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ジャスダック平均3000円の大台【2017年3月1日】

28日のNYダウは前日比25ドル安の20,812ドルと13営業日ぶりにマイナス圏に沈んだ。トランプ米大統領の議会演説を前にひとまず利益を確定する動きが優勢となった。一方で、3月1日の東京市場は堅調なスタートが見込まれる。米地区連銀総裁が早期利上げに前向きな姿勢を示したことで、早朝から円安方向に為替が向かっており、輸出関連が指数を押し上げそうだ。ただ、日本時間11時に予定されるトランプ氏の演説には注意も必要で、円安の中で新興市場株の動向も注目される。

東証寄り付き

続伸スタート 円安好感で

寄り付きの日経平均は107円高の19,226円と続伸。NYダウの連騰は止まったものの、113円台を回復してきた為替動向が好感。保険株と商社株を中心に幅広く買われている。JR九州(9142)が連日の高値更新となり、NTT(9432)が反発、JX(5020)も高い。寄り付き前に自社株買いを発表した栗田工(6370)が大幅高となり、出版デジタル機構の子会社化を材料にメディアドゥ(3678)が大幅続伸。半面、前日今10月期第1四半期決算を発表したHIS(9603)は売り先行。

東証10時

日経平均は205円高 保険と医薬品株が物色

日経平均は205円高の19,324円。寄り付きから堅調な展開が続いている。ソフトバンク(9984)とファーストリテ(9983)が指数をけん引し、円安を背景にトヨタ(7203)と信越化学(4063)も買い優勢。塩野義(4507)の買いも目立ち、ソフトブレーン(4779)、メディアドゥ(3678)、新田ゼラチン(4977)が上昇率上位。海運と鉱業株はさえない展開。

東証前引け

日経平均は103円高 上げ幅縮小

日経平均 前日比103.57円高の19,222.56円

TOPIX  前日比5.64ポイント高の1,540.96ポイント

前引けの日経平均は103円高の19,226円と続伸。ただ、113円台を回復したドル円が再び112円台をつけるなど再び円高方向となったことで、日経平均は10時過ぎの1,9360円を高値に上げ幅を縮めた。トランプ大統領の演説を受けて、為替、株式の午後の動きが注目される。個別銘柄では、メガバンクがもみ合いで、ソフトバンク(9984)が上げ幅を縮小。円安でミネベアミツミ(6479)が上昇し、栗田工業(6370)は自社株買いの発表が引き続き好感されている。資生堂(4911)が高く、半面、ポーラオルビス(4927)は大幅安、淺沼組(1852)は公募増資がマイナス視され下落率上位に。日経ジャスダック平均、マザーズ指数はマイナス圏に沈んでいる。

東証後場寄り

日経平均強調スタート 主力大型株が堅調

後場寄りの日経平均は189円高と前引けの水準を上回ってスタートした。昼休み中に、為替が1ドル113円台の円安に振れ日経平均先物が上昇したことを受けてインデックス買いが先行した。ソフトバンク(9984)、信越化学(4063)、ファーストリテイリング(9983)など売買代金上位銘柄に高い銘柄が目立つ。なかでメガバンクは高安マチマチ、任天堂(7974)、ポーラ・オルビス(4927)が安い。防衛関連として前日急伸の石川製作所(6208)は急反落、対照的に出版デジタル機構を買収のメディアドゥ(3678)は続騰している。

東証2時

円安で日経平均一段高 ソフトバンク一段高

日経平均は前日比270円高と後場寄りから一段高に向いた。「財政のバランスよりも、経済成長が重要」といった麻生財務相の発言が伝わり、財政出動の期待から円安・株高に向かっている。時間外取引でNYダウ先物が上昇していることも追い風として働いている。ソフトバンク(9984)、トヨタ(7203)が上値を追い、メガバンク、東芝(6502)もプラス転換。ファナック(6954)、信越化学(4063)など優良株も買いを集めている。14連騰となっている日経ジャスダック平均は指数3000円の大台に乗せた。マザーズ指数も高い。

東証大引け

日経平均は続伸 主力大型株は軒並み高

円安を好感して日経平均は前日比274円高の19,393円と続伸。先物高から優良株にインデックス買いが入り、後場は一段高に向いた。ソフトバンク(9984)、トヨタ(7203)、メガバンクなど売買代金上位銘柄は軒並み高。東芝(6502)も買い戻された。SUMCO(3436)、信越化学(4063)、東京エレクトロン(8035)など半導体関連の上昇も目立つ。一方、任天堂(7974)、ポーラ・オルビス(4927)が安い。東証1部の出来高は前日に続いて19億株台にとどまった。一方、東証2部指数は続伸、ジャスダック平均は14連騰。マザーズ指数は8連騰で出来高1億1000万株超は今年最大の出来高に膨らんだ。

おわりに

ジャスダック平均3000円の大台

日経平均 前日比274.55円高の19,393.54円

TOPIX  前日比17.77ポイント高の1,553.09ポイント

日経ジャスダック平均が3000円の大台に乗せた。ジャスダック平均は全銘柄の単純平均を、日経平均株価の算出方法と同様の計算方法で修正平均にしたもの。少なくとも1993年以降の最高値だ。指数3000円といっても一つの節目に過ぎないが、ここまでのジャスダックの上昇は解説が難しい。ともかく、売買代金トップおよび上位銘柄が数日でガラリと入れ替わる。循環物色が働いているのだ。ジャスダックの時価総額トップは日本マクドナルド(2702)で2位はユニバーサルエンターテインメント(6425)だが、この2銘柄は2月にほとんど動いていない。つまり、主力株が相場を引っ張っているわけでもない。バイオ、ゲーム、IT企業が多いマザーズに比べて地味な存在と捉えられがちだが、個々では個性的な銘柄も多い。

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