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今週(2/27~3/3)の週間展望

年度末となる3月相場が始まる。23日発表現在で3月月間では20銘柄が新規上場(IPO)の予定(2月は5銘柄)で、IPOラッシュとなる。このほか、注目すべきイベントが国内外である。

トランプ大統領演説は2月28日

3月第1週にあたって最大のイベントとなるのは、2月28日の米国上下両院合同本会議におけるトランプ大統領演説だ。9日時点で「2、3週間以内」に示すとしていた、“驚異的な”税制改革の詳細が明らかになる模様だ。1980年代の「レーガン税制以来の大改革」との期待から米国株が連騰を続けてきただけに、よほどサプライズを伴うものでなければ、いったん材料出尽くし感が生じる可能性が高そう。仮に、議会共和党との調整遅れなどから期待を裏切る発表内容となれば、急落となっても不思議はなさそう。

ただし、これはあくまでも米国株の話。年初から、執拗なほどのもみ合いを続けてきた日経平均には、むしろ上放れのキッカケ待ちといったムードも漂う。もちろん為替や米国株の反応次第の側面は否めないが、1万9000円台前半を中心とするもみ合い局面も12週目に入り、展開次第では再び、大発会高値(1万9594・16円)挑戦の可能性は十分あると見たい。

「大和インベストメントコンファレンス東京2017」

また、2月27日から週末3月3日まで大和証券が「大和インベストメントコンファレンス東京2017」を開催。400人規模の参加が観測される外国人の動向なども注目されて来よう。個別では、3月3日に新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」を発売する任天堂(7974)あたりが関心を集めそう。インデックスイベントでは、27日に、東証REIT(不動産投信)指数浮動株化(5回に分けた実施の2回目)、28日にはMSCIリバランスもあるが、大勢に影響はないと見られる。

あと、28日には、東芝(3月14日までに発表)に先駆けて傘下の米国原発建設会社、CB&Iが12月決算発表を予定。伏兵要員としてチェックは怠れない。

おわりに

ちなみに、もしも28日の日経平均が2月1日終値1万9148・08円を下回って引ければ、戦後8度目の1、2月連続月足陰線となる。過去7回の年間騰落は2勝5敗(ただし2連勝中)で、少し気になるところ。

投資カレンダー
2月27日 決算発表、ラクーン、東和フード、ウチダエスコ
ユーロ圏2月景況感指数
米1月耐久財受注
米1月中古住宅販売仮契約
米決算発表、プライスライン、バークシャーハザウェイ
2月28日 1月鉱工業生産
1月商業動態統計
2年国債入札
MSCI指数の定期見直しの実施
決算発表、パーク24、HIS
日銀、第3回フィンテックフォーラム
インド10-12月期GDP
トランプ米大統領が演説
米10-12月期GDP改定値
米2月コンファレンスボード消費者信頼感指数
米12月ケースシラー住宅価格指数
米サンフランシスコ連銀総裁の講演
米セントルイス連銀総裁の講演
米アトランタ連銀のロックハート総裁が退任
3月1日 10-12月期法人企業統計
決算発表、伊藤園、巴工業
佐藤日銀審議委員の講演
中国2月製造業PMI
バーゼル委員会(-2日)
米1月個人所得・支出
米2月新車販売
米2月ISM製造業景況指数
米1月建設支出
ベージュブック(米地区連銀経済報告)
米決算発表、ブロードコム、ベストバイ
3月2日 2月マネタリーベース
10年国債入札
決算発表、ロックフィールド、アインHD
米週間新規失業保険申請件数
米決算発表、コストコ
3月3日 1月労働力調査・有効求人倍率
1月消費者物価
1月家計調査
2月消費動向調査
決算発表、日本駐車場開発、くらコーポ
任天堂が新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」発売
米2月ISM非製造業景況指数
イエレンFRB議長の講演
フィッシャーFRB副議長の講演
米リッチモンド連銀総裁の講演
3月5日 自民党大会
中国人民代表大会
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