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信用取引の始め方

信用取引の始め方

株の知識レベル:

現物株の取引に加えて信用取引を始める場合、どこから始めていいか分からないといった方もいるでしょう。口座開設、委託保証金の入金、取引の開始など、現物株取引の時とは違うことも多々あります。
この項目では、実際に信用取引を始めたい時にスムーズに進められるよう、口座開設から取引を始めるまでをご紹介します。

信用取引専用口座開設の基本的な流れ

信用取引専用口座開設の基本的な流れ

まず、取引したい証券会社を決めます。現在は、店頭や電話取引はもちろんですが、インターネットで取引ができる会社が多くなっています。
どこにいても、インターネットがつながるパソコンやスマートフォンがあれば取引が可能ですので、非常に便利です。

しかし、証券会社により、インターネット上で「できること」「できないこと」が違います。
利用する前に、この点は必ず確認しておいてください。また、開設の申し込みについても、多くの証券会社がインターネットで受け付けていますので、忙しくて窓口に行く時間が取れない方は、ぜひ利用するといいでしょう。

口座開設には証券会社の審査があります

現物株取引の口座は比較的簡単に作ることができますが、信用取引の口座を作る時は、少しだけハードルが上がります。
それは、口座開設のための審査があるからです。審査の内容は、証券会社によって若干の違いはありますが、大体は「口座開設者の年収や資産」「株取引の経験年数」「信用取引の知識」が問われることが多いようです。

さらに、証券会社によっては、口座開設者の年齢制限(80歳以上は不可など)があるところや、職業を問われる(無職・学生は不可など)ところもあります。

そして、審査は申込書類上(もしくはインターネットでの申込ページ)だけでなく、併せて電話でも行う証券会社もありますので、自分の申し込みたい証券会社がどのような審査をしているかをチェックしておくのもいいでしょう。

ちなみに、信用取引は株価の変動により委託保証金の追加入金が必要な場合が出てきます。そのような時にすぐに連絡が取れるよう、常時連絡が取れる電話番号やメールアドレスの提示を求められます。申し込み時に正確な連絡先を登録しておくことは言うまでもありません。

口座開設後、必ずやるべきこととは?

口座開設後、必ずやるべきこととは?

口座開設まで終わったら、口座に委託保証金の入金を行ないます。
信用取引は証券会社から投資資金や株式を借りて取引します。委託保証金は借りた資金や株式の担保という扱いになるのです。

委託保証金の最低額は30万円となっており、信用取引はこの委託保証金の約3倍までの投資が可能になります。小額から始めてみたいという方でも、必ず30万円は入金しないといけませんので注意してください。

委託保証金は株式でも代用可能です

委託保証金は現金だけでなく、株式でも代用が可能です。この株式のことを「代用有価証券」といいます。代用有価証券を委託保証金として差し入れた場合、前日終値の80%の金額で換算されます。前日終値200円の株式を2,000株差し入れたとしたら、32万円分の委託保証金になるというわけです。

ただし、委託保証金として差し入れている株式が大幅に値下がりし、評価額が30万円を切った時、もしくは評価額が信用取引で投資している金額の20%を切った時は、追加で現金か株式を差し入れる必要も出てきます。委託保証金を全て代用有価証券で差し入れるというのは、大きなリスクがありますので避けた方が無難でしょう。

いよいよ信用取引のスタートです

いよいよ信用取引のスタートです

口座を開設し、委託保証金まで入金したら、信用取引を始めることができます。まず、株式の買い方ですが、自分が値上がりすると思った株式に投資するので、現物株の時とほぼ変わりません。現物株取引と違うのは、「委託保証金の約3倍までの投資が可能」「6か月以内に売らないといけない」というところです。長期保有目的で買うことはできませんので、気を付けてください。

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「売り」から始めることもできます

現物株を持っていなくても、売ることができるのは信用取引の大きな特徴です。証券会社から株式を借りて売ります。「売り」から始めた時は、返済のため株式を買い戻すことが必要です。

よって、利益を得るためには、現物株の時とは反対に「値下がりが期待できる銘柄」に投資することになります。買い戻す際も、株式の売りの時期から6か月以内に行なわないといけません。こちらも、買い戻しまでの時期を延長することはできないのでご注意ください。

信用取引の決済方法
株の知識レベル:現物株取引と違い、信用取引を行なった場合、信用買いや信用売りをした株式をそのまま自分の口座に放っておいてはいけません。必ず、決済が必要になり...

まとめ

信用取引専用口座の申し込みから審査、委託保証金の入金、そして取引の開始までの流れをご紹介しました。現物株取引の時よりも厳しい審査があったり、委託保証金の入金が必要になったりと、初めての時はちょっと難しくリスクが高いと感じるかもしれません。

しかし、勉強して少しずつ始めていけば、現物株取引では味わえない大きな利益を得ることができる喜びや、株価の値下がりリスク軽減も実感することができることでしょう。

証券会社で営業・窓口職を4年ほど経験。
営業経験談・苦労話・面白話なども沢山持っています。4歳と1歳の子育て中です!
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