株の教科書.com

「半導体」はポジティブ・キーワード【2017年2月2日】

1日のNYダウは26ドル高の19,890ドルと4日ぶりに反発。決算からアップルが買われ、半導体株も上昇した。一方、シカゴ日経平均先物は大証終値比35円安の19,155円で、本日の東京株式市場は昨日上昇の反動もあり様子見スタートの可能性がある。なお、日経平均の1株利益は1月31日の1,171円から2月1日は1,192円に上昇していることはサポート要因となりそうだ。会社側が保守的で中間期に上方修正したものの、通期予想を据え置くケースが多く、通期予想の上昇修正が進むに連れ今後も1株利益が上昇すると期待されている。

東証寄り付き

日経平均は寄り後小幅安 円高がネックに

寄り付きの日経平均は4円高の19,152円と前日の水準で小幅続伸スタート。1ドル113円台前半の円高がネックとなり、寄り後は27円安の19,120円と小幅安に転じている。円高を警戒しトヨタ(7203)が3日続落となり、宇部興産(4208)とカシオ(6952)は減益決算だったことで売られた。日本板硝子(5202)は増資が報じられ下落している。ソフトバンク(9984)は小幅安となり、そのソフトバンクから回線を借りる日本通信(9424)は高い。任天堂(7974)が反発し、野村HD(8604)が続伸。日立(6501)は上方修正で買われている。

東証10時

日経平均は95円安 112円台の円高を嫌気

日経平均は95円安の19,052円。円相場が1ドル112円台に突っ掛け、日経平均は下げ幅を拡大。トヨタ(7203)が売られ、昨日買われた三菱自動車(7211)も反落となり、TDK(6762)の下げが目立つ。日本光電(6849)とカプコン(9697)は1日に大幅減益決算を発表したことで株価下落率上位となっている。一方、ブイ・テクノロジー(7717)と日本通信(9424)は上げ幅を拡大。中外製薬(4519)は1日の決算発表を受けて大幅高となっている。

東証前引け

日経平均は48円安 通信、輸出株が売られる

日経平均 前日比48.15円安の19,099.93円

TOPIX  前日比3.11ポイント安の1,524.66ポイント

前引けの日経平均は48円安の19,099円。円相場が一時1ドル112円台に入ったが、113円台に戻り、日経平均は前日比95円安の19,052円を安値にやや下げ幅を縮めた。通信業界の競争激化懸念でソフトバンク(9984)とKDDI(9433)が売られ、円高警戒でトヨタ(7203)やTDK(6762)が安い。日本板硝子(5202)は増資報道で売られた。一方、野村HD(8604)が続伸となり、任天堂(7974)が反発し、ブイ・テクノロジー(7717)は4日続伸。日立(6501)は1日に通期営業利益予想を上方修正したことで買われた。日本通信(9424)と中外製薬(4519)の上げが目立つ。ジャスダック平均とマザーズ指数は反発。

東証後場寄り

日経平均は105円安 カカクコムが急落

日経平均は105円安の19,042円と前引け水準と比べて一段安でスタートした。円相場が再び1ドル112円台後半となり、後場の日経平均は下げ幅を拡大した。トヨタ(7203)が売られ、日経平均寄与度の高いファーストリテイリング(9983)も安く、京セラ(6971)や日東電工(6988)といった電子部品株も調整している。カカクコム(2371)は昼休み時間中に通期業績予想の下方修正を発表したため急落した。一方、円高警戒下で三菱自動車(7211)とホンダ(7267)は続伸となり、デンソー(6902)は前場に業績上方修正を発表したことで買われている。中外製薬(4519)など医薬品が堅調。

東証2時

円高で日経平均19,000円割れ 淀川製鋼は最高値

日経平均は164円安と下げ幅を広げている。米S&P500種先物が時間外取引で売られてドルも下落し、1ドル112円台後半に円高が進行したこと嫌気。日経平均は19,000円を割り込んだ。日経平均寄与度の高いファーストリテイリング(9983)が安く、トヨタ(7203)は一段安となり、前場は小幅高だった三菱UFJFG(8306)も後場は小幅安となっている。三菱電機(6503)は通期予想を上方修正したがアナリスト予想に届かず急落。一方、東ソー(4042)は通期予想を上方修正したことで買われ、昨年来高値を更新。三菱商事(8058)は第3四半期の大幅増益により上昇に転じた。淀川製鋼(5451)は1日に発表した好決算と自社株買いを受けて上場来高値を更新している。

東証大引け

日経平均19,000円割れ 円高と長期金利上昇がネガティブ

日経平均は縁高を嫌気して反落。一時下げ幅は300円安に迫った。大引けは233円安の18,914円と7営業日ぶりに19,000円を割り込んで大引けた。トヨタ(7203)やTDK(6762)など輸出関連が安く、ソフトバンク(9984)も反落。カカクコム(2371)は通期予想を下方修正したことが失望され急落した。長期金利上昇を受け、三菱UFJリース(8593)などのノンバンク、三井不動産(8801)を始めとする不動産株が売られた。一方、三菱商事(8058)は大幅増益を発表したことで買われ、有機EL関連のブイ・テクノロジー(7717)は連日の上昇となり、東ソー(4042)は通期予想の上方修正が好感された。ジャスダック平均は反落、マザーズ指数は3日続落。

おわりに

「半導体」はポジティブ・キーワード

日経平均 前日比233.50円安の18,914.58円

TOPIX  前日比17.36ポイント安の1,510.41ポイント

相場にとってのネガティブ・キーワードは今、「円高」と「トランプ」。一方、企業業績のポジティブ・キーワードは「円安」と「半導体」、「AI」「光ファイバー」となっている。「AI」については、具体的な業績数字に直結しないもののともかく、説明会資料で投じ要することが増えている。1月31日の370社に続き、2月3日は約240社が決算発表を行い決算発表の大きな峠を越えるなか、半導体関連の話しが増えて雇用。単なるメモリーの増産ではなく、需要シフト、高品質化といった流れを汲んだ企業の業績成長が目立つ。そして、半導体ほど登場頻度は多くないが、光ファイバーは各地で敷設プロジェクトが進んでいる。

日本で最も歴史のある証券・金融の総合専門全国紙です。「株式市況」をはじめ「企業ニュース」、「投資信託」「外国為替」「商品先物」など、幅広い投資情報をカバーしています。そのため、個人投資家、機関投資家のほか、全国の証券会社とその支店、全国の取引所と証券各諸団体、上場企業に幅広く愛読されています。
総合評価
(0)
Pocket