破談の森永乳業(2264)は売り気配、森永製菓(2201)は暴落。

東証10時

日経平均高値もみあい 任天堂プラス転換

日経平均は反発スタート後、19,100円台での狭いレンジでの値動きに終始している。為替が10日ぶりに112円台の円安に入ったことで買い安心感が先行しているが、週末とあって積極的な上値追いが手控えられている状況だ。東芝(6502)、ソニー(6758)、メガバンクが上昇。任天堂(7974)は安寄り後に大きくプラス転換。ソフトバンク(9984)も高いが戻り売り圧力が強い。個別では、国内証券が投資評価を引き上げタクマ(6013)、外資系証券が推奨したオカモト(5122)が急伸。一方、経営統合が破談した森永製菓(2201)、先駆していたファナック(6954)が安い。ジャスダック平均、マザーズ指数も高い。

東証前引け

高寄り後は様子見 東芝の上げが目立つ

日経平均 前日比125.61円高の19,188.83円

TOPIX  前日比10.68ポイント高の1,538.27ポイント

107円高で寄り付いた日経平均はその後の上下幅が約40円で、売り買いともに低調となった。NY株高、円安、好調だった2月鉱工業生産指数を受けて、全般高で始まった。しかし、買いが一巡すると新規の買い上がり材料に乏しく、週末というカレンダー事情も意識されて様子見ムードとなった。買い戻しにはずみがついた東芝(6502)が一段高、メガバンク、ソニー(6758)、ソフトバンク(9984)も堅調。三菱UFJFG証券が新規格付けした良品計画(7453)の上昇が目立つ。武田薬品(4502),ファナック(6954)は小反落。統合破談の森永製菓(2201)は急落、森永乳業(2264)はストップ安。一方、ジャスダック平均、マザーズ指数も高い。この日、ジャスダックに新規上場のネットマーケティング(6175)は公開価格1140円に対して初値1552円で誕生し、その後1600円台に買い進まれている。スシロー(3563)は小幅高だが、出来高は大きく減少。前日に初値持ち越しのユーザーローカル(3984)は買い気配値を11530円まで切り上げたがまだ、値つかず。公開価格2940円から約4倍に達している。

東証後場寄り

日経平均上げ幅縮める 東芝、シャープが高い

後場の日経平均は111円高の19, 174円と前引け水準をやや下回って始まった。その後は週末ということから利益確定の小口売りが広がり、上げ幅をやや縮め始めている。ファーストリテイリング(9983)、トレンドマイクロ(4704)がインデック買いの流入から高く、東芝(6502)の買い戻しに弾みが付いている。ソニー(6758)も上値指向。一方、ファナック(6954)が売り先行で、キヤノン(7751)も冴えない。個別では宅配ボックスのアルファ(3434)が急騰。全社員に特別金を支払うと報道された2部のシャープ(6753)が買われて昨年来高値更新。

東証2時

日経平均一転してマイナス 円高を嫌気

日経平均は前日比マイナスに転じた。為替が14時前から円高に向かい先物安からくるインデックス売が大型株に広がった。TOPIXもマイナスに転じている。前引けでプラス圏にあった東京エレクトロン(8035)がマイナスに転じ、ファナック(6954)、日東電工(6988)、KDDI(9433)などが値を崩している。後場に入っても買われていた東芝(6502)、ソニー(6758)も上げ幅を縮めている。日経平均の急落を受けてジャスダック平均、マザーズ指数も調整し始めている。初値持ち越しとなっていたユーザーローカル(3984)は公開価格2940円に対して12,500円の初値を形成。その後13,350円まで上昇し一服。新規上場のネットマーケティング(6175)も売りが先行し始めた。

東証大引け

日経平均19,000円割れ 後場に突如の急落

日経平均は後場に入り下げ足を早め続落、安値引けとなり3月27日以来4営業日ぶりに19,000円割れで大引けた。前場には一時147円高があったが、為替の円高が先物安とインデックス売りを誘った形。業種別では電力・ガスを除いて安く、東証1部の値下がり銘柄は1677銘柄(値上がり270銘柄)と全面安に転じた。トヨタ(7203)、ソフトバンク(9984),メガバンクがマイナスに転じた一方、東芝(6502)とソニー(6758)がプラス圏を守った。2部のシャープ(6753)は4日続伸。マザーズ指数は反発、ジャスダック平均は3日ぶり反発。新規上場のネットマーケティング(6175)は大引け際に持ち直し1630円で大引け。

おわりに

シャープの3000円効果

日経平均 前日比153.96円安の18,909.26円

TOPIX  前日比14.99ポイント安の1,512.60ポイント

全体相場が急落する中、シャープ(6753)が「感謝のしるし」としてグループを含む社員に金一封3000円を支給するとしたニュースが伝わり株価が逆行高。こうしたケースは記憶になく、株式市場でも話題と鳴った。グループを含めて約19000人に支払われるとなると総額5700万円。この金額と支給のタイミングは絶妙。これが1万円だったりすると、株主など外野の反感を買っていただろう。また、ボーナスや給与ではなく、日本特有の年度末にアナウンスしたことも面白い。少なくとも株価がこの報道を受けて一段高し、一時21円高の472円まで上昇したことが、この施策の成功を示している。後場に入り、このニュースで約10円株価が上昇。時価総額500億円分アップの寄与があった計算だ。

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