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日経平均は再びレンジ内に【2017年3月6日】

先週3日のNYダウは2ドル高の21,005ドルと反発。イエレンFRB議長が追加利上げの可能性を示唆したことで金融株が買われ、全体相場を下支えした。ただ、ドル円相場が再び114円割れとなるなど、やや円高方向で推移しており、シカゴ日経平均先物も大証終値比10円安の19,460円と、週明けの東京市場は精彩を欠く展開も想定される。なお、今週は10日に米国で2月雇用統計の発表が予定されており、日経平均2万円の声が高まる中、今週ももみ合いが続くとの見方も多い。

東証寄り付き

続落スタート 円高、金融株も安い

寄り付きの日経平均は60円安の19,409円と続落スタート。113円台の円高に加え、株式売出しから三井住友(8316)が安く、他の金融株もさえない展開で、全体相場を圧迫した。ファーストリテ(9983)が6営業日ぶりに反落し、円高警戒でパナソニック(6752)や日東電工(6988)も下落。SUMCO(3436)はみずほ証券による格下げが警戒された。一方、任天堂(7974)が続伸で、売買代金トップ。アルファCo(3434)が再び買われ、駐車場開発(2353)は第2四半期決算が好感。防衛関連の石川製作所(6208)が買われている。

東証10時

日経平均は104円安 じり安

日経平均は104円安の19,364円。引き続き円高が重荷に。三井住友(8316)が引き続き安く、ヤマトHD(9064)は未払い残業代の支払いよる収益悪影化が警戒。三越伊勢丹(3099)は社長辞任報道が嫌気されており、UACJ(5741)は資金調達が嫌気されている。一方、任天堂(7974)が上げ幅を拡大し、北朝鮮によるミサイル発射を受け、防衛関連の石川製作所(6208)と豊和工業(6203)が高い。

東証前引け

日経平均はマイナス圏でのもみ合い 保険や電力ガス、陸運、不動産などが安い

日経平均 前日比98.70円安の19,370.47円

TOPIX  前日比4.32ポイント安の1,553.73ポイント

前引けの日経平均は98円安の19,370.47円と続落。113円台後半で推移する為替動向が重荷に。ただ、主力株の軟調推移から、新興銘柄はしっかりした展開に。ファーストリテ(9983)が下げ幅を広げ、三越伊勢丹(3099)は社長辞任報道から調整。三井不動産(8801)を始めとした不動産株、保険株も安い。一蔵(6186)は下方修正が嫌気された。一方、任天堂(7974)が続伸で、東芝(6502)が反発。神戸製鋼(5406)、新日鉄住金(5401)といった鉄鋼株が高く、宅配ロッカーのアルファCo(3434)が大幅続伸、テクマトリックス(3762)は大和証券の高評価で上昇。Sブレーン(4779)株の追加取得を発表したスカラ(4845)も買われている。

東証後場寄り

日経平均93円安 保険株と不動産株が安い

日経平均は93円安の19,375円。手掛かり材料難の中、円高(ドル安)から日経平均は続落。引き続き、東京海上(8766)を始めとした保険株が安く、ヤマトHD(9064)、日本通運(9062)といった陸運株も売られ、三井不動産(8801)などの不動産株も安い。減益決算からくら(2695)が軟調で、半導体関連のSUMCO(3436)と東京エレクトロン(8035)も軟調だ。一方、日産(7201)はしっかりで、原油高からJXHD(5020)が上昇し、東京製鉄(5423)など鉄鋼株も高い。

東証2時

日経平均は横ばい 上昇・下落銘柄は拮抗

日経平均は93円安の19,375円。薄商いの中、マイナス圏での横ばいが続いており、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は拮抗している。ファーストリテ(9983)が指数を42円ほど押し下げ、引き続き保険と不動産株が安く、陸運や小売株なども軟調推移。一方、三菱UFJ(8306)が小幅高に転じ、りそな(8308)が買われている。保育所関連のJPHD(2749)が高く、北の達人(2930)、アルファCo(3434)、キムラタン(8107)が東証1部で値上がり率上位。

東証大引け

日経平均は続落 様子見ムードも強い

日経平均は90円安と続落。新規材料に乏しく様子見ムードの中、118円台後半とやや円高方向で推移した為替動向が重荷に。ファーストリテ(9983)が日経平均を押し下げ、日東電工(6988)やファナック(6954)なども軟調で、SUMCO(3436)はみずほ証券による格下げが意識された。一方、任天堂(7974)が終日堅調な推移が続き、北の達人(2930)、オルトプラス(3672)、アルファCo(3434)が上昇率上位。新日鉄住金(5401)は鋼材値上げ方針による採算改善期待で買われた。なお、2部指数は5連騰、ジャスダック平均は17連騰、マザーズ指数は11連騰と中小型株物色の流れは続いている。

おわりに

日経平均は再びレンジ内に

日経平均 前日比90.03円安の19,379.14円

TOPIX  前日比3.15ポイント安の1,554.90ポイント

トランプ米大統領の議会演説から抵抗となっていた19,500円ラインを突破したかに見えた日経平均、再び19,000円~19,500円とのレンジ内に戻っている。今週末には、メジャーSQ(特別清算指数)、米雇用統計の発表を控えていることから、為替次第であるが、今週もレンジ内での推移が続きそうだ。ただ、昨年12月以降のもち合い相場が約3カ月に達し、そろそろ放れを読む段階に差し掛かっているとの見方もある。

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