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全面安でもストップ高の7銘柄【2017年3月22日】

続落ながらも下げ幅の縮小を見せた昨日の東京市場、本日は売り優勢の展開が想定される。21日のNYダウは237ドル安の20,688ドルと4日続落で、昨年11月のトランプ相場スタートから最大の下げ幅を記録している。政策運営への不透明感が背景となっており、ドル売り・円買いから111円台半ばまで進んでいる円高も警戒要因だ。ただ、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は昨日も反発しており、IPO(新規上場)のインターネットインフィニティ(6545、IIF)、力の源ホールディングス(3561)はともに初値持ち越しと、全般調整ムードの中でも小型株の個別物色への期待は残る。本日はマクロミル(3978)の1部、フルテック(6546)の2部上場が予定されている。

東証寄付き

日経平均は309円安 全面安スタート

日経平均は309円安の19,146円と3日続落のスタート。全面安で、保険や鉄鋼、銀行、輸送用機器、証券などの下げ幅が大きい。ソフトバンク(9984)は3日続落で、8,000円割れをうかがう動きに。ファナック(6954)やキーエンス(6861)といった値がさ株も安く、三井物産(8031)や伊藤忠(8001)といった商社株も軟調で、DMG森精機(6141)の下げも目立つ。一方、任天堂(7974)は5日続伸となり、北の達人(2930)と全国保証(7164)は反発。本日、1部に新規上場(IPO)したマクロミル(3978)は公開価格1,950円を4.3%下回る1,867円で初値を形成した。公開価格割れは今年初となる。

東証10時

日経平均はマイナス圏での横ばい 新興市場は下げ幅縮小

10時の日経平均は310円安と引き続きマイナス圏での推移が続いている。米国で金融株が下げを主導したことから東京市場でも安く、輸送用機器や非鉄なども売られている。ソニー(6758)や三菱重工(7011)も軟調な展開となり、前日買われたJT(2914)も反落。タカタ(7312)が大幅続落となり、M&Aキャピタル(6080)は利益確定の売りに押されている。一方、任天堂(7974)は堅調な展開で、リクルート(6098)が続伸、澤藤電機(6901)はストップ高。一方、新興市場は下げ幅を縮小しており、初値持ち越しの力の源HD(3561)とIIF(6545)は本日も買い気配が続いている。

東証前引け

日経平均は下げ幅広げる 新興市場も安い

日経平均 前日比390.51円安の19,065.37円

TOPIX  前日比29.52ポイント安の1,533.90ポイント

日経平均は390円安の19,065円と寄り付き水準からさらに下げ幅を広げた。取引時間中の19,000円割れとなった2月27日以来の水準にあり、下げ幅は1月31日の327円安を上回りトランプショックとなった昨年11月9日以来の水準となる。米国株の下落、111円台半ばで推移している円高、北朝鮮によるミサイル発射観測も影響しているようだ。東証1部の値下がり銘柄数は9割を超え、全面安商状が続いている。金融株の下げが目立ち、海運や鉄鋼も安い。ファーストリテイリング(9983)やソフトバンク(9984)、トヨタ(7203)、京セラ(6971)なども安く、日立(6501)による保有株売却で日立マクセル(6810)が急落。一方、任天堂(7974)が堅調で、岐阜大学との共同研究から水素製造装置を開発したと伝わった澤藤電機(6901)が東証1部で値上がり率トップに。なお、初値持ち越しとなっていた力の源HD(3561)が公開価格の3.7倍、IIF(6545)は3.8倍で初値を付け、本日2部上場のフルテック(6546)は依然として買い気配が続いている。

東証後場寄り

日経平均は367円安でスタート 新規上場銘柄の人気継続

日経平均は367円安の19,088円と前引けに比べ下げ幅を縮小してスタートした。昼休み中のドル円相場がやや円安方向で推移したことが貢献したようだ。保険、証券、銀行と金融株が引き続き軟調で、ソフトバンク(9984)は安値圏でのもみ合いが続いている。円高警戒でホンダ(7267)などの輸送用機器も下落し、SCREEN(7735)など半導体関連も安い。一方、フォーカスシステムズ(4662)は防塵・防水機能を追加したビーコンを開発したことから下げ幅を縮め、日本ハム(2282)やニトリ(9843)、日本M&Aセンター(2127)などが散発高。なお、本日2部上場のフルテック(6546)は公開価格600円に対して1,140円まで買い気配を切り上げている。

東証2時

全面安商状が続く 任天堂が独歩高

日経平均は360円安の19,080円近辺で小動きとなっている。ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンク(9984)、ファナック(6954)などが引き続き安値圏で推移し、円高を嫌気した自動車株の下げもきつい。トレンドマイクロ(4704)、大東建託(1878)などが散発高。東証1部の値上がり銘柄は140銘柄程度で全面安商状が継続している。なかで、売買代金トップの任天堂(7974)が一段高で後場に入り上げ足を速めて独歩高。みずほ証券が目標株価を40,000円に引き上げたことが手掛かり。マザーズ指数、ジャスダック平均も反落。

東証大引け

日経平均は今年最大の下げ幅

1ドル111円台への急速な円高を嫌気して、日経平均は414円安の19,041円と今年最大の下げ幅。全面安商状の中で3日続落となり19,000円台の攻防となった。朝方寄付き後は、積極的な買いが入らない状況。保険、メガバンク、自動車が厳しい下げをみたほか、ソフトバンク(9984)、東芝(6502)も安い。日立(6501)が保有株を売却する日立マクセル(6810)も急落。なかで、みずほ証券が目標株価を引き上げた売買代金トップの任天堂(7974)が、後場に入り急騰し独歩高を演じた。ジャスダック平均、マザーズ指数とも反落。この日IPOのフルテック(6546)は公開価格の約2倍で寄付き後に売られた。東証1部上場のマクロミル(3978)の初値は、今年初の公開価格割れスタートとなった。

おわりに

全面安でもストップ高の7銘柄

日経平均 前日比414.50円安の19,041.38円

TOPIX  前日比33.22ポイント安の1,530.20ポイント

円高を嫌気した22日の全面安商状。前日比で見て日経平均、TOPIX、JPX日経400、マザーズの各指数が2%超の下げ率をみるなかで、ジャスダック平均は0.8%程度の下落にとどまっている。この日の相場でも取引時間中を含めて7銘柄がストップ高を演じている。エプコ(2311)、ケアサービス(2425)、共同PR(2436)、アンドール(4640)、ヤマザキ(6147)、澤藤電機(6901)、ファイズ(9325)の7銘柄。このうち、澤藤電機とファイズを除いた銘柄がジャスダック銘柄だ。売りを浴びる相場では、ジャスダック市場に関心がむきそうだ。

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