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東京証券取引所・マザーズ午後相場概況【2016年12月8日】

NYダウ大幅続伸 シカゴ日経平均先物も上昇

7日のNYダウは297ドル高の19,549ドルと3日続伸し最高値を更新した。ECBが8日の理事会で国債購入プログラムを延長するとの観測が高まり欧州金利が低下したため、米国金利も低下しドル高一服となった。米国株式市場では買い直される銘柄が増えた。シカゴ日経平均先物が大証終値比130円高の18,630円となっており、本日の東京株式市場は買い先行となりそうだが、その後は、円高警戒感が台頭する可能性がある。富士通(6702)の来期営業利益が今期予想比7割増との観測報道が注目される。

東証寄り付き 日経平均は177円高 ほぼ全面高

寄り付きの日経平均は177円高の18,674円で、医薬品株を除きほぼ全面高。業種別上昇率上位は電力・ガス、保険、鉄鋼。東京電力(9501)は政府が無利子融資枠を拡大方針と報じられ大幅続伸となっている。昨日に続きソフトバンク(9984)が人気を集め、富士通(6702)も大幅高。トヨタ(7203)や三井住友FG(8316)も高く、NTT(9432)とKDDI(9433)は3日ぶりに反発している。

東証10時 日経平均は高値圏保ち合い ソフトバンクは上げ幅拡大

日経平均は高寄りした水準で推移し高値圏保ち合いとなっているが、ソフトバンク(9984)は高寄り後も上値追いの展開で8000円乗せを目前。米国売上高比率の高い富士重工(7270)も上げ幅を拡大した。一方、任天堂(7974)や東芝(6502)、キヤノン(7751)、東京エレクトロン(8035)は上げ幅を縮めた。トランプ米次期大統領がタイム誌のインタビューで薬価を引き下げると述べたため医薬品株は売られ、中外製薬(4519)と小野薬品(4528)、参天製薬(4536)が年初来安値を更新している。また、5日続落のそーせい(4565)が1カ月ぶりとなる13,000円割れに売られ、東証マザーズ指数はバイオベンチャーが多いことから軟調に推移している。

東証前引け 日経平均は高値に接近 マザーズは6日続落

日経平均 前日比152.34円高の18,649.03円

TOPIX  前日比11.69ポイント高の1,502.31ポイント

大幅高で最高値を更新したNYダウを好感して日経平均は3日続伸。主力大型株が軒並み高となるなか、1日に記録した取引時間中の高値18,746円にあと12円に迫る場面があったものの、その後は伸び悩んだ。明日9日のメジャーSQを控えて先物が軟化した。朝高スタートの日本電産(6594)、パナソニック(6752)がマイナスゾーンに沈み、8000円目前でソフトバンク(9984)が調整するなど、前場中盤から主力株の勢いが削がれた形。医薬品の下げも目立つ。一方、東京電力(9501)が東証1部株価上昇率第3位、富士通(6702)が同7位と急騰したことが物色面での特徴。バイオベンチャーが売り優勢のマザーズ指数は6日続落。マザーズの物色人気はゲーム関連株にシフトし始めている。

東証後場寄り 日経平均は前引けとほぼ同水準 石油株が堅調

後場の日経平均は前引けとほぼ同水準で取引されている。ソフトバンク(9984)が活況高で、東京電力(9501)が大幅高を維持し、保険株と証券株も高い。昨日のNY原油先物は50ドルを下回ったが、本日の東京株式市場ではJXHD(5020)やコスモエネルギー(5021)といった石油株が堅調で、千代田化工(6366)や日揮(1963)などのプラント株も上昇している。一方、日本電産(6594)が5日続落となり、牧野フライス(6135)は反落となっている。

東証2時 日経平均は堅調推移 東京電力S高

後場の日経平均は寄付き後に買い戻しの動きもあり187円高の18,684円と堅調な推移。東京電力(9501)が80円高の537円とストップ高を演じ、メガバンクがしっかり、トヨタ(7203)とソニー(6758)がジリ高となっている。東芝(6502)とDeNA(2432)に買い戻しが続き、大手薬品株も下落にブレーキが掛かり始めている。全面高商状となるなか、東証1部の新高値銘柄数は300銘柄に接近した。東証2部のシャープ(6753)はこの日の高値圏で売り買い交錯。日経平均の強調とは逆に、マザーズ指数は軟調で直近で人気化していたメタップス(6172)などが下げる。

東証大引け 日経平均は268円高の18,765円と高値引け

大引けの日経平均は268円高の18,765円と高値引けで3日続伸。1日に付けた終値ベースでの年初来高値を更新した。昨日に続きソフトバンク(9984)が大幅続伸となり、東京電力(9501)は政府が無利子融資枠を拡大する方針と報じられストップ高。メガバンク、自動車株も高い。大手薬品株と村田製作(6981)、日本電産(6594)といった一部の優良株を除いて、主力株は軒並み高となった。明日にメジャーSQを控えているものの、大引けにかけての盛り返しで東証1部売買代金は3兆3930億円と前日から約7000億円も増加した。一方、ジャスダック平均は4日ぶりに反落し、マザーズ指数は6日続落と大型株優位の展開に戻っている。

おわりに ソフトバンク、東電、野村

日経平均 前日比268.78円高の18,765.47円

TOPIX  前日比22.07ポイント高の1,512.69ポイント

ソフトバンク(9984)が続騰しメガバンクも強調展開。しかし、この日の主役は80円高の537円とストップ高を演じ出来高も1億1000万株超に膨らんだ東京電力HD(9501)だろう。政府が無利子融資枠を拡大する方針と報じられたことが直接的な材料。ただ、福島原発事故直後の混乱期でストップ安、ストップ高はあるだろうが、こうした通常相場展開での同社のS高は極めて珍しい。昭和の時代、全般相場の上昇による底上げで「循環物色が電力に回ってきたら(上昇)相場は終わり」と言われたもの。しかし、現在の相場に一服感は感じられない。また、株式市場では「証券株が強い相場は侮るな」とも言われたもの。野村HD(8604)は1年ぶりの700円台復帰。明日9日のメジャーSQが大きなヤマ場となりそうだ。

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