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東京証券取引所・マザーズ午後相場概況【2016年12月2日】

イベントを控え様子見 半導体関連株に注意

1日のNYダウは68ドル高の19,191ドルとなった。原油高でエネルギー関連が買われ、長期金利上昇による運用環境の改善期待で金融株が買われた。これを受けて本日の東京株式市場でも引き続き、エネルギー関連と金融セクターが注目されることが予想される。今晩発表される米国11月雇用統計と、イタリアで4日に実施される憲法改正の是非を問う国民投票を控え、様子見姿勢となる可能性もある。シカゴ日経平均先物は大証比40円高の18,440円と小幅高。「iPhone7」の減産観測報道で米国では半導体株が売られたため、半導体関連の動きは留意する必要がありそうだ。

東証寄り付き 日経平均は77円安の始まり 円高警戒

寄り付きの日経平均は77円安の18,435円。英国のEU離脱担当相がEU単一市場へのアクセスを維持する代わりに拠出金の支払いと検討としたことを受け、「英ポンド高米ドル安」の影響から、対ドルで113円台への円高になったことが警戒された。半導体関連株が売られ、エネルギー関連株は高安まちまち。メガバンクは続伸となっている。材料株の安永(7271)が8連騰の連続ストップ高。クラリオン(6796)は三菱UFJモルガンなどの目標株価引き上げを材料に出来高を伴って上昇している。

東証10時 日経平均は108円安 DeNA大幅安

日経平均は108円安の18,404円と寄付きからジリ安展開。海外イベントを控えて買いが細る中で、利益確定の動きに押されている。任天堂(7974)とソニー(6758)が下げ、東京エレクトロン(8035)など半導体関連株も安い。トヨタ(7203)など自動車株も円高傾向から軟調。DeNA(2432)は昨日、9つの情報サイトの公開を中止したことを嫌気して大幅安。メガバンクは堅調さを保っている。

東証前引け 日経平均は小幅安 「宇宙」「カジノ」関連が賑わう

日経平均…87.67円安の18,425.45円

TOPIX…2.48ポイント安の1,480.79ポイント

日経平均は週末控えから買いが見送られる中小幅安で推移した。「iPhone7」減産の観測報道を受けて村田製作所(6981)、アルプス電気(6770)といったスマホ、半導体関連が下落。ファナック(6954)、SMC(6273)、キーエンス(6861)など値がさの設備投資関連の下げも目立つ。一方、メガバンクは好調で、野村HD(8604)は2月の年初来高値682円を更新した。メガバンクを除く大型株が一服商状となるなか、キヤノン(7751)のロケットビジネス参入の報道を受けて2部の明星電気(6709)、神島化学(4026)、大興電子通信(8023)など宇宙関連、通称カジノ法案の成立期待からオーイズミ(6428)、日本金銭機械(6418)などカジノ関連といったテーマ株が急伸している。

東証後場寄り 日経平均は128円安 半導体と食品など安い

週末要因による換金売りに加えて、4日に実施されるイタリアの国民投票の結果が気掛かり材料となり、後場の日経平均は128円安の18,384円と前引けの水準を下回っている。東京エレクトロン(8305)やアドバンテスト(6857)などの半導体製造装置株が安く、セブン&アイ(3382)雪印メグミルク(2270)といった内需株も調性している。一方、三菱UFJFG(8306)が売買代金1位で、株価も高値圏で推移。マザーズではモブキャスト(3664)、ジャスダックではインターライフ(1418)が人気を集めている。

東証2時 日経平均は132円安 カジノ関連は上げ幅縮小

日経平均は132円安の18,381円。一時200円に迫る下げを見る場面があった。任天堂(7974)やキーエンス(6861)など値がさ株の下げが大きい。伊藤園(2593)やJT(1914)といった食品株も下げた。カジノ法案が衆議院内閣委員会で可決され、先行して買われていたオーイズミ(6428)、と日本金銭機械(6418)は上げ幅を縮めている。一方、メガバンクと野村HD(8604)対する買い意欲は引き続き強い。安永(7271)はストップ高で8連騰。

東証大引け 日経平均、大引けにかけて下げ幅縮小

日経平均 前日比87.04円安の18,426.08円

TOPIX  前日比5.29ポイント安の1,477.98ポイント

大引けの日経平均は87円安の18,426円。村田製作所(6981)、東京エレクトロン(8035)、SMC(6273)などスマホ、半導体関連株が安く、食品、ゲーム関連株にも安い銘柄が目立った。一方、メガバンクに対する買い意欲は旺盛で、特に三菱UFJFG(8306)の売買代金は2,130億円となり、東証1部全体の7%を占め、株価も上値追い。野村HD(8604)も続伸した。金融株の強調がひときわ目立つ展開となった。大引けにかけて日経平均は下げ幅を縮め、日経平均への寄与度の高いファーストリテイリング(9983)が大引け際にプラス圏に浮上した。

おわりに 日経平均一服でも物色意欲は旺盛

3日ぶりの反落で始まった日経平均は、後場に入り一時197円安まで下げ幅が拡大し3日ぶりに反落した。日本時間今晩の米国雇用統計、4日のイタリア国民投票と海外イベントを控えた週末事情から買いエネルギーが乏しい中を売り物に押される展開。SMC(6273)や村田製作所(6981)など設備投資、スマホ部品関連の堤が目立った。なかでメガバンクと野村HD(8604)、東京海上(8766)、りそな(8308)といった金融系は逆行高。野村HDは2月、りそなは1月の年初来高値を更新した。東証1部売買代金上位では安い銘柄の数が多いが、出来高でみると上位20社中で安い銘柄はティアック(6803)のみと、相場的に出遅れた低位株に循環物色が巡っている。カジノ関連、宇宙関連のテーマ材料株が物色されたこともこの日の特徴。日経ジャスダック平均は5日ぶり反落、マザーズ指数は続落した。来週末9日はメジャーSQが控えており、引き続き大型株の動向に関心が高まりそうだ。

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