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日経平均は65円高 後場は先回り買い【2017年1月20日】

19日のNYダウは大統領就任式を控え様子見姿勢となり、72ドル安の19,732ドルと5日続落。ムニューチン次期財務長官が規制緩和に消極的な姿勢を示したため、金融株が売られた。シカゴ日経先物は大証終値比55円安の19,045円となっており、本日の東京株式市場も手控えムードとなることが予想される。ムニューチン次期財務長官が長期的には強いドルが重要と発言したことを受け、円相場は一時115円台半ばまで円安が進む場面があった。本日は中国10-12月期GDPや12月工業生産が発表される。

東証寄り付き

日経平均は売り一巡後持ち直す

寄り付きの日経平均は13円安の19,059円だったが、1ドル=115円台の円安が支えとなり、売りが一巡すると小幅高に持ち直した。任天堂(7974)が続伸となり、トランプ新大統領によるインフラ整備への期待でコマツ(6301)が買い直されている。キリン(2503)はブラジルからの撤退による収益改善期待で高い。メガバンクは小幅高。一方、東芝(6502)は続落となり、タカタ(7312)は売り気配で始まり、小野薬品(4528)が安い。

東証10時

様子見姿勢で上値抑制 東芝が上昇

日経平均は23円高の19,095円と小動き。見送りムードが強く、売り買いともに少ない。東芝(6502)は続落して始まったが、「債務超過を避けるために半導体以外の事業も売却して資金を確保する」という読売新聞の報道が材料視され上昇に転じた。米国長期金利上昇による運用改善期待で、第一生命(8750)や東京海上(8766)など保険株が高くなっている。一方、ソフトバンク(9984)は小反落となり、米新政権による保護貿易主義が警戒されトヨタ(7203)が小幅安となっている。

東証前引け

日経平均は19円高のもみ合い コマツが3日続伸

日経平均 前日比19.59円高の19091.84円

TOPIX  前日比2.02ポイント高の1,530.17ポイント

前引けの日経平均は19円高の19,091円と小幅続伸。米大統領就任式を深夜に控え、売買代金は1兆円割れと様子見姿勢が強まっている。大統領令が発表されることも警戒されており、円安も一服し全般小動き。東芝(6502)が反発し、コマツ(6301)が3日続伸。設備投資増加に期待でファナック(6954)、牧野フライス(6135)も高い。ソフトバンク(9984)はしっかり。一方、保護貿易主義が警戒されトヨタ(7203)は軟調。タカタ(7312)はストップ安売り気配。ジャスダック平均はもみ合い、マザーズ指数は小幅続落。

東証後場寄り

日経平均は24円高 富士電機が上昇

後場の日経平均は24円高の19,096円と、前引けとほぼ同水準の始まり。かんぽ生命(7181)が高く、コスモエネルギー(5021)など石油株も上昇している。セブンイレブンがコーヒーのマシンを刷新すると報じられたため、現行機を製造した富士電機(6504)に思惑買いが入っている。一方、トヨタ(7203)や日産(7201)が小幅安で、メガバンクはもみ合いとなっている。

東証2時

日経平均は73円高 前倒しで買いが入る

日経平均は73円高の19,145円と上げ幅をやや広げている。為替の落ち着きを受けて先物に買いが断続的に入ったことが追い風。ソフトバンク(9984)がジリ高となり、SUMCO(3436)、三菱電機(6503)も上げ幅を拡大させた。米国でシェールオイル開発が増えれば恩恵を受けるという期待からクレハ(4023)と荏原(6361)が買われている。そのほか、東芝(6502)が債務超過を回避すべく事業売却を検討しているため、グループ企業が売却されるという思惑買いが東芝テック(6588)など東芝グループ株に広がった。一方、任天堂(7974)は反落となり、大塚HD(4578)は下げ幅を拡大。

東証大引け

日経平均は65円高 後場は先回り買い

大引けの日経平均は65円高の19,137円と3日続伸。米国大統領就任式を日本時間深夜に控え、前場は小動きだったが、後場は先物高から上値を慕う展開となった。週末とあって、大引けではやや上げ幅を縮小させた。インフラ関連のコマツ(6301)が買われ、後場に入りソフトバンク(9984)が上げ幅を拡大させた。シェールオイル関連の荏原(6361)が上場来高値を更新した。東芝(6502)は債務超過を避けるために半導体以外の事業も売却して資金を確保するという報道で反発し、再編思惑で東芝テック(6588)など東芝グループ株が高い。一方、任天堂(7974)は反落し、保護貿易主義への警戒からトヨタ(7203)が小幅安。タカタ(7312)は2日連続ストップ安。ジャスダック平均とマザーズ指数も上昇。

おわりに

東芝系企業に思惑買い

日経平均 前日比65.66円高の19137.91円

TOPIX  前日比5.31ポイント高の1,533.46ポイント

日経平均は3日続伸。後場入って先物高が日経平均を押し上げた。こうしたなか、米国の原子力発電事業に絡んで損失額が7000億円の可能性とされる東芝(6502)が東証1部の売買代金、出来高で断トツとなった。豪州が本拠のマッコーリー証券が東芝については「買い」継続としているようだが、先に売却したメディカル事業に続き、今後は半導体にとどまらず上場するグループ企業の売却に動く思惑も働いている。この結果、株価上昇率上位ランキングには東芝テック(6588)、芝浦メカトロニクス(6590)、東芝機械(6104)、2部では西芝電機(6591)と東芝系企業がズラリ。東芝が大株主の昭和電線(5805)ニューフレア(6256)にも思惑買いが飛び火し始めている。

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