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東京証券取引所・マザーズ午後相場概況【2016年12月7日】

NYダウは小幅続伸 ソフトバンクに注目

6日のNYダウは35ドル高の19,251ドルと続伸。通信株と金融株が買われたことを受けて、日本でも引き続き金融関連が物色される可能性が高い。しかし、日経平均は日足チャートが5日連続で陰線と寄付き高のパータンが続いている。昨晩のシカゴ日経平均先物も大証終値比50円高の18,450円にとどまっていることには留意が必要だ。ソフトバンク(9984)の孫社長がトランプ次期米大統領と会談し、500億ドル(約5兆7000億円)を米国のスタートアップ企業などに投資し、5万人の雇用を生みだすと約束したため、株価の反応が注目される。東証が発表した先週末時点の信用取引残高で売り残が増えていたのはメガバンクに加えて丸紅(8002)、鹿島(1812)、不二家(2211)、日本通運(9062)などだった。

東証寄り付き 日経平均は74円高 ソフトバンクが上昇

寄り付きの日経平均は74円高の18,434円でスタート。孫社長がトランプ次期大統領と会談したことを受けてソフトバンク(9984)が買われて8月の年初来高値を更新、売買代金トップに立っている。トヨタ(7203)とメガバンクが続伸し、日立(6501)、三菱電機(6503)も高く、売買代金上位銘柄は総じて堅調な始まりとなっている。反面、KDDI(9433)はビッグローブを買収する方針と報じられファイナンス懸念から売られた。通信株とともに医薬品株もさえない展開。

東証10時 日経平均は135円高と円安で上げ幅拡大

日経平均は135円高の18,496円と上げ幅を拡大させている。ソフトバンク(9984)が計画する500億ドルの対米投資が円安要因として一部で意識され、対ドルで114円台への円安進行から輸出関連株が物色された。トヨタ(7203)、任天堂(7974)、ファナック(6954)が上昇し、パナソニック(6752)、三菱重工(7011)が今年1月の年初来高値を更新した。メガバンクも寄付き後に上値を追っている。東証1部の売買代金トップは引き続きソフトバンクで、2部では断トツでシャープ(6753)。

東証前引け 円安一服で日経平均はもみあい

日経平均 前日比73.25円高の18,433.79円

TOPIX  前日比6.40ポイント高の1,483.60ポイント

前引けの日経平均は73円高の18,433円。一時18,500円近辺まで上昇したものの、円安一服に伴いもみ合いに転じた。ソフトバンク(9984)が活況で、三菱UFJFG(8306)も高く、トヨタ(7203)は高値圏を維持した。キヤノン(7751)は12月決算の高配当利回り銘柄として買われ続伸した。任天堂(7974)と東芝(6502)は伸び悩み、新日鉄住金(5401)、SMC(6273)は反落。ジャスダック平均は3日続伸、マザーズ指数は5日続落。

東証後場寄り 日経平均は95円高 三菱UFJFGが上げ幅を拡大

日経平均は95円高の18,455円。引き続きソフトバンク(9984)が高く、三菱UFJFG(8306)が上げ幅を拡大させている。クレディセゾン(8253)などのノンバンクと東京海上(8766)といった保険も上昇。パナソニック(6752)、三菱重工(7011)の久々の年初来高値更新組も堅調。OKI(6703)はブラジル民間最大手行に紙幣入出金機を納入し、今後も拡販を目指すと発表して買われている。一方、ダイキン工業(6367)は5日続落となり、日本電産(6594)も4日続落となっている。前場に反発していたキーエンス(6861)が後場はマイナス圏に押し戻された。

東証2時 日経平均は111円高 新日鉄が切り返す

これまでの急ピッチな上げに対する警戒感を指摘する声があるものの、日経平均は111円高とジリ高基調を堅持している。引き続きソフトバンク(9984)と三菱UFJFG(8306)がにぎわい、トヨタ(7203)は上げ幅を広げている。パナソニック(6752)が1月の年初来高値を更新し、前引けにかけて反落していた新日鉄住金(5401)は後場に入り値上がりに転じている。出遅れ物色で日本板硝子(5202)が急騰。一方、ブイ・テクノロジー(7717)やTOWA(6315)など有機EL関連や半導体製造装置関連の一角が下落している。

東証大引け 日経平均続伸、ソフトバンクとシャープが活況

日経平均は前日比136.15円高の18,496.69円と続伸。対ドルで円が弱含んだ為替も支援材料となり、トヨタ(7203)が高値引けとなるなど主力株全般が大引けにかけて買い直された。メガバンク、キヤノン(7751)、東京電力(9501)などが高い反面、NTT(9432)、KDDI(9433)は小安い。日本精工(6471)、三菱重工(7011)、パナソニック(6752)が1月の年初来高値を更新し、東証1部の新高値は216銘柄に増加した。売買代金トップに立ったソフトバンク(9984)も急騰し売買代金は1500億円超に達した。東証2部ではシャープ(6753)が活況で一本化ぶりの人気となっている。

おわりに ソフトバンクも相場に参戦

日経平均 前日比136.15円高の18,496.69円

TOPIX  前日比13.42ポイント高の1,490.62ポイント

「電撃」という言葉があるが、今回の米次期大統領トランプ氏とソフトバンク(9984)の孫社長の会談は、正しくその言葉がピタリと当てはまるだろう。ソフトバンクの株価は8月17日に年初来高値7012円を瞬間付けているが、昨年10月以降、7000円ラインが強力な上値圧迫ラインとして存在していた。しかし、このニュースが報じられて株価は294円高の7250円寄付きと、このラインを軽く飛び超え、一気に、東証1部の売買代金トップに躍り出た。ソフトバンクは1995年に米コンピュータ関連展示場コムデックスを、今ではカジノビジネス企業「ラスベガス・サンズ」を展開するアデルソン氏から買収したが、そのアデルソン氏がトランプ氏のビッグスポンサー。今回の会談はアデルソン氏が仲人で会ったことは想像に難しくない。そのサンズ社は日本でのカジノ展開に最も意欲を示している。「米次期大統領」「ソフトバンク」「カジノ」という「点」が「線」になった瞬間で、相場も新たな思惑を抱えたようだ。

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