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日経平均5日ぶり反発 ジャスダック平均20連騰【2017年3月9日】

8日のNYダウは69ドル安と4日続落。買いが先行して始まったものの、原油安が嫌気されるとともに10日の雇用統計発表を控えて買い手控え気分が台頭して見送りムードが強まった。ただ、為替が円安に向いたことで日経平均先物は寄り付き前に一段高となったことから、東京株式市場は戻りを試す展開となりそうだ。日経平均は8日までで4日続落となっているが、この続落期間中に初めて日銀によるETF買いが流入しており、自律反発に向かう公算が高い。

東証寄付き

日経平均5日ぶり反発 主力株は高安マチマチ

1ドル114円台半ばへの円安傾向を好感して、日経平均は前日比89.03円高の19,343.06円と5日ぶりの反発で始まった。メガバンク、トヨタ(7203)など主力株の一角に買いが先行した一方、ソフトバンク(9984)、東芝(6502)、大手商社には寄付き後に売りが先行した。売買代金上位は高安マチマチの展開。前日人気の積水ハウス(1928)が連騰し、JR九州(9142)は12日ぶりに反落。急落していた大垣共立銀行(8361)が大商い。マザーズ指数、ジャスダック平均は堅調なスタート。

東証10時

日経平均は強含みもみ合い SUMCOが買われる

日経平均は19,300円近辺での小動き。朝方、為替の円安を好感する買いが一巡すると手掛かり難となり模様眺めムードに転じた。先物高を反映してファーストリテイリング(9983)、東京エレクトロン(8035)、オリンパス(7733)など優良株の一角に買いが先行。メガバンクも堅調、半導体関連のSUMCO(3436)は機関投資家買い、今4月期好決算確認の日東製網(3524)の上げが目立つ。一方、ソフトバンク(9984)は戻り売り圧力が強く、東芝(6502)も安い。連騰が止まったJR九州(9142)は利益確定の売りに押されている。この日マザーズに新規上場のピーバンドットコム(3559)は公開価格1650円に対して買い気配を2300円台まで切り上げている。

東証前引け

日経平均5日ぶり小反発

日経平均 前日比29.07円高の19,283.10円

TOPIX  前日比2.20ポイント高の1,552.45ポイント

日経平均は5日ぶりに反発し29円高の19,283円。為替の円安を好感し朝方は買いが先行したものの、その効果は限定的で、日経平均は小幅な値動き。前引けにかけては売り圧力が強まる展開となった。トヨタ(7203)が5日ぶりに反発、SUMCO(3436)、オリンパス(7733)の上げが目立つなど優良株の一角に国内外の機関投資家買いが流入。一方、朝高スタートのメガバンクでは三井住友FG(8316)がマイナスに転じ、ソフトバンク(9984)も続落と戻り売り圧力も強い。ヤマトHD(9064)は反発し、傘下の米原子力会社が破産専門弁護士と契約と報じられた東芝(6502)は反落。ジャスダック平均は20連騰、マザーズ指数は一服。この日新規上場のピーバンドットコム(3559)は公開価格1650円に対して買い気配を2800円台まで切り上げている。

東証後場寄り

日経平均小動き 任天堂上昇、ソフトバンク軟調

日経平均は23円高の19.277円と前引けの水準からやや軟化しての始まりとなった。為替が114円台半ばで小動きとなり、全般手掛かり難の商状が継続している。前場に上昇していた半導体関連のSUMCO(3436)が引き続き買いを呼び込み、トヨタ(7203)、オリンパス(7733)など優良株の一角がしっかり。任天堂(7974)も25,000円台を回復。スズキ(7269)も動意づいている。5日ぶりに反発の野村HD(8604)は前場の高値を更新し買戻しに弾みがついている。ソフトバンク(9984)、東芝(6502)、JR九州(9142)は引き続き売りが先行。ファナック(6954)、KDDI(9433)が安い。東証2部ではシャープ(6753)が買い直されている。

東証2時

日経平均は小幅高 ピーバンドットコム初値3530円

日経平均は19,300円台にやや水準を切り上げての展開。ただ、前場のこの日の高値までは届いておらず、薄商いのなかで伸び悩んでいる。オリンパス(7733)、ブリヂストン(5108)が引き続き高く、三井金(5706)が高い。任天堂(7974)が上げ幅を縮め、メガバンクは売り買い交錯。一方、為替がこの日の円高に向いたことで富士重工(7270)が売られ、朝高のコマツ(6301)もマイナスに転じた。この日新規上場のピーバンドットコム(3559)は公開価格1650円に対して約2.1倍の初値3530円を14時前につけた後、利益確定売りが先行して3200円まで売られている。ジャスダック平均は引き続き高いが、マザーズ指数は軟化している。

東証大引け

日経平均5日ぶり反発 ジャスダック平均20連騰

日経平均は5日ぶりに反発。円安を好感して始まった後は、上げ幅を縮める場面もあったが、大引けにかけては引き締まった展開。ただ、東証1部出来高は16億株割れ、売買代金は1兆8000億円台へと低下している。米国雇用統計とメジャーSQをにらんで、様子見ムードが強まった。メガバンクが高安マチマチの中、トヨタ(7203)、ブリヂストン(5108)、オリンパス(7733)、SUMCO(3436)が高く、連騰が途絶えたJR九州(9142)が売られ、ソフトバンク(9984)、東芝(6502)も安い。朝高スタートの任天堂(7974)がマイナス転換。この日新規上場のピーバンドットコム(3559)は初値3530円に対して終値は2850円とこの日の安値で大引けた。ジャスダック平均は20連騰を達成。マザーズ指数は小幅続伸。

おわりに

株価チャートと決算発表

日経平均 前日比64.55円高の19,318.58円

TOPIX  前日比4.43ポイント高の1,554.68ポイント

明日10日のメジャーSQを前に先物も動きにくく、日経平均やTOPIXのボラティリティは極度に低下している。ここ数日、売買代金上位銘柄も高安マチマチになるケースが多く、物色の方向性は不透明になっている。個別銘柄の値動き解説コメントも「25日線を支持線としたリバウンド」「調整一巡からの大幅続伸で25日線突破」など、チャートのテクニカル解説が増えてくると、物色難・手掛かり難もそろそろ「陰の極」ともいえる。こうした局面での銘柄探しは、株価チャートが重用されるが、単純に決算発表も材料インパクトが大きくなる。10日は神島化(4026)、鳥貴族(3193)、メガネスーパ(3318)、gumi(3903)、アイモバイル(6535)、エイチーム(3662)、モルフォ(5653)、Hamee(3134)の決算発表が注目される。

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