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NYダウ小動き、円安進行、メジャーSQ【2017年3月10日】

原油相場が下落しNYダウは2.46ドル高の20,858.19ドルと小動きだったものの4日ぶりに反発。為替が一時1ドル115円台と円高に振れた。FOMC(米連邦公開市場委員会)待ちの要因はあるものの、為替の円安を好感した買いが、朝方は先行することが予想される。また、本日はメジャーSQで先物の動向にも関心が向く。ただし、最近は円安効果を朝方に織り込むと見送りムードが台頭している。後場は手掛けにくさが台頭する可能性が強いが中小型株に引き続きアクティブ資金が向かいそうだ。

東証寄付き

日経平均続伸スタート 円安好感し全面高

日経平均は、前日比126.13円高の19444.71円と続伸のスタート。1ドル115円台への円安を好感して買いの裾野が広がるなか、メジャーSQということもあり、インデックス対応の売買も膨らんでいる。売買代金上位の主力株は、ほぼ全面高。住友電工(5802)、コマツ(6301)、ルネサス(6723)などが2月の昨年来高値を更新している。なかで、原油安を嫌気して三菱商事(8058)など大手商社株が寄付き後にマイナスに転じている。
前日マザーズに新規上場したピーバンドットコム(3559)はは小反落で寄り付いた後に大幅高に買い進まれている。ジャスダック平均、マザーズ指数も堅調な始まり。

東証10時

日経平均一時237円高 主力株が軒並み高

続伸で始まった日経平均は一時237円高までの一段高をみて19,500円台で推移している。ほぼ全面高商状のなかで、ファーストリテイリング(9983)、ソニー(6858)、大塚HD(4578)、第一生命HD(8750)の上げが目立っている。売買代金トップは三菱UFJFG(8306)で続伸。東芝(6502)も朝方のマイナスゾーンからプラス圏に切り返している。東証1部の新高値銘柄数は1週間ぶりに200銘柄を超えている。一方、大手商社は引き続き小安く、新日鉄住金(5401)など大手高炉がマイナス圏で推移している。

東証前引け

日経平均大幅続伸 Fリテイリング、ソニー高い

日経平均 前日比256.76円高の19,575.34円

TOPIX  前日比17.00ポイント高の1,571.68ポイント

1ドル115円台の円安を好感してほぼ全面高商状。続伸して始まった日経平均は前日比200高の19,500円。買いが一巡した前場中盤からは、週末市場も絡んで積極的な上値追いは敬遠され日経平均は19,500円近辺でもみ合った。しかし、前引けにかけては、再び買い直された。メジャーSQ(日経平均先物・オプション特別清算指数)だったこの日のSQ値は19434.30円。日経平均がこれを上回って推移したことで買い戻しの動きが強まった。売買代金上位の主力株が軒並み高となるなか、ファーストリテイリング(9983)、ソニー(6858)、大塚HD(4578)の上げが目立つ。メガバンク、東芝(6502)も堅調。反面、大手商社、大手高炉が安いが下げは小幅にとどまった。ジャスダック平均は小幅高、マザーズ指数は小反発と、新興市場は買いの勢いがやや削がれている。

東証後場寄り

日経平均は強調スタート 引き続き全面高

後場寄りの日経平均は262円高の19,581円と前引けの水準をさらに上回って始まった。前引けにかけての強調とランチタイム中の日経平均先物の上昇を受けて買い優勢でスタート。ファナック(6954)が前引け株価を上回ってスタートしたほか、大塚HD(4578)、トヨタ(7203)も高い。ただ、ファーストリテイリング(9983)やメガバンクは寄付き後に売り物を浴びて上げ幅を縮めるなど、高値波乱の様相を見せる銘柄も散見された。ここ2日人気化していたオリンパス(7733)はマイナス圏に沈んだ。大手商社、大手鉄鋼は引き続き軟調。マザーズではバイオベンチャーのジーエヌアイ(2160)、前日上場のピーバンドットコム(3559)、ジャスダックでは光通信部品のsantec(6777)が人気。

東証2時

日経平均ジリ高基調 JR九州が巻き返す

全般は後場寄り直後に売り物に押される場面もあったが、その後はジリ高基調。日経平均は280円高の19,599円近辺と後場寄りの水準を保って推移している。メガバンク、トヨタ(7203)、JT(2914)が高値圏で推移し、デンソー(6902)が上値追い。任天堂(7974)、ソフトバンク(9984)、NTT(9432)は上げ幅を縮めた後の戻りが鈍い。大手商社と鉄鋼は引き続き軟調。なかで、JR九州(9142)の戻りに弾みが付きプラス圏に浮上した。前日は12日ぶりに反落したものの、この日はすかさず切り返し。相場付きの強さが関心を高めてきそうだ。前日までで20連騰のジャスダック平均は、伸び足を欠き始めている。

東証大引け

日経平均 年初来高値を更新

日経平均は286円高の19,604円と年初来高値を更新した。115円台前半で推移した円安を背景に、主力大型株を中心に買われ、高値引けとなった。第一生命(8750)とT&DHD(8795)は野村証券の格上げから買われ、三菱UFJ(8306)も上昇、株高から野村HD(8604)も騰勢を強めた。東京エレクトロン(8035)や京セラ(6971)といった値がさハイテク株にも買いが入り、医薬品株は出遅れ感から物色の矛先が向かった。一方、鋼材価格の上昇一服でJFE(5411)を始めとした鉄鋼株が安く、非鉄市況の下落から東邦亜鉛(5707)などもさえない。クミアイ化学(4996)は減益決算から売られた。なお、マザーズ指数は反発し、日経ジャスダック平均は21連騰を達成も、新興銘柄は一服傾向。

おわりに

節目の通過

日経平均 前日比286.03円高の19,604.61円

TOPIX  前日比19.33ポイント高の1,574.01ポイント

3月、6月、9月、12月と年4回の「メジャーSQ」は株式市場に30年近くいると、一つの儀式のような感覚に襲われる。今でこそローリングがスムーズに進展しているようでSQ値の清算も速いが、需給的に混乱した事態を知っている者にとっては、無事に通過するとホッとする。これでいよいよ年度末相場も残り14日。この年度末株価も昔ほど重視されなくなったが、これも一つの節目。日経平均は1月4日の大発会で記録した終値ベースでの昨年来高値19,594円を上回ったものの、3月2日のザラバベースの高値19,668円には未達。来週は2万円大台節目への挑戦を占う週となりそうだ。(終)

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