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JR九州11連騰になお上げ余地?【2017年3月8日】

7日のNYダウは42ドル安の20,911ドルと続落。為替も1ドル114円近辺の小動き、シカゴ日経平均先物も軟調と買い手掛かりにかけ、様子見ムードが継続しそうだ。10日の米雇用統計の発表、北朝鮮問題という地政学リスクを抱え、需給的にもメジャーSQを10日に控えるとあって、国内外機関投資家の動きも鈍りそうだ。連騰中の日経ジャスダック平均を横目に、ネットトレーダーなどのアクティブな資金は小型株に向かうことが想定される。前日にマザーズに上場したロコンド(3558)の値動きが物色面での指標となるだろう。

東証寄り付き

日経平均4日続落スタート 大手医薬品に売り先行

日経平均は前日比35.62円安の19308.53円と4日続落でスタートした。資生堂(4911)、大手医薬品株が売り先行で始まり、宅急便の全面価格改定を打ち出したヤマトHD(9064)が反落の始まり。全般は様子見ムードが強く薄商い。一方、ファーストリテイリング(9983)、ファナック(6954)などが堅調なスタート。東芝(6502)が小幅続伸で始まる。ジャスダック平均は18連騰でスタート。マザーズ指数は高寄り後に12日ぶり反落とマイナス転換。前日に新規上場のコロンド(3558)は安く始まった。

東証10時

日経平均軟調に推移 JR九州が連騰

日経平均は前日比マイナスゾーンとなる19,300円をはさんでの値動きで推移している。トヨタ(7203)、ソフトバンク(9984)、メガバンクが寄付き後に売りが先行し下げるなど売買代金上位陣は軒並み安。価格改定による収益効果が不透明なヤマトHD(9064)、突然の社長退任が嫌気される三越伊勢丹(3099)の下げも目立つ。高寄りした任天堂(7974)が上げ幅を急速に縮め、東芝(6502)も高寄り後は売り買いが交錯。オリンパス(7733)、キヤノン(7751)、HOYA(7741)の精密株が堅調だが上げは小幅にとどまる。売りもの薄のJR九州(9142)は11日続伸で最高値更新。時価総額は6000億円台に乗り東武(9001)の6210億円に迫っている。

東証前引け

日経平均4日続落 積水ハウスが高い

日経平均 前日比97.51円安の19,246.64円

TOPIX  前日比5.87ポイント高の1,549.17ポイント

不透明な外部要因を嫌気して買い物薄の中で日経平均は4日続落。為替の動きも小幅で手掛かりに欠ける展開。メガバンクやトヨタ(7203)、ソフトバンク(9984)など主力株の一角は小口の売りが継続して下値を摸索だが、メガバンクやソニー(6758)など売買代金上位の一角は下げ渋りも見られ始めた。一方、寄付き後に上げ幅を縮めていた任天堂(7974)が前引けにかけて盛り返し、JR九州(9142)が11連騰に買い進まれている。東芝(6502)は高寄り後の売り買い交錯が継続。積水ハウス(1928)は上値への買いが続き、HOYA(7741)、キャノン(7751)も堅調。ジャスダック平均、マザーズ指数は連騰を継続。ジャスダック、マザーズともに材料株が人気化している。2部指数は7日ぶり反落。

東証後場寄り

日経平均107円安スタート 手掛かり難の展開

8日後場の日経平均は、前日比107円安の19,236円と前引けの水準を若干下回って始まった。為替も小動きとなるなか、引き続き買い手掛かりに欠ける展開で、小口の売りが先行する展開となった。ソフトバンク(9984)、日東電工(6988)などが寄付き後に軟化。一方、インデックス買いの流入からファーストリテイリング(9983)などが前引け水準を上回ってスタート。前場に上値を追った積水ハウス(1928)に続いて大和ハウス(1925)にも買いが先行している。前場に買われたオリンパス(7733)やニコン(7731)など精密株は売り買いが交錯した。JALUX(2729)が後場に一段高、レック(7874)が7日ぶりに反発と個別株物色が展開。ジャスダック平均、マザーズ指数は、引き続き堅調。

東証2時

日経平均はマイナス圏での横ばい続く

2時時点の日経平均は111円安の19,232円、引き続きマイナス圏での横ばいが続いている。ドル円はやや円安方向に戻しているものの、株式市場への反応は限定的。ソフトバンク(9984)とJFE(5411)が下げ幅を広げ、三井金属(5706)などの非鉄株も低迷している。一方、JALUX(2729)は大和証券による新規「1」との格付けが昨日に続き意識され、JR九州(9142)が連日の高値更新、GMOPG (3769)とMARUWA(5344)は騰勢を強めた。

東証大引け

日経平均は4日続落

大引けの日経平均は90円安の19,254円と4日続落。引き続きSQ(特別清算指数)と米2月雇用統計の発表を控え、様子見ムードが強い。東証1部の売買代金は2兆円を回復したものの、出来高は16億株前半と盛り上がりに欠ける。トヨタ(7203)が安く、JFE(5411)といった鉄鋼株も売られ、日東電工(6988)は大引けにかけて下げ幅を広げた。非鉄市況下落で東邦亜鉛(5707)や三井金属(5706)も軟調。一方、新型ゲーム機の順調なスタートが伝わった任天堂(7974)が物色され、東芝(6502)が続伸。レック(7874)が7営業日ぶりに反発し、JALUX(2729)と物語コーポ(3097)は大幅続伸。かどや製油(2612)は上場来高値を更新した。

おわりに

JR九州11連騰になお上げ余地?

日経平均 前日比90.12円安の19,254.03円

TOPIX  前日比4.79ポイント安の1,550.25ポイント

北朝鮮に絡んだ漠然とした地政学リスクが過去に台頭した時も、株式市場はこの日と似たような手掛かり難商状となったことがある。こうした局面では、仕手株と呼ばれる需給思惑株が物色で目立ち始めるが、むしろわかりやすい材料を持っている銘柄が上がる。例えば、“連騰”もその一つ。「強いものにつけ」という相場格言もある。この日で11連騰となったJR九州(9142)もその代表格。11連騰の期間上げ幅は445円(13%高)と派手さはない。ただ、ここにきて売り残が増加し信用倍率0.65倍、最高値更新中とあって需給面の魅力が大きい。また、注目したいのは6,080億円という時価総額。JR東日本(9020)の38,640億円、JR東海(9022)の37,625億円、JR西日本(9021)の14,400億円とは比べようもないが、ようやく京王電鉄(9008)を上抜いて、東武鉄道(9001)よりもまだ下。京急(9006)、近鉄(9041)、小田急(9007)がまだ上にいるとなると、比較しやすい。ちなみに東急(9005)の時価総額は10,272億円。東急と同価値とみるならばここから4割上げ余地があるが…。(終)

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