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日経平均は後場一段安 材料株が崩れる【2017年3月30日】

NYダウは42ドル安と反落したものの、S&P500指数とナスダックは上昇と高安マチマチの展開。原油市況の上昇からエネルギー株が買われて、金融株が下げている。為替は111円台を破産での小動きだが、やや円高に振れている。東京株式市場は輸出株と金融株を中心に軟調なスタートとなりそうだが、積極的に売りに行く材料も見当たらないのも事実。全般はもみ合いが予想される。個別では米原子力子会社の破産申請で負債額が1兆100億円となった東芝(6502)の動向に関心が向く。本日は東証1部に回転寿司やや手のスシローグローバルホールディングス(3563、公開価格3600円)、マザーズにビッグデータ解析のユーザーローカル(3984、公開価格2940円)が新規上場する。ともに注目度が高い企業だ。

東証寄付き

日経平均反落スタート スシローは公開価格割れ

日経平均は66.66円安の19150.82円と3日ぶりの反落でスタート。保険や証券を含む金融株全般が売りから始まり安い。トヨタ(7203)もホンダ(7267)、パナソニック(6752)も安寄り。三菱地所(8802)、三井不動産(8801)など不動産も軟調。ソフトバンク(9984)は前日終値を挟んで売り買い交錯。一方、ソニー(6758)が堅調に始まり、キヤノン(7751)など優良株の一角が高い。全般は安寄り後に下げ幅を縮める。東芝(6502)は米原発子会社の破産法申請について、事前に株価に織り込んでいたことから小動き。この日新規上場のスシロー(3563)は初値3430円と公開価格割れでスタート後に上昇。ユーザーローカル(3984)は大量買いで買い気配。

東証10時

日経平均の戻り鈍い 外資系評価の武田が高い

日経平均は一時、前日終値に届く場面があったものの、戻り売り圧力が強くマイナス圏で推移している。やや円安方向にあるものの為替も小動き。メガバンクをはじめとする金融株が安く売買代金上位の任天堂(7974)、ソフトバンク(9984)、東芝(6502)が安い。一方、モルガン・スタンレーが投資判断を引き上げた武田薬品(4502)は急反発、機関投資家買いが継続するソニー(6758)は3日続伸。公開価格割れで始まったこの日新規上場のスシロー(3563)は一時、公開価格に残り25円まで迫ったものの、その後は売りに押されている。ジャスダック平均とマザーズ指数は堅調。2部では農業ICT関連のネポン(7985)が好人気で続騰している。

東証前引け

日経平均は軟調展開 売買代金上位銘柄はマチマチ

日経平均 前日比47.56円安の19,169.92円

TOPIX  前日比4.26ポイント安の1,537.81ポイント

日経平均は3日ぶり反落。反落した米国市場で金融株が売られた流れを受けて、銀行、証券、保険が下げ、軟調な展開となった。ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンク(9984)も安い。安寄りした東芝(6502)が買い戻され、外資系証券が高評価の武田薬品(4502)、機関投資家買いが継続するソニー(6758)が上昇、朝安のファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)がプラス転換するなど売買代金上位は高安マチマチ。しかし、東証1部の値下がり銘柄数は1200超(値上がりは500強)で、前場出来高は8億5000万株弱にとどまるなど、地合いは軟調。公開価格割れの初値3430円でデビューしたスシローの前引けは3480円。マザーズ上場のユーザーローカル(3984)は公開価格2940円に対して5040円まで買い気配を切り上げている。

東証後場寄り

日経平均小安い 半導体関連は買い先行

日経平均は72円安の19144円と前引けの水準を下回って始まり、その後は売り買いが交錯している。前引けにかけて買い進まれた東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)など半導体関連に買いが先行。大幅高の武田薬品(4502)も堅調に推移。トヨタ(7203)も持ち直し始めている。高浜原発の再稼働で前日急伸の関西電力(9503)は小幅続伸。対象的にソフトバンク(9984)はジリ安展開が続き、マスナスで推移する日産(7201)とNTT(9432)に戻りが見られない。東証2部のシャープ(6753)は連日の昨年来高値更新。マザーズでは上場4日目となる貸会議室のTKP(3479)が一段高。

東証2時

日経平均下げ幅拡大 マザーズも一転してマイナス

日経平均は午後2時頃に急落し、下げ幅が100円を超えてきた。ファーストリテイリング(9983)やKDDI(9433)が下げ幅を広げるなど、先物安に伴うインデックス売りが出ている模様。為替も円高傾向。東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)など買われていた半導体株も上げ幅を縮め始めている。日産(7201)も売りに押され、4日連続ストップ高の澤藤電機(6901)も急落。なかで、武田薬品(4502)は堅調さを持続。また、アスカネット(2438)とそーせい(4565)が急落したマザーズ指数が前日比マイナスに転じている。

東証大引け

日経平均は後場一段安 材料株が崩れる

日経平均は後場に一段安となり154円安の19,063円と3日ぶりの反落。NYの金融株安を嫌気して始まり、後場は先物で仕掛け的な売りが出た模様。これが一段安に繋がった。ソフトバンク(9984)が一段安に沈み、自動車、メガバンクがマイナス圏。一方、東芝(6502)は米原発子会社の破産法申請とこの日開催の株主総会の通過でアク抜け観が台頭し買い戻された。武田薬品(4502)とソニー(6758)が終日プラス圏を維持した。また、前日まで4日連続ストップ高の澤藤電機(6901)とマザーズで人気化していたアスカネット(2438)が急落と材料株が崩れたのも目立った。突然、下げ幅を広げた日経平均の影響を受けて、マザーズ指数、ジャスダック指数もマイナスとなった。この日に東証1部に新規上場したスシローグローバルホールディングス(3563)は、公開価格3600円割れの初値3430円、終値は3410円。マザーズ上場のユーザーローカル(3984)は、公開価格2940円に対して6770円まで買い気配を切り上げたが商いが設立せず、初値持ち越しとなった。

おわりに

IPO人気の影

日経平均 前日比154.26円安の19,063.22円

TOPIX  前日比14.48ポイント安の1,527.59ポイント

東証1部直接ながら再上場のスシローグローバルホールディングス(3563)は重量級が仇(アダ)となって初値は公開価格割れ。結局この日は公開価格に届かなかった。同じく再上場組で前日登場のオークネット3964は1200円台でしっかり。ただ、出来高は前日の4分の1に減少し「普通の株」に早くも転じそうだ。実は、昨日もう一つのIPOがあった。インフラファンドとして、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(9283)が登場していたのだ。公募価格は仮条件下限93000円で初値は89200円、29日大引けは86600円。この日は若干盛り返したが1800円高の88400円が頭打ち。インフラファンドの不人気・不調は相変わらずとなった。

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